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Supershipホールディングス株式会社│経営戦略本部 経営戦略室 室長 弁護士

29歳で法律事務所から転身。ビジネスの中枢、経営参謀を担う存在へ

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「ずっと法律事務所で働き続ける選択肢はありませんでした」真っ直ぐなまなざしで語ってくれた野本遼平さん(32)。じつは変わった経歴の持ち主でもある。大学院卒業後は法律事務所に所属して企業を支援する弁護士として勤務し、現在はSupershipホールディングスにて経営戦略の企画立案・実行を担う中核メンバーだ。このキャリアチェンジの背景にあったのは「進化し続けたい」という想いだった。

人と同じ道をいくのは、つまらない

「じつは、いわゆる就職活動ってしていないんですよね」

学生時代についてこう振り返ってくれた野本遼平さん。今回取材したSupershipホールディングス、経営戦略室 室長を務める32歳だ。

異色の経歴を歩んできた彼。

慶応大学の同級生たちが総合商社や投資銀行等の大企業への就職を志すなか、弁護士という道を選び、東大法科大学院に進学。さらには、スタートアップ企業・インターネット企業をメイン顧客とする法律事務所で働くという決断をしている。

「スタートアップやインターネット領域に強い弁護士って、最近では徐々に増えて来ましたが、当時はまだまだ少なかったんです。上の世代が手をつけられない領域。だからこそおもしろいと思いましたし、キャリアとしても狙い目だと考えていました」

法律家としてベンチャーを支援する。その仕事にもやりがいを感じていた野本さん。同時に弁護士として働き、3年が経とうとしている時、ジレンマも抱えるようになっていった。

「どうしても弁護士という肩書きだと、リーガル面のアドバイスしか求められないんですよ。専門性が深い反面、それ以外の領域については知見が乏しいと誤解されがちです。でもじつは、知人が経営するスタートアップにはリーガル面以外も含めてアドバイザーとして関わったりもしていて。もっと深く経営に入り込み、経営や事業に対してインパクトのある仕事がしたいという思いが強くなっていきました」

ちょうど年齢としても29歳。30歳を目前に「弁護士業から離れる」という決断をした―。

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[プロフィール]
野本遼平/1985年生まれ。東京大学法科大学院卒業。2011年からは弁護士として、契約審査、契約交渉、スタートアップ企業の新規ビジネスのスキーム審査や策定、事業提携支援、資金調達等の支援に携わる。2015年にSupershipホールディングス(旧:Syn.ホールディングス)へ入社し、戦略的アライアンス・資本業務提携やM&A・投資・グループ再編・PMIの戦略立案から実行などを担当。

いかにスキルや知見を抽象化できるか

彼が選んだのが「経営戦略に携わる」という道。具体的には、戦略的アライアンス・資本業務提携やM&A・投資など。法律実務とは大きく異なる領域、経験の有無は気にならなかったのだろうか。

「もちろん知識としては異なる部分のほうが多いです。ただ、弁護士としてもスタートアップ企業を支援してきたことから、業界的には地続きだと感じていました。また、M&Aや提携などは最終的には契約書に落とし込まれていくので、リーガルのスキルを活かせる場面も少なくありません。加えて、リーガルの考え方や思考方法は、経営や戦略と共通する部分も多くあります。直近で関わっている領域がどのようなものであるにせよ、そこでの知見や知識を抽象化することで、他の領域にも応用・展開させられると考えていました。もっと言えば、裁量のあるポジション、実践を通じて経験値を積み重ねるほうが成長への近道だと考えていました」

こうして選んだのが、Supershipホールディングスという選択。

「創業間もない小さなスタートアップ企業や大手企業なども検討していました。しかし、入社後すぐに、一定規模の事業における重要な意思決定・経営判断に関わるチャンスがある選択をしたほうが、いいのではないかと考えたんです」

当時、2015年末、Supershipホールディングスは設立2年目。グループ各社での連携強化、次なるM&A、戦略的アライアンスを進めていく絶好のタイミング。彼が求めるフィールドがそこにはあった。

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Supershipホールディングス/KDDIのオープン領域を牽引するのがSupershipホールディングス。グループには、国内最大規模の広告配信プラットフォームを提供する「Supership株式会社」をはじめ、出産・育児を切り口としたメディア&コミュニティ「ママリ」を運営する「コネヒト株式会社」などが名を連ねる。設立から4年間ですでに複数社の株式取得を行い、子会社化および合併を実施。2017年7月には国内で唯一アドベリフィケーションを専業とする「Momentum株式会社」もグループ化している。

グループ企業、経営戦略の中枢を担うやりがい

広告配信プラットフォームやデータマーケティング事業を運営するSupershipホールディングスのグループ各社。とにかく変化の激しいテクノロジー業界を牽引する存在だ。国内外の技術革新や競合サービスの動きは目まぐるしく、野本さんの役割も多岐にわたっている。

とくにやり甲斐として感じているのが、経営者の意思決定を支援するだけでなく、M&Aやアライアンスなどのプロジェクトの実行から管理までに深く入り込めること。手触り感のある生々しい情報をもとに、企業の将来に大きく影響を与えうるプロジェクトを、ビジネス・テクノロジー・リーガル・税務・人事面などをカバーする複眼的な視点をもって推進していく。特定領域、なおかつ外部の専門家である弁護士やコンサルタントではなかなか得られない経験だという。同時にプレッシャーや責任も小さくないはずだ。そんな彼を前へと向かせるものとは―。

「仕事は困難な道をいったほうがいい。前例が少なく、他人と差別化できるような少しハラハラするような道を進んだ方が楽しい。そういう性格なのかもしれません。もちろん仕事なので、楽しむだけではなく、しっかり成果や結果へ結びつけることは必要ですが。これからも経営に大きなインパクトのあるような仕事をしていきたいです」

プレッシャーや困難な仕事でもあっても、どう攻略していくか、どこか楽しみながら考えているようでもあった野本さん。そんな彼の表情は充実感に満ちていた。

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