いま、求人マーケットが活況を迎えている。好景気を背景にさまざまな企業が設備投資・業務を拡大。同時に人材不足も大きな課題になっているのだ。多くの企業で増員募集をしている人材業界。そこで働くことで得られるスキル・やりがいとは? 「人材業界未経験」であっても活躍できる? 「求人まとめ」と併せてみていこう。
※応募前に【興味あり】を押すことで「合格可能性」が届きます。気になった求人があれば気軽にチェックしてみましょう。
有効求人倍率をみると1.45倍とバブル期以来の高水準(2017年3月)。また、ここ数年で市場規模も大きくなっている。
矢野経済研究所が2016年7月~10月に行なった調査(参照/『人材ビジネス市場に関する調査を実施』)によれば、2015 年度における人材派遣業の市場規模は4 兆 1020 億円(前年度比 105%)、人材紹介業の市場規模は2100 億円(前年度比 113.5%※6 年連続プラス)と成長している。
また近年では、日本企業の海外進出、海外企業との資本提携・M&A、そして国内市場の人手不足に伴う外国人雇用の加速…こういった動きも人材業界好調の背景にある。
▼海外からの新規求職申込件数および求人数
(※スマート業界地図『人材業界』よりhttps://en-hyouban.com/smartmap/10/)
なぜ、こういった「成長業界」で働くことが若手ビジネスパーソンのキャリアにとって重要なのか?次項で詳しくみていこう。
人材業界の特徴として、小売・サービス、商社・メーカー、Web・IT、医療・福祉など多岐にわたる業界の「人」を取り扱っていくことが挙げられる。
人材業界で働き、活躍している中途入社者のなかには「人材業界以外の出身者」も多い。たとえば、過去在籍していた業界の仕組み・課題を知っていれば、その知識が活かせる。
たとえば、人材サービスを提案する営業職であれば、経営者や採用担当者に提案する場合、業界知識は武器になる。また、求職者と接するキャリアアドバイザーであれば、転職経験のある当事者として、アドバイスにも説得力が増す。
もうひとつ、人材業界で働くメリットとして、「広くビジネスについて学べる」ということがあげられる。ビジネスの根幹とも言われているのが「ヒト・モノ・カネ」。その「ヒト」に関して企業や求職者と接点を持っていく。さまざまな業界・ビジネスを実践から学んでいく。もちろん、経営者との接点・パイプも自身の資産となるはずだ。
また、2017年、人材業界では各社が次なるビジネスの柱を生み出すために、新規事業を積極的に仕掛けている。主力事業が好調な今、未来への投資を積極的に行っているわけだ。20代~30代前半であっても、新規事業責任者や子会社の代表に抜擢されるケースも少なくない。
最後に、人材ビジネスに携わっていくなかで得られる“やり甲斐”について。
経営者の多くの悩みは「人」に起因する。もし、人材業界における営業職として働くのであれば、その提案は、企業課題の解決するもの。「人」が変わることで、コスト削減や事業拡大、新規事業の創出に繋がっていく。これからの時代、経営者にとって欠かせないパートナーとなるはずだ。
また、求職者側と接するキャリアアドバイザーであれば、「転職」という人々の人生の岐路に立ち会っていく。アドバイスをしていく過程で、求職者自身が今まで気づいていなかった能力や可能性に気づき、新しい道を歩いて行くこともあるだろう。多くの人と出会い、数々の「仕事」と向き合っていく。そして、人の成長をサポートし、自分も成長していく。これも人材業界で働く上で大きな魅力になるはずだ。
★気になった求人情報に、まずは「興味あり」を!
「あとから見返した時には募集が終了していた」ということも。気になった求人があれば、ぜひ応募前の【興味あり】をおすすめします。そうすることで「合格可能性」も届きます!