REPORT
化粧品メーカー×企画・マーケティング

化粧品メーカーが仕掛ける、ニューノーマル時代のマーケティング戦略

掲載日:2021/02/26更新日:2021/07/15
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コロナ禍による生活様式の変化で、「化粧品」への意識やニーズは大きな変化を遂げている。こうしたニューノーマル時代において、いかに消費者のニーズを捉え、"売れる"商品を仕掛けていくか。いま化粧品メーカーが新たなマーケティング戦略を推し進めている。こうしたなか、大手メーカーをはじめ、各社が企画・マーケティング職で積極的な採用を実施する傾向も。実際の求人とともに、その動向を見ていこう。

化粧品メーカーが仕掛ける、ニューノーマル時代の商品戦略

コロナ禍により、化粧・美容へのニーズが変化するなか、化粧品メーカーが新たな商品展開を仕掛けている。

例えば、資生堂では2020年11月に "マスクに付きにくい" BBクリーム『ドラマティック ヌードジェリー BB』をリリースした。マスク着用が日常的になるなか、付着を気にせずトレンドのつや肌ベースメークを楽しみたいというインサイトを捉え、約4ヵ月という短期間での発売を実現させたという。

またマスクもメイクの一部と捉え、マスクの発売に乗り出すケースも。特に話題となったのが、2020年末にカネボウ化粧品が発売したKATE『小顔シルエットマスク』だ。

化粧品メーカーならではといえる、"小顔メイク" の発想を活用したデザインで、小顔効果を生み出した。さらにマスクに合うメイクアイテムを併せて提案し、さらなる商品の購買につなげるなど、この時代のニーズを捉えたマーケティングの成功例の一つといえるだろう。

化粧品メーカーで進む、オンラインチャネルの強化

さらに化粧品メーカーにおける企画・マーケティングのキャリアを考える上で、見ておきたいのが、オンラインチャネル強化の動きだ。

例えば2020年、ロレアルでは今後EC化率50%を目指すと発表(*1)。またEC強化を進める資生堂では、現在の20%ほどから2023年ごろに30%へと上昇する可能性を示している(*2)。

特に化粧品の販売チャネルとして、これまでは実店舗が中心となっていた。オフラインで美容部員からカウンセリングを受けたり、様々な商品を試したりといった従来の購買体験が困難となるなかで、オンラインにより代替する取り組みも活発となっている。

例えば、資生堂では2020年10月からARを活用してオンライン上でメイクを試せる「バーチャルオンラインカウンセリング」を実施した。これは気になるメイクアップ商品を、AR機能によるバーチャルシュミレーションで確認できるサービス。さらにビデオ電話を通して、1対1でカウンセリングを受けることも可能だ。

その他にも、VRを活用して店舗のような購入体験を実現する「バーチャルストア」や、AIによるカウンセリングサービスをリリースするなど様々な動きが見て取れる。

このニューノーマル時代において、いかに消費者のニーズを捉え、新たな商品を展開していくか。ブランド・商品との出会いの場をどのように演出し、購買までのプロセスを設計していくか。新たな発想が求められるなかで、企画・マーケティング職としても非常にチャレンジングなフィールドが広がっているといえる。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。

(*1)ロレアルが「EC化率50%を目指す」と宣言 ゲームやeスポーツなどの“リテールテインメント”に注力
https://www.wwdjapan.com/articles/1150112
(*2)資生堂社長、新型コロナ下でeコマース強化-世界売上高の3割見込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-11/QBMXUVT1UM1D01

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