FOCUS
株式会社日立製作所┃人事総務本部 主任

掲げるのは「One Hitachi」
人事として、日立グループの躍進を
加速させる存在へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「日立グループにおいて “人財” は重要な経営戦略の一部。経営層と密にコミュニケーションを図り、意思決定に携わっていきます」こう語ってくれたのが、日立グループ(システム&サービスビジネス統括本部)で人事を担う殿畑伸太朗さんだ。人事としての専門性を磨きながら、グローバルでの成長を志す。日立グループで築くことのできる、人事としてのキャリア像に迫った。

世界のインフラを支える「HITACHI」ブランド

売上高9兆3,686億円 ―― 2017年度、日立グループは売上・営業利益ともに過去最高益を記録した。注目したいのが、海外売上比率。約50%(4兆7255億円)という高い割合になっている(*1)。

日立グループの子会社は約900、30万人を超える社員を擁している。掲げるスローガンは “ONE Hitachi”。多岐にわたる産業、海外を含め各国のインフラ・社会基盤を支え、社会イノベーションを推進するグローバルカンパニーだ。

1

日立製作所・8の事業セグメント エネルギー、水、食料、気候変動、医療、防災、安全保障など、地球規模の社会課題にインパクトを与える。ITと社会インフラ技術を組み合わせることで、より高度化した社会インフラを提供していく。


こういった日立グループ全体の経営において重要な位置づけにあるのが「人財戦略」だ。

「日々、目まぐるしいスピードでビジネスは変化し、そして進化を遂げています。製品の変化のサイクルが早くなるなか、人財戦略はより重要な時代に。求められる人財像も変化し続けています」。

こう語ってくれたのは、日立グループで人事として働く殿畑伸太朗さん。27歳で日立グループに転職し、経験を積んできた。彼が歩んできたキャリアから「日立グループで築くことのできる、人事としてのキャリア像」について迫っていこう。

1

殿畑伸太朗(36) 大学卒業後、総合製紙メーカーへ入社。人事・労務・総務業務を幅広く担当した後、HRの専門職としてキャリアを築ける環境を探し、日立製作所へ転職。複数の事業所でHRBPとして各種人事・労務施策に携わる。またグローバル人事としても、これまで中国での事業再編やインドをはじめアジアでの法人立ち上げ、海外子会社ガバナンスの強化(グローバルHR共通施策の展開、海外役員報酬の設計・運用など)にも携わった。

お疲れ様でした!
一週間以内に「興味あり」した求人の合格可能性をお知らせします。 職務経歴書を更新すると、合格可能性が高まります。

海外現地法人立ち上げも経験、グローバル人事としてのキャリア構築

「現在、仕事の大半が海外関係のものになっています。日々、海外で働くグループ会社の人事や社員とやり取りをしていく。昨日はアメリカ、今日はマレーシア、明日は韓国…といったようにミーティング相手は世界各国にわたります」。

現在日立は、約70 ヵ国に現地法人や事業所を持つ。

「日立のHR(ヒューマンリソース)には、グローバルで共通の施策がある。さらに、そのエリアや事業のフェーズに応じてカスタマイズをすることで、スピード感を持って、事業立ち上げや現地採用を可能にしてきました。HRにおける基準が整っているからこそ、場当たり的にマネジメントをすることはありません」。

入社から10年弱、殿畑さん自身、複数の海外現地法人の立ち上げに関わってきた。

「海外現地法人を立ち上げる際には、人事として価値提供する場面も少なくありません。たとえば、立ち上げが決まっても、代表者は何からはじめたらいいのかわからない状況がほとんどです。だからこそ人事が介入し、グローバルHR共通施策をもとに、代表者と話し合いながら立ち上げ・開業までをサポートしていきます」。

世界に広がる日立のネットワーク。そこには、最先端の事例が蓄積されていく。

「海外にいるHRの仲間から学ぶことも少なくありません。今後は私自身が事例を発信したり、新たな制度・仕組みを作ったりしながら変革をリードする存在になっていきたいと考えています」。

1

一つ気になるのが、人事としての裁量だ。一般的な人事の仕事にとどまらず、幹部を巻き込んで一体感のある職場文化をつくったり、ビジョン共有の場を設けたりと、その動きに制限はないという。

「社員がやりがいをもって働ける環境づくりをする――人事のミッションを一言でまとめるとすれば、そこに尽きると思っています。単純に人事的な人の配置、組織を変えることだけが施策ではない。もちろん、実際に働く現場を知らなければ、何もできません。だからこそ、日々現場との会話を通じて社員が置かれる立場を理解していくことが大事です。“企業は人あってこそ” とはよく言いますが、実践できている企業は多くないはずです。その点、弊社ではHRへの信頼と期待は非常に大きい。目の前の社員のことを考えれば、やるべきこと、できることは無数に広がっていると言えます」。

海外業務研修、カリフォルニアで抱いた課題感

「ここ数年は “働きやすさ”にフォーカスが当たり、日本中の企業が改革を進めてきました。次にやるべきは、自主的に社員がワークする仕組みを作ること。働きやすさと同じくらい、“働きがい” という考え方の重要性が増すと考えています」。

そう語る背景には、自身の体験もある。

「海外業務研修で1年間、アメリカ・シリコンバレーのグループ会社に駐在したことがありました。実習生としてタレントマネジメントの仕事に携わる中で、多彩な報酬パッケージや表彰制度など最先端の戦略人事を学ぶことができた。そして同時に、従業員をモチベートしエンゲージメントを高めることの重要性を知ることができました」。

「ある日当時のローカルの上司が、部内表彰として1枚の賞状を皆の前で手渡してくれたのですが、日々の仕事を表彰されたことが、単純に非常に嬉しかった。見ていてくれる、認めてくれる人がいる、と実感することがモチベーションになる、そう強く感じた出来事でした。個々がモチベーションに感じるものは違いますし、それを把握するためには日頃の関係性がとても重要です。そういったことを加味して、コミュニケーションをとりモチベーションを与えていく、そういったマネジメントの仕方が一つトレンドになると考えています」。

1

経営幹部とのコミュニケーション、意思決定に携わるやりがい

最上流からビジネスに携わり、事業戦略を人財戦略へと落としていく。それも大きなやりがいとなっているようだ。

「今は金融システム部門の人事を担当しています。幹部や職場から様々なフィードバックを貰いながら、一緒になって事業を創り上げていく。今まで複数部門を経験してきましたが、どこも同じ風土があり、HRBPとしてのやりがいを感じています。人事に意見を問われることも多いからこそ、経営者と同じ視点で物事を考える力も必要になる。ゆえにHRだけを学べばいいというわけではありません。経理やビジネスに関する部分、そしてあらゆるデータを分析し、判断するスキルも求められる。日々こういった学びを得ていくのも、私にとって大きな成長実感となっています」。

また、一言で「人事」といってもそのキャリア選択は多様だ。

「私の場合、まずは国内で複数の事業を学び、海外研修へ。そしてグローバル人事として経験を積むことができました。他にも様々な道を歩む人がいる。コーポレート部門で、組織を横断して処遇制度や人事制度を設計する人もいます。ベンチマークしたい先輩もすぐ近くにいる。だからこそ、キャリアを考えた時も、向かうべき所を見失わずに進めます」。

1

冷静さと、情熱を。「人」が好きだからこその天職

最後に伺えたのは、彼自身の仕事観について。人事は「人」を相手にしていくからこそ、時に厳しい選択や業務もある。だが、決して社員を単純に “頭数” と捉えることはないと語ってくれた。

「何よりも大切にしたいのが “心” です。“心” が離れてしまったら、組織が根幹から揺らいでしまう。それが人とロボットの大きな違いだと捉えています。人事をする以上、人の想いを敏感に感じ取ることのできる存在でありたい。そこに年齢や経験は大きく関係ないのかもしれません。人事施策の立案にせよ、体制構築にせよ、悩んで考えた結果は、社員の成長や事業の拡大として響いてくる。そこに大きな喜びを感じます」。

日立グループの人事として働く―― 期待されるのは「社員=人に傾ける情熱」と「データや経営と向き合う冷静さ」、この2つが重要といえそうだ。

「あえてどちらかを選ばなければいけないとしたら、やはり“どれだけ人を大切にできるか”だと思います。私自身も目の前の人を支援したいという強い想いがある。日立という組織や人が好きですし、その成長や躍進を支えられる存在になりたい。そこが原動力になっているのかもしれません」。

世界各地にインフラを創造する――そんな大きなプロジェクトの裏側には、熱い心を持った人事の存在がある。

(*1)2018中期経営計画┃日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/04/f_0427apre.pdf

お疲れ様でした!
一週間以内に「興味あり」した求人の合格可能性をお知らせします。職務経歴書を更新すると、合格可能性が高まります。
この記事を読んだ人におすすめの特集
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
あなたの合格可能性が分かる
若手ハイキャリアのための転職サイト