なぜ募集しているのか: 核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約40名であり、他の国々の職員数に比べ約4％と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。
どんな仕事か: NDE コーディネーターとしてのあなたの目標は次の通りです：
- 割り当てられた範囲全体で NDE 活動が適切に実施されるように、品質管理部門の責任者をサポートします。

本ポジションでの成功には以下が含まれます：
- 製造および建設中のNDEの問題に対する解決策指向の評価。
- リクエストに応じて、または必要に応じて、新しい NDE 手法を実装します。
求められるスキルは: 必須 - 原子力または技術環境における圧力機器のコンポーネント設計、試験、建設、製造における 5 年以上（P2レベル）または8年以上（P3レベル）の経験。

- 必要な基本的な能力と経験：
　・非破壊検査: 品質と完全性を維持/保証し、安全基準に準拠しながら、関連する機器やツールのメンテナンスを含む非破壊検査活動を指定、計画、または実行し、NDT仕様の修復と溶接部品の調達と設置に関する合格基準の経験。
　・製造：設計要件に基づいて、さまざまな技術やテクノロジーを通じて材料から完成品にまで納入すること。
　・NDEの方法、技術、および手順の設計と実装。
　・ASNT及び/または ISO 9712 レベル III の資格。
　・ステークホルダーの管理: プロジェクトや活動に関与する、影響力を及ぼす、またはプロジェクトや活動によって利益がプラスまたはマイナスの影響を受ける可能性のある個人や組織を特定し、勧誘し、それらとの効果的な関係を維持する能力。
　・調達：費用対効果が高く効率的な方法で、外部ソースから製品、サービス、作業を取得すること。戦略的な調達、契約交渉、調達ポリシーと規制の遵守の確保。
　・スコープ管理: 変更の特定と管理を含む、プロジェクトまたはアクティビティの作業範囲の定義、制御、管理。

- 学歴・言語条件：
・機械工学、または他の関連法分野の「修士号」（学歴条件は、同様の業務責任を伴う広範な専門的経験や、関連分野での追加の資格によって免除される場合があります）。
・英語：流暢（ライティングとスピーキング）。

歓迎・ステンレス鋼に対するフェイズドアレイ超音波探傷法とその他の NDT 法。
・RCC-MR/RCC-M及び/または ASME コードを圧力機器または核圧力機器に適用し、要件を実装すること。
雇用形態は: 契約社員（任期付正職員）
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。
どこで働くか: 13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です（マルセイユ空港から70kmほど）
勤務時間は: 8:30-17:30（週40時間、フレックスタイム制あり）
※テレワークの可能性あり（一定の条件下且つ業務上の必要性による）
給与はどのくらい貰えるか: 手取り年俸 1100万円～1319万円（月給91万円～109万円・税引き後手取り額）
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です（医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済）！
※給与は現地通貨（ユーロ）で支払われます。表示の日本円は（1ユーロ=160円の場合です）
※諸手当は別途支給されます（配偶者手当、扶養低当て、教育手当）。
待遇・福利厚生は: ITER機構の福利厚生は日本からの移住にも手厚いです！

<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。

<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除

<福利厚生>
・着任時、帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し（上限金額有り）
・着任手当（契約期間が2年以上に限る）
・Welcome Office支援（ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等）
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり（クリーニング、郵便など）
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり（自家用車なしで通勤可能）
休日休暇は: ・週休2日制（土日休み）
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与（日本は6日）
どんな選考プロセスか: 1. ITER職員公募会員登録（プレエントリー）

2. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
　他提出書類（パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書）準備
　リファレンス準備

3. ITER日本国内機関による添削
（メールでのやりとり）

4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)

5. ITER日本国内機関からの推薦
（推薦後応募者へメール連絡）

6. 書類選考結果通知
（推薦後約4～6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡）

7. 面接試験
（結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー）

8. 面接選考結果通知
（面接試験後約4～6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡）

※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典：新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内

Non-Destructive Examination Coordinator IO0514

プラントエンジニアリング