- なぜ募集しているのか
- 核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約50名であり、他の国々の職員数に比べ約5%と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。 - どんな仕事か
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- エンジニアリング分析を使用して設計上の決定を通知すると同時に、作業が関連するコードや標準に準拠していることを確認します。
- システムのライフサイクル全体にわたって、幅広いプロセスエンジニアリングのトピックにわたって高品質のエンジニアリングソリューションを生み出します。
- 厳格さと体系的な作業方法を必要とする品質保証された環境内で、プロジェクトのスケジュールと予算に従って成果物が確実に作成されるようにします。
- 担当分野のマネージャーの指導の下、プロジェクトに役立つスキルと経験を開発します。 - 求められるスキルは
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必須 - 原子力または危険環境の分野における液体およびガスのプロセスと計装ラインのエンジニアリング設計、統合、設置の管理に関する実績のある経験。
- プロセスエンジニアリング: システムパフォーマンス要件、原子力安全要件、および投資保護要件を満たすための液体およびガスシステムの指定、設計、テスト、設置、および保守を含むプロセスプラントの設計、フロー計算、パイプ応力解析経験。
- システムアーキテクチャの定義とシステム機械設計への貢献、システムI&Cロジック、システムコンポーネントの技術仕様(例:パイプ径、ポンプ曲線、熱交換器の熱容量など)、システムの通常/偶発的/偶発的な操作と対応する手順、およびシステム試運転プログラム/手順の知識。
- システム設計開発: プロセスおよび/または高カテゴリの原子力安全システム、設計エンジニアリングおよび分析を含む経験。
- 製造、溶接、テスト、認定、試運転、組み立て前の計画と実行を含む経験。
- 継続的改善: 時間の経過とともに効率、品質、生産性を向上させるために、プロセスとシステムへの変更を提案する能力。
- 品質管理システム (QMS): 活動分野に関連する適切な手順を適用する能力。
学歴・言語条件:
- プロセス工学、化学工学、またはその他の関連分野で「修士号」または同等の学位を取得していること(必要な学位は、同様の職務に関わる豊富な専門経験や関連分野での追加のトレーニング証明書で代用できます)。
- 英語:流暢(スピーキングとライティング)。歓迎 - プロセスシミュレーションソフトウェア (Fathom、Relap、Impulse、Arrow、EcosimPro、ANSYS) に関する知識。
- 組織に関する知識: 複雑なポリシー、プロセス、人材に関連する組織のダイナミクスをスムーズに操作する能力。
- 作業プロセスの最適化: 継続的な改善に重点を置き、物事を成し遂げるための最も効果的かつ効率的なプロセスを認識または特定する能力。
- フランス語は規制当局の問い合わせへの回答をサポートするのに有利です。 - 雇用形態は
- 契約社員(任期付正職員)
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。 - どこで働くか
- 13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です(マルセイユ空港から70kmほど) - 勤務時間は
- 8:30-17:30(週40時間勤務)
※テレワークの可能性あり(一定の条件下且つ業務上の必要性による) - 給与はどのくらい貰えるか
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手取り年俸 890万円~1122万円(月給74万円~93.5万円・税引き後手取り額)
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です(医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済)!
※給与は現地通貨(ユーロ)で支払われます。表示の日本円は(1ユーロ=164円の場合です)
※諸手当は別途支給されます(配偶者手当、扶養低当て、教育手当)。 - 待遇・福利厚生は
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ITER機構の福利厚生は日本からの移住にも手厚いです!
<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。
<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除
<福利厚生>
・着任時、帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し(上限金額有り)
・着任手当(契約期間が2年以上に限る)
・Welcome Office支援(ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等)
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり(クリーニング、郵便など)
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり(自家用車なしで通勤可能) - 休日休暇は
- ・週休2日制(土日休み)
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与(日本は6日) - どんな選考プロセスか
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1. ITER職員公募会員登録(プレエントリー)
2. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
他提出書類(パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書)準備
リファレンス準備
3. ITER日本国内機関による添削
(メールでのやりとり)
4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)
5. ITER日本国内機関からの推薦
(推薦後応募者へメール連絡)
6. 書類選考結果通知
(推薦後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
7. 面接試験
(結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー)
8. 面接選考結果通知
(面接試験後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典:新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内
掲載期間25/06/20~25/07/03
求人No.LFVDR-32