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サイバーエージェント | ABEMA編成戦略

“TOO MUCH”な経験を積み、自分の限界点を引き上げたいーー25歳でネットビジネス未経験からABEMA編成戦略担当になった彼の仕事スタンス

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「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、進化の早いインターネット産業の中で、成長し続けているサイバーエージェント。今回お話を伺ったのは、同グループの注力事業テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」の編成戦略部にて、全体戦略設計を担う稲富龍太郎さん。じつは彼、若干25歳にして同ポジションに異例の大抜擢をされた逸材だ。彼のストーリーから見えてきたのは、自分を打破して前に進み続けるストイックな仕事スタンスだった。

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任されたのは、最注力事業での戦略設計

インターネット広告事業からスタートし、ゲームやメディア事業において、次々に新規事業を立ち上げ、成長し続けてきたサイバーエージェント。1998年の創業から22年目を迎えた今も、メディア・広告・ゲーム…各事業領域において業績が伸長。「人材力」を強みに、若手人材を代表ポジションに抜擢し、経営を委ね、成長機会を作っている。

とくに、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」を運営する株式会社AbemaTVは、現在、約500名の従業員を抱える組織。サイバーエージェントグループの中でも、最注力領域と言われている。そんな「AbemaTV 総合編成本部、編成戦略部」において戦略指揮を執るのが稲富龍太郎さん(25)だ。

「ABEMAの事業KPIをいかに伸ばすか」

これが彼に託されているミッション。

「主にABEMAのコンテンツ編成や戦略設計を担当しています。『ABEMA全体でこう戦っていく』と自分が設計した戦略をもとに、各所と連携しながら実現していく感じなので、責任の重さは感じます。ただ、仕事はシンプルにめちゃくちゃ楽しいです」

と稲富さん。

じつはもともといわゆる「ネットビジネス」や「メディア運営」とは全く異なる業界の出身。25歳という若さにして、いかにサイバーエージェントグループでのチャンスを手にしたのか。

そこには、現状の自分を打破して足掻き、前に進んでいくマインドがあった。

「ABEMA」編成戦略部とは?
2016年4月に「インターネット発のマスメディアを創る」をVISIONに掲げ、開局したABEMA。そのコンテンツ編成をはじめ、戦略設計を担う。
開局から4年で、5200万ダウンロードを突破。週あたりの利用者数は1000万人を超えるメディアに。

サイバーエージェント稲富龍太郎さんがMacbookを持って立つ姿

稲富龍太郎(25)
大学卒業後、2017年4月に大手通信会社に就職。個人宅への飛び込み営業に従事するも、より成長できる環境を求め、2018年7月にサイバーエージェントグループへ。現在、株式会社AbemaTV総合編成本部、編成戦略部にてABEMA全体の経営戦略、特にオリジナルコンテンツ戦略に従事する。

前職、全国トップの営業マンに。それでも「焦りしかなかった」

ー1社目の大手通信会社では、一軒一軒個人宅を訪問してケーブルテレビの提案をする営業をされていたとききました。なぜその仕事に?

僕はもともと、中学生くらいからテレビ局の編成の仕事に携わりたかったんです。知り合いで編成を担当する人がいて、その人がすごくかっこいいなと思って。テレビのような影響力の大きいメディアで後ろから自分が戦略的に動かして、「社会の影響力の根源」になりたかった。

大きな軸として、メディアに触れ続けられる場所、メディア業界で働くということがありました。それともう1つ、これまでの自分が通用しない場所に行きたかった。理不尽だとも受けとれるような高い目標に向き合って人間的に成長したいという想いがあって。それを掛け算したときに出た解が、ケーブルテレビのいわゆるピンポン営業だったんです。

ーなぜあえて理不尽だとも受け取れるような目標と向き合おうと?

弱点がある人間には、自分の限界点を引き上げていけるような“TOO MUCH”な経験ができる仕事には抜擢されないと思ったからです。

就活をしているとき、30歳になったらそれまで2017年新卒とか若手とか20代って言われていたものが急になくなって、全レイヤーの社会人と戦わないといけないんだと思ったとき、怖くなったんです。僕の親父がすごく優秀で、30歳になった瞬間に親父に勝たなきゃいけないのかと。

このままの感じで成長していったら間に合わないなと。

そもそも22歳の僕に武器なんてない。“TOO MUCH”な経験をへて自分の限界点を引き上げて、かつ、自分が“TOO MUCH”な経験に抜擢されるような人材になり続けないと、成長速度が間に合わない。なんとなく自分がぬるま湯につかるような経験を1年でもした瞬間に負ける。ずっと、届かないところにたどり着くような人生を送らないと無理だなと思ったんです。

じゃあ、抜擢され続けるには?と考えたとき、「弱点がある人間は絶対に抜擢されない」と思って。“TOO MUCH”な経験を与えられすらしないんだろうな、と。

だから、社会人1年目をスタートする段階では、まずは自分の中で「ここを直さないといけない」というポイントにとにかく向き合おうと思ったんです。

そのために、僕は「高い理不尽に感じる目標に向き合うこと」とか、「自分が足を動かしてとにかく精一杯頑張る」といった経験をしないと変われないと思った。だから、ピンポン営業という「稲富」という人間だけでしか戦えないフィールドで、自分がどこまでもがけるかとか、足掻いて成果を出せるかっていうところにコミットしようと思ったんです。

ただ、そこでぬるま湯につかるのは嫌だったので「新卒3年間で自分が1位になれたら辞めよう」と決めて入社しました。

サイバーエージェント稲富龍太郎さんが話す横顔

3ヶ月、自分なりにやるも成果がでず、4ヶ月目で思考を転換した稲富さん。取り組んだのは、「自分流」を封印して「トークスクリプト」を最重視し、その回数をこなすこと、そして他のプレーヤーと相違点を探して勝負ポイントを決めることだった。「1年目の僕は商品知識やトークのうまさでは全部負けている。ただ、玄関に入って30秒でどう思わせるかは、僕と30年プレーヤーは同じラインだなと」これに気づいてからは、いかに瞬時に家族構成などを把握し顧客に寄り添った会話をできるかに重点を置いた稲富さん。「ユーザーを理解することにとにかく長ける人間になろうと決め、訪問するたびに情報をインプットしてコツをつかんでいきました」

ーそこで実際、全国1位の営業マンになられたんですね。とはいえ、いざ1位になってみたら満足してしまうといったことはなかったですか?

それは、全くなくて。もともと、僕はキャリアの始発点としてこの場で吸収できることをすべて吸収しきって自分の中の血肉にした後に、その自分で勝負すると決めていたので。僕の中では、そこで1番になった自分で、また新たに勝負するっていうところまでが1本の道筋なんです。

むしろ、その1年で他の2017年卒はハイレベルな環境でもまれていると考えると、別の意味で焦りはありましたね。早く新たなステージにいかなきゃ、と。

決め手は、TOO MUCHな事業と環境

ーいざ転職をするとなったら、いろんな選択肢があったのではいかと思います。サイバーエージェントを選んだ理由はなんだったのでしょう?

大きく2つの軸があります。

1つは、これから規模が大きくなっていく事業に携わりたかった。

この数年で、インターネット動画配信サービスをみんなが利用するようになってきて、サイバーエージェントは「ABEMA」を開始し、ここには大きなビジネスチャンスがあるなと。

そうした中で、まだ発展途上の現場に自分の身を置きたかったんです。それが僕にとってはABEMAでした。

というのも、マスメディアになるっていう大きな夢があるなかで、そこに対してまだまだ材料が揃っていない。そこに身を置いて、自分が入ることで何ができるかっていうのを求めたかったんです。

もう1つは、“TOO MUCH”な環境に身を置きたかったんです。

サイバーエージェントって、広告・メディア・ゲームいろんな事業があって、それぞれでいろんな経験をもつプロフェッショナルな人たちが本気で何かを成し遂げようとしている組織。ここに身を置くことで、前職では経験できなかった、周りから刺激をもらうとか、焦りを感じることが出来ると思ったんです。

自分の限界点を引き上げていけるような事業と“TOO MUCH”な環境、両方が揃っていたのがサイバーエージェントだった、という感じです。

ここには、求めていた難易度がある

ー現在は、どんなコンテンツをつくるのか、時期によってどのコンテンツを前に押し出していくのかなどを決められているんですよね。実際やってみて、いかがですか?

シンプルにめちゃくちゃ楽しいんです。僕が求めていた難易度があります。自分で少しずつ試してアクションしたら効果が出てくるようになってきたり。けど届かないって言う難しさがあったり。目標に届くためにはどうしたらいいか考えるために、役員と週8でミーティングしたりしていて。

ー週8!役員の方とのミーティングでは厳しいこととかも結構言われるんですか?

厳しいことも言っていただけます。事業を伸ばそうと、全員で本気で向き合っています。役員の求めるレベルに到達できているかというと、まだまだですが、少しずつ会話ができるようになっていったり、対等に議論し戦えるようになってくると自分も成長しているなぁと思います。25歳の自分が、役員と本気で議論できる環境に身を置けてるっていうのは、嬉しいことですね。

ー営業職からITベンチャーでメディア編成というと、大きなキャリアチェンジだと思います。入社してからぶつかった壁やギャップなどはありましたか?

難しかったのは、全体を俯瞰して見ることですね。

今まで僕がやっていたBtoCの営業では、目の前のお客さんをどう満足させるかを考えれば、ある種それだけで良かった。ただ、ABEMAの場合、1週間で1000万人のユーザーがいる。僕の考えるアイデアが偏ってしまって、ABEMA全体の戦略になっていないということは、よくありました。

たとえば、アニメファンのみなさんには喜んでもらえる戦略ではあるけれど、それ以外のみなさんには喜んでもらえないなど。前職時代、顧客に直接お会いして顔までイメージできていたからこそ、そのギャップはありました。

あとは、入社してから大きな挫折みたいなものはないんですが、焦りがさらに増す瞬間は結構たくさんあります

たとえば、サイバーエージェントの新卒は、すごく事業目線を持っている。役員とかと話すときも、中途だと事業部単位、ABEMAっていう単位でしか話ができなかったりするんですけど、みんなはサイバーエージェント単位で話をしている。

それから、成長環境は自分で作らなきゃいけない、というのはありました。

サイバーエージェントでは直接社長とかに連絡をする機会や、役員と飲みに行く機会があるというのが当たり前の文化ですが、新卒と比べると、中途は社長や役員とのそういう機会が少なかったりする。そういった成長環境は当たり前に用意されているものではなかったので、最初は焦りました。

ただ僕は、「自分のキャリアは自分で作る」って決めていた。1社目に入るのも、サイバーエージェントに入るのも、その環境で自分が輝くのも、流れに身を任せるんじゃなくて自分で自分の人生を設計していくのが僕には最適な生き方だった。だから、そういう意味ではそういう環境も受け入れることはできましたけどね。

サイバーエージェント稲富龍太郎さんがビル前で立つ姿

今の自分を否定できる、それが僕の武器

ー前職と比べてここは違うなと思った文化は?

圧倒的に違う点が2つあります。

1つは、上司自らがガツガツ働く背中を見て、学べることです。

いわゆる部長という役職につくと、基本的には部下に仕事をふって管理するとか、モチベートするというマネジメントの要素が多い役割が一般的だと思うんです。僕の前の会社もそうで、学ぼうと思ったら飲みに行って話を聞いたりとか、言葉を貰わなきゃいけなかった。

ただ、サイバーエージェントは、執行役員レベルから常務執行役員レベルまで、ものすごく働くんです。その人と一緒に働いたり、その人がガツガツ働いているところを見たりして、学べる。「教科書が生きているイメージ」ですね。

もう1つは、部署ではなく「人」にミッションが与えられること。「これを誰がやったら成功確率が高いか」というように、人ベースでアサインされます

今誰が何をやっているかにとらわれずに、「これは稲富にやらせた方が成功確率が上がりそうだから稲富に任せよう」、という風にミッションが分けられる。だから、優秀な人のもとに仕事が集まります。ただ裏を返せば、成功確率に紐づいて任せてもらえる意識があるので、任された僕らもすごくモチベーションが上がるんです。

「仕事の報酬は仕事」って僕らもよく言いますが、仕事をやって成果を出せば出すほど仕事がもらえて、任される量も増え、「仕事で成果を出したこと」が認められている証拠と近しいもの。すごくいいサイクルだし、いい環境だなと思ってます。

やっぱり、「まだうまくいくかはわからないけど、お前に任せたい」のような仕事をさせてもらえることがすごく嬉しくて。

たとえば、事業部を超えて、数名のチームに別れてサイバーエージェント全社における課題解決案を提案する「あした会議」という大きな会議があるのですが、今年そのリーダーに選ばれたんです。

「ABEMAという事業部を超えて、稲富に若手世代を成長させるということに挑戦してみてもらいたい」「自分(先輩)がやっても成功するかわからないけど、お前にかける」というようなことを言われたときは、とてもモチベーションが上がりますね。

ーその大抜擢は、どんな部分が評価されてのものなのでしょう?

自分で言うのも変ですけど、自分にとって“TOO MUCH”な環境や機会を与えられたときに「今の自分を否定できること」、それと今解決策は見えていなくてもどう対処していくか「もがく・足掻く力」のような点が評価されてるのかなとは思います。

斜に構えてしまって今の自分を否定できない人って結構いると思っていて。ただ、自分自身を否定できると、会社がこれまで前提としていたことや会社の歴史を変えることができるようになる。そういったポテンシャルを持っているかもしれないなと、僕自身も感じています。

サイバーエージェント稲富龍太郎さんのビル前での笑顔

仕事とは、「究極のジブンゴト化」

ー稲富さんにとって、仕事とは?

僕にとって仕事とは「究極のジブンゴト化」だと思っています。

誰かに与えられるものでも、指示されるだけのものではなく、自分が幸せになるために「組織」を勝たせるし成果も出す。

「誰かにやらされている」ではなく、「自分・自分たちのためにやる」。

そんな「自分ごと化」が出来れば、自ずと成果も出るし新しいミッションも与えられるものだと思っています。

1社目でも、ABEMAでも変わらない仕事への価値観はこれだと思ってます。

お疲れ様でした!
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