INTERVIEW
株式会社フィリップス・ジャパン | マーケティング本部 本部長

世界100ヵ国以上で展開、フィリップスが推進するヘルスケアDX。医療機関・自治体・企業が「データ」でつながる世界を目指して。

掲載日:2021/10/06更新日:2021/10/06
求人掲載中

総合電気メーカーからヘルステックカンパニーへと進化を遂げ、日本のヘルスケアDXを牽引するフィリップス。従来より取り扱うCT、MRI等の医療機器に加え、遠隔集中治療ソリューション「eICU」、ヘルスケアモビリティ(MaaS)、デジタル病理、遠隔医療をサポートする「eHomeCare」などを展開する。今回は、マーケティング本部 本部長を務める諸冨優子さんに同社のDX、得られるキャリアについて伺った。

>>>株式会社フィリップス・ジャパンの求人一覧はこちら

ヘルステックカンパニーとして進化する「フィリップス」

1891年創業、オランダに本社をおき、世界100ヵ国以上に約8万人の従業員を擁するフィリップス。世界的なヘルステックカンパニーだ。

ヘルスケアの領域で培った強みと、歯ブラシやシェーバー等の家電分野で蓄積してきたデジタル技術により、「健康な生活、予防、診断、治療、ホームケア」まですべての領域をカバー。ヘルスケアをとりまく社会課題に対し、あらゆるソリューションを提供。時代のニーズに呼応し、総合電機メーカーから医療機器メーカー、さらにはヘルステックカンパニーへと変化してきた歴史を持つ。

「フィリップスは、ヘルスインフォマティクス(*)にフォーカスし、ヘルスコンティニウムとよんでいる健康から予防、診断、治療、ホームケアのプロセスにおいて有意義なイノベーションを創出しています。そのための体制構築を推進しています。一例ですが、160以上に及ぶ企業、大学、地方自治体と連携し、新しいプロジェクトも展開しています」

こう語ってくれたのが、マーケティング本部 本部長を務める諸冨優子さん。フィリップスが実現しようとしているDX、その変革に参画することで得られるキャリアについて伺った。

フィリップス2

プロフィール:諸冨 優子|マーケティング本部長
1992年、新卒で、USの医薬品・医療機器メーカー「バクスター社」にて透析製品のマーケティングを担当。2012年より、USの眼科系医療機器メーカー「ボシュロム社」にて医師向けマーケティング担当部長を務める。その後、2013年1月より、USの大手医療機器メーカー「ボストン・サイエンティフィックジャパン社」にて、最初の4年間は消化器内科向けマーケティング部長、その後の4年間は泌尿器科分野の事業部長、兼 D&I室長、兼 デジタルマーケティング室長を歴任。2021年1月より、フィリップス・ジャパンのマーケティング本部長に。「新卒の時から、実態のあるモノを売りたい、せっかくなら人の役に立つものを扱いたい。そう考えたとき、自然と、医薬品、医療機器メーカーに絞られていきました。また、当時から英語を使いたい、男女差別なく働きたいという希望もあり、外資系のメーカーを見ていました」

複雑化するヘルスケアの課題。今、フィリップスが医療現場に提供する価値

CTやMRIなどの画像診断装置、AEDなどの国内シェアがトップクラスだと伺いました。まずはそういったヘルスケア領域におけるマーケットの現状から伺ってもよろしいでしょうか。

まず、皆さまご存知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大は医療機器業界にも大きな影響を及ぼしています。マーケティングの現場でも感じるのですが、医療機関で働く医師達は医療従事者の不足、コロナ対応など、逼迫した状況に置かれている。そういったなか、我々に求められているのも、そういった状況に応じたソリューション提案です。

既に医療関連製品の提案手法は変化をしておりましたが、コロナ禍を機にその流れは加速していると言えます。

以前であれば、医療機器の使用方法、スペック、価格などのご説明を行ない、導入検討いただく、これが業務の中心にありました。ただ、医療現場の課題は日々複雑化しているなか、問題抽出から入り、いかに医療従事者のみなさまの負担軽減、ワークフローの改善が行なえるか、こういった提案が求められていると感じます。

フィリップス(タジー)

海外においては、すでに20年以上にわたって多数の医療機関をはじめとする950以上の施設で導入されている『Tasy』。日本の医療現場では、今後さらに『Tasy』を主軸(プラットフォーム)とし、地域医療連携、デジタルパソロジー(病理医診断)、eICU(遠隔集中治療ソリューション)、eHomeCare(在宅呼吸管理プログラム)などの様々なアプリケーションも同時に展開していく。

具体的に、とくに強化されている領域などもあるのでしょうか?

たとえば、フィリップスでは、データ連携による医療機関支援なども強化している部分。患者様、病院、地方自治体、厚労省などの当局、保険会社など、それぞれが将来的にはデータでつながる世界を志向しており、サービス提供を開始しました。足がかりとして、2021年より本格的に、病院データを一元管理して医師の業務効率化を実現するソフトウェア『Tasy(タジー)』の導入を推進しています。

現状でいえば、一つの病院内でも、各診療科の導入システムが異なっていたり、連携がされていなかったり、紙面を用いているケースさえあります。まずは病院内の情報をつなぎ、ワークフローの改善を推進していく。その検証を進めているところです。

さらに次のフェーズとして、基幹病院と地域のクリニックをつなぎ、さらに民間企業とのデータ連携も視野に入れていく。そうすることによって、患者様が置かれている状況・兆候などから診断予測も可能になり、「診断」の正確性も向上していく。煩雑な事務手続きなども減らしていき、医療従事者の負担も軽減できるはずです。

フィリップス開発拠点jpg

2018年に仙台にオープンした、日本初の研究開発拠点Co-Creation Center。東北大学とタイアップし、各所から蓄積したデータをもとに新たな価値創造に挑んでいる。

求めるのは、役割や部署にとらわれない自由な発想

そういった医療現場の課題と向き合っていく、製品提案を進めていくとなると、高度な医療の知識が求められるイメージもあります。

そういった観点でいうと、医療・ヘルスケア領域以外の多様な業界の出身者たちもフィリップスでは多く活躍しています。むしろ求めているのは、役割、部署の枠を超えて新規アイデアが創出できる力。ヘルスケア業界の当たり前や、固定観念にとらわれず、業務領域を拡張していける力です。

フィリップスは、組織としても今がまさに変革期にあります。いわゆる「横ぐしを通す組織」を掲げており、アップデートしているところ。出来上がった組織ではないので、ぜひ入社される方と共に組織をつくっていきたい。

フィリップス・ジャパンには約2400名が在籍していますが、入社された方が驚くのは、自由度の高さです。たとえば、医師の方が人事制度やマネジメントについて悩んでいれば、フィリップスで働くバックオフィスのスペシャリストとつないでもいい。私自身は、営業担当者だけではなく、製品知識に長けたサービスエンジニア自身が実際の提案を行なってもいいと考えています。

フィリップスは130年前から、社会に有意義なイノベーションを生み出すことを存在意義と考えビジネスの選択を繰り返してきましたので、ヘルスインフォマティクスによるソリューションの創出が、これからの自社の役割であると早い時期から認識し変革に努めてきました。

だからこそ、枠にとらわれない動きこそが評価される風土があります。

フィリップス1枚目

私たちの仕事は「人の命を救う」一助に

とくにフィリップスでの仕事において、諸冨さんご自身が大切にされてきたことがあれば教えてください。

自分の仕事が「人の命を救う一助になっている」、その気持ちは常に持ち続け、働いてくることができました。ここは自信を持ってお伝えできること。

当然、仕事は楽しいことばかりではありません。医療現場で働く病院の先生方から厳しいお言葉をいただくことも、問題が起こり、帰宅時間が遅くなることなども過去にはありました。ただ、一度も他の業界に行こうと思ったことはありません。

それは「製品がよかった」「患者さんに喜んでもらえた」と病院の先生方を通じて、医療に貢献できている実感があるからです。また、忘れられないのが、病院に伺った際、直接患者様とお話させていただき、お礼を言っていただけたこと。そういった言葉の一つひとつが、私の糧になっており、私がヘルスケア領域にこだわって働き続けてきた理由です。

私にとって仕事とは、人生になくてはならないもの。生きるための力をくれる、人生の中心にある欠かせないもの。食事でいえば、いつも中心にある「お米」みたいな存在かもしれません(笑)たとえ、何億円と宝くじ当たっても、決して仕事は辞めないと思います。そう断言できるくらい今の仕事が好きです。現在はリモートが中心ですが、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたら、また現場にも足を運び、直接「声」を聞きにいきたい。そして、先生方や患者様にさらに喜んでもらえる仕事をしていきたいですね。

お疲れ様でした!
一週間以内に「興味あり」した求人の合格可能性をお知らせします。職務経歴書を更新すると、合格可能性が高まります。
この記事を読んだ人におすすめの記事
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
あなたの合格可能性が分かる
若手ハイキャリアのための転職サイト