最近の15年くらいは、理化学研究所などの各研究機関で就業されている研究者や、大学院に在籍している博士課程後期の学生の民間企業への就職支援、そして大学院を修了した後、民間企業に在籍している研究開発者やエンジニアの方の転職支援を行っています。
特に大学院修了者にとって、セカンドキャリアの構築はとても重要です。新卒採用は職種別採用ではなく一括採用であるため、専門分野を考慮されずに配属されてしまい、研究内容とは違う仕事に就いているケースも多くいらっしゃいます。どうしても専門性を生かしたいと考えている方は、転職を検討することで自分が希望する分野に戻るチャンスが生まれます。つまり、セカンドキャリアの方がファーストキャリアより広く企業を検討できる可能性もあるのです。
AIは経歴を迅速にデータ化し、客観的な選択肢を示す優秀な最初の相談者「ファーストオピニオン」です。しかし、数値化できるデータだけでは、現場で味わった苦労や仕事へのこだわりといった「あなたの生きた軌跡」まで削ぎ落とされてしまいます。
キャリアの重要な決断に必要なのは、単なるスペックの擦り合わせではありません。エンジニアの矜持、研究者の探求心、営業の突破力――AIが見落としがちな想いや経験を汲み取り、市場に伝わる言葉へ解きほぐすことこそ、キャリアコンサルタントが果たすべき「セカンドオピニオン」の役割です。
AIは「合理的な選択肢」を提示してくれますが、踏み出すための「納得感」まではくれません。AIの回答を片手に、あなたが現場で抱いてきた誇りや葛藤をぜひお聞かせください。客観的なデータに人間味を掛け合わせ、あなただけの「次なる主戦場」を共に見つけ出しましょう。