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ホテルテック最新動向。テクノロジーで「おもてなし」がアップデートされる近未来

掲載日:2019/10/28更新日:2021/02/19

54%のホテルが2019年のテクノロジー予算を増加させる(*1)と言われている。ホテル業界におけるテクノロジーの活用、とくに「接客」における革新とは?業界全体の動向を見ていこう。

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「ホテルテック時代」の到来

今、世界中のホテルでテクノロジーの導入が進みつつある。こういった動きは「ホテルテック時代」とも呼ばれ、日本でも同様に始まっている。

特に日本では2018年に旅館業法が改正され、実質、無人でもホテルが運営できるように(*2)。たとえば緊急時のかけつけ、ビデオカメラによる本人確認さえ行なえば、施設に玄関帳場・フロントを設置せずともホテル・旅館を運営できるようになった。

背景には、2020年の東京五輪に向けて宿泊施設を増やすという狙いも。「ホテルテック」は、注目の潮流の一つと言えそうだ。

ホテル × テクノロジーの可能性|ホテルテックとは?

ホテル×テクノロジー(ホテルテック)によって、どういった領域がアップデートされるのか。代表的な領域について触れておこう。

■接客の領域

テクノロジーの導入により、接客面での半自動化が進むだろう。

たとえば、EC最大手のアリババがオープンさせたのが「FlyZoo Hotel」だ。エレベーターや部屋、ホテルのフィットネスクラブへの入室は全て顔認証。ルームサービスを注文すると、ロボットが品物を持ってきてくれる…こんなSF映画で見たような光景が、現実のものになっている。

ほかにも、スマホで注文した出前を、ホテルのロビーから客室まで運んでくれるサービスを提供するホテルも。サービスの品質を維持しながら、人手不足の解消につなげられると期待されている。

■経営の領域

また、経営面における業務効率化も期待できる。その代表例が、2019年に日本上陸を果たした、インド発のユニコーン企業「OYO」だ。

OYOは、AIの機械学習を活用したホテルマネジメントシステムによって、人手不足の解消や収益性の改善、適正な価格設定などを実現してきた。

客室数を拡大し、設立から6年というスピードで世界2位のホテルチェーンに躍り出た急成長中ホテルベンチャーとしても注目を集める。

■予約の領域

「ブッキングドットコム」「エクスペディア」などに代表されるOTA(Online Travel Agent)。

OTAとは、オンライン上のみで取引を行う旅行会社を指す。

航空券予約サイト、ホテル予約サイト、現地のオプショナルツアーの予約サイトなども、今では身近な存在になった。

接客領域における「ホテルテック」求人

こういった流れを受けて、ホテル×テクノロジー関連の求人も見受けられるようになった。(2019年10月25日現在)

■株式会社Hosty
無人コンパクトホテル『mizuka』を運営するのがHostyは、「マーケティングリサーチ・分析」「事業企画」「経理」「CTO・CIO」「ブランド・プロダクトマネージャー」を募集している。

 

■株式会社SQUEEZE
スマートホテル「Minn」などを運営する、2014年設立のスタートアップSQUEEZEでは、「経営企画・事業企画」「営業マネージャー」「経営幹部」などを募集する。

テクノロジーを武器に、業界に風穴を開けていく。今ホテルテック領域に参画することで、こういったチャレンジングな経験ができるといえるかもしれない。

自身のスキルがフィットするかどうか、まずは「興味あり」を押すことで合格可能性が届く。興味を持った方は「興味あり」を押し、ぜひ合格可能性を受け取ってみてほしい。

(*1)優先度にばらつき エクスペディア調べ、宿泊業界の技術投資戦略における調査
https://www.travelnews.co.jp/news/tourist/20191007152306.html
(*2)改正旅館業法、6月15日に施行
https://www.kankokeizai.com/

お疲れ様でした!
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