『TikTok』運営、ByteDance社が日本市場での広告ビジネス、成長期メンバーを募集する。拡大する動画広告市場で攻勢をかける。「会社としても、プラットフォームとしても今がまさに成長フェーズ。ビジネス拡大の可能性を追求できることが最大の魅力」こう語ってくれたのが、クライアントソリューションマネージャーを担う鈴木雄翔さん(30)だ。彼の転職ストーリーと共に、ByteDanceで働く魅力について迫っていこう。
以前は「若者向け」のイメージが強かった『TikTok』だが、2020年以降、幅広い層のユーザーを獲得。世界での累計20億ダウンロードを突破し、その勢いを加速させている。
「『TikTok』は、ビジネスとして今がまさに成長期。職種としては“クライアントソリューション”ですが、顧客の声をフィードバックし、商品に反映ができる。未成熟だからこその面白さがあるはず。かつ、『TikTok』ならではの可能性、価値を引き出して追求ができる。広告主さんのビジネス、マーケティング目的達成のソリューションを模索し、確立していきたいですね」
こう語ってくれたのがクライアントソリューションマネージャーの鈴木雄翔さん(30)。彼の転職ストーリーと共に、ByteDanceが仕掛ける広告ビジネスの可能性、そこで得られるキャリアについて見ていこう。
鈴木 雄翔さん
2013年4月、SEMやWeb制作事業を行うベンチャー企業に新卒入社。その後、2014年4月にアナグラム入社。運用型広告の運用、コンサルティングに従事。2017年7月、動画スタートアップViibarにて、主に動画広告のプランニング、ディレクション、運用を担当。2020年4月よりByteDanceへ。現在、クライアントソリューションマネージャーを務める。
広告代理店でのコンサルタント、動画スタートアップでのディレクターを経て、2020年4月にByteDanceに入社した鈴木さん。
マーケティング・広告領域で転職を考える上で、代理店、制作側、広告主(事業会社)、プラットフォーム…と選択肢は多い。その中でも、なぜ、ByteDanceだったのだろうか。
「さまざまな選択肢はありましたが、プラットフォーマーを優先に考えたのは、自分の志向性・価値観として合うと感じたからです。次のチャレンジは自分にとって真新しい環境を考えていました。新しいことに対する自分の好奇心の強さと裏返しなのですが、広告主側では少数のブランド担当を続けることになる。広告代理店などの支援側は長く経験してきたので、プラットフォーマーの優先度が高かったです。加えて、社風としてクリエイティビティが強く、テクノロジーでこの業界に良い変革を起こせるかどうかも軸にありました。これらの点でByteDanceは理想的でした。また、プラットフォーマーだからこそ知れるデータや、プロダクト開発に一部携われる機会もある。そういった探究心があり、専門性も高めていけると考えました」
そして、ByteDanceで働く最大の魅力は「未成熟な段階から関わり、自社のアセットを活かしてTikTokの可能性を追求できること」だと、鈴木さんは語る。
「組織、プラットフォームともに未成熟な段階から関われる、ここが一番のおもしろさですよね。裁量もあり、果敢にチャレンジができる。広告業界で働いてきたのですが、今、この成長期に携わり、広告主様や代理店様と一緒になり自社のアセットを活かして新しい広告のカタチを模索していける機会はなかなかない。非常に刺激的な環境だと感じています」
とくにクライアントへのソリューションを提供する上で気になるのが、『TikTok』が提供し得る価値について。
「提案していくのは、主にTikTok閲覧時に配信される広告ですが、これまであまりなかった広告体験と言えます。広告効果を生みつつも、『TikTok』の世界観に合うコンテンツ、エンターテインメントとしての広告も模索しています。従来「広告」ってネガティブなイメージを持たれがちでしたよね。ただ、『TikTok』が推進しているのは、ポジティブなコンテンツへの転換です。視聴体験が中断される感覚を最小限にする。インフィードで流れる広告では、動画が始まった最初からスキップすることもできます。それでもなお高い広告効果が期待できるんです」
その効果の後押しとなっているのが、ByteDanceが強みとする機械学習による広告配信の最適化だ。
「通常の投稿はもちろん、広告のデリバリーにおいても機械学習による最適化が実現されています。グローバルで蓄積されているビッグデータを、ユーザーにマッチし、より効果的な広告配信を実現するためのモデリングに活用しています。これが、目的に合わせた広告メニューごとで高パフォーマンスの実現につながっています」
2020年6月より、様々な目的に合わせてマーケティングソリューションを提供する広告プラットフォーム「TikTok For Business」をリリース。企業規模、商材、業界を問わず、ビジネスを加速・拡大できる広告商品として、企業・ブランドのマーケターたちの間で注目を集めている。
2020年4月に入社してからあまりオフィスには出社をしていないという鈴木さん。リモートでのコミュニケーション、組織に馴染みづらかったなど、課題はなかったのだろうか。
「働き方にしても、コミュニケーションにしても、そこまで課題を感じることはなかったですね。組織にも、仕事にも、すぐに馴染むことができる環境だったと思います。大前提、ByteDanceの行動規範、“現状に満⾜せず、⾼みを⽬指し続ける”というマインドが共有、実践されていて。私自身も、この環境がフィットしたのだと思います」
当然行動規範だけではなく、リモート環境下でもチームワークを発揮していくための取り組みや、個人成長をサポートするプログラムも。たとえば・・・
・ByteDance自社開発のビジネスコミュニケーションツール『Lark』を活かした円滑なコミュニケーション
・シーズン/アニバーサリーイベント
・部署横断で社内の複数人でカジュアルに話す「ティーブレイク」
・毎回特定ジャンルをテーマに創造性と喜びを届ける「Inspire Creativity Workshop」
・1週間集中で学びたい分野の講義に参加する「ラーニングウィーク」(プロジェクトマネジメント、デザイン思考、英語 etc.)
なども行われているという。
「クラフトビール数種類を自宅に郵送してもらってビールを学ぶ会までありましたね(笑)そこまで手厚くやってくれるのか、というのが感想でした」と語る鈴木さん。
「とくに誰とでもランダムに1時間話せる「ティーブレイク」は有効だと思います。普段、マネタイズを担う側にいて顧客の声が聞ける。それをTikTok運営側に気軽にフィードバックでき、意見交換ができる。そこで得た知見が、自分の仕事にも活きてくるので、すごくいいですね」
ByteDanceに入社して1年、すでに第一線で活躍している鈴木さん。大切にしている仕事との向き合い方とは。
「常に自分が主体的に動かしていく、という気持ちは強く持っています。そのなかでも、ビジネスを成長させるために課題を抽出し改善していくことが好き。タイプとして「0→1」より「1→10」の人間。その領域でどれだけ「高み」を目指せるか、ここは意識していますし、大切にしています」
そして取材の最後に伺えたのが、キャリアに対する考え方について。鈴木さんは「先を見すぎるより、目の前の仕事でワクワクできることが大切」と語る。
「自分の人生は過去想定していないことの連続だったので、3年、5年、10年と先々のキャリアを考えても無駄だと思っています。そこよりも目の前の仕事にどれだけワクワクできているか。「不確実」なことこそ楽しむ、そういったマインドを持っているかもしれません。まさに『TikTok』の可能性もこれから。決まっていないこと、これから生み出していくことが楽しい。当然、1年後、2年後に挑戦したいことはあるので、まずはそこに対して全力で向き合うことが一番ですね」