REPORT
A.T. カーニー(グローバル・ブランド名「KEARNEY」)
A.T. カーニーが採用強化へ――求めるのは「日本企業の可能性」を解き放つ、戦略コンサルタント
掲載日:2025/10/07更新日:2025/10/07
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戦略コンサルティングファーム A.T. カーニー(グローバル・ブランド名「KEARNEY」)。日本オフィスでは『日本を変える、世界が変わる』を掲げ、「日本企業と社会の可能性を解き放つこと」を志向する。そのためにもより重要となるのが「尖った個」によるベストチームの組成、そして戦略コンサルタントの採用だ。A.T. カーニー独自の考え方・ビジョン、そして最大の強みとは。求人概要と併せて見ていこう。
日本企業、そして社会の「可能性を解き放つ」
1926年に米国シカゴで創立され、世界有数の戦略コンサルティングファームとして知られるA.T. カーニー。世界45の国と地域、89の拠点に約5,700名のスタッフとグローバルネットワークを擁し、主要産業分野の大手企業を中心顧客に、戦略からオペレーション、ITに至るまで一貫した高品質のサービスを提供する。
その最大の強みは、高度な専門性、目に見える成果の実現、顧客企業との密接な協働だ。それぞれCEOアジェンダの設定はもちろん、世界経済フォーラム(通称ダボス会議)の戦略的パートナーを務め、国内外の大企業のCxOとの交流・創発、次世代経営陣候補の育成プログラムなど常に顧客への貢献に徹している。
特に注目したいのは、その考え方・ビジョンの独自性だ。日本オフィスでは『日本を変える、世界が変わる』を掲げ、クライアント企業のCEOをはじめ、経営陣にとっての「Trusted Advisor(信頼される相談相手)」となることを追求。事業の成功はもちろん、社会の未来を形作るリーダーにとっての「The most admired firm(最も評価され、信頼されるコンサルティング会社)」を目指す。
近年、「課題先進国」と言われる日本において、いかに問題提起に留まらず、的確な課題設定と解決策の設計を通じ、日本企業と社会の「可能性を解き放つ」ことができるか。未来志向を持ち、そのポテンシャルを最大限に引き出し、世界中の企業にとってのロールモデルへ。「課題“解決”先進国」となるべく、高い視座での支援を重ねている。
たとえば、所属コンサルタントによる各種メディアでの情報発信、官民の有識者委員会にメンバーとしての参画、政策提言・イノベーションの働きかけも、重要な支援・活動となっている。あくまでも一例だが、テーマは「クールジャパン」「東京の未来ビジョン:NEXTOKYO」「デザイン経営」「ナイトタイムエコノミー」「国内最大の都心型イノベーションセンター設立」「宇宙ビジネス振興」「再生医療商用化」「電力自由化」「ゲノム技術の衝撃」「世界の代替肉の需要動向調査」「高級ファッションブランドにおける循環型ビジネスモデル調査と提言」など極めて広範に及ぶ。
また、これらの活動は「インドの財閥企業のエグゼクティブとの社会課題解決ビジネスモデルの議論」「アジア市場のトップ企業と日本企業の異業種エグゼクティブによる新たな価値創造の議論」などグローバルでの機会創出にもつながっている。
才能溢れる “尖った個” のネットワーク拡充へ
企業横断・産業横断、そしてグローバルの視点を持ち、5年、10年という長期的な視座で社会課題の解決に尽力していくA.T. カーニー。その活動の起点となるのは、クライアントワークで成果を残した “尖った個” のパッションでもあるという。そして現在、事業活動の核心として取り組むのが「社内外の才能溢れる “尖った個” のネットワークの更なる拡充と継続的なアップデート」だ。
社外でいえば、まさに経験と実績により培われた「信頼関係」に基づくネットワークこそ、他に類を見ないベストチームの組成を可能にする。社内では、深い専門性を持つに至った個が、経営全体を俯瞰し、独自の経営観を築き、CEOと「経営を語れる個」へと進化する「T字型プロフェッショナル」が育つ土壌がある。そしてビジネス領域(B)をコアとし、テクノロジー領域(T)、クリエイティブ領域(C)の専門性を有する人材が多数在籍。複数領域の専門性を高めていく「Π(パイ)字型プロフェッショナル」への進化を体現するロールモデルが存在する。
そして重要なのは、社内外の “尖った個” を見出し続け、志を共有しながら、それぞれの専門性の相互補完を実現していくこと。理想とされるのは「プロフェッショナルとしての厳しさ」と同時に「厚い相互信頼」を併せ持つファミリーのような関係構築と、そのハブとなる役割だ。
また、急速に変化する今日のビジネス環境において、企業には完璧な戦略よりも断固たる行動と実際のインパクトが求められており、「Impact First」は従来のコンサルティングを超えて野心的な戦略と実行可能な変革の間の溝を埋める新しいアプローチだ。このアプローチは、目的に特化したソリューション、独創的な視点、シームレスなコラボレーション、深い専門知識、即効性のある推進力、情報に基づいた挑戦という6つの柱を通じて、組織が単に変化するだけでなく進化することを支援していく。「Impact First」は、人財の活用とケーパビリティ構築を重視し、Foresight(先見の力)、Innovate(イノベーションを起こす勇気)、Activate(活性化の実践)を通じて、不確実性を機会に変え、持続的な成果をもたらすことにコミットする。
今回の採用において求められるのも、単なるコンサルタントではなく、まさに未来の「創造と変革へのパッションを持つリーダー」となっていく人材だ。クライアント企業内にそうしたリーダーを見出し、力強く支援していくことはもちろん自らがその体現者となることが期待される。
プロフェッショナル人材としての能力を土台に、感動品質・世界水準の仕事を成し遂げようとする “強い個” が育つ土壌のあるA.T. カーニー。キャリア形成においても留学、出向、海外オフィストランスファー、兼業など、コンフォートゾーンに留まらず、挑戦できる機会が豊富に存在している。こうした環境で自らを磨き、クライアントと社会に貢献する「創造と変革のリーダー」へ。他に類を見ない成長環境に身を置き、本物の思考能力、コミュニケーション能力を身につけていく。今回の採用は、そういった次なるキャリアへの一歩を踏み出す、またとないチャンスになるはずだ。
A.T. カーニーの研修制度について ※経験・能力に応じる
コンサルタント育成において、「Off-JT(座学研修)」と「On-JT(実地研修)」を軸とし、体系的な仕組みを導入しているA.T. カーニー。ここでその概要について見ていこう。
【Off-JT(座学研修)】
▼入社後研修
・新卒・中途双方を対象に入社後約1.5カ月の時間をかけて実施
・研修はマネージャークラスの現役コンサルタントが担当し、演習とフィードバックを繰り返してスキルを深めていく※いずれもオリジナルコンテンツを使用して実施
▼スキル研修
・年間複数回、特定スキル習得を目的とした研修を実施
▼プロモーション時研修
・プロモーション時、APAC/Global全体で1週間ほど合同研修を実施し、プロモーション後に求められるスキルを学んでいく
▼年間プログラム
・半年毎の人事評価会議、半期毎のメンター(先輩コンサルタント)面談を経て受講プログラムを策定
・受講計画を立て不足スキルを補うプログラムを選択可能
▼マインドセット研修
・マインドセット(ソフトスキル)を形式知化した新たな研修
・第一線で活躍するコンサルタントのキャリアパス、モチベーション、学びの視点を類型化したもの。ロールモデル提示につなげていく
【On-JT(実地研修)】
▼見習い期間
・入社時研修の終了後、On-JT期間へ移行し、コンサルタントとしてのスキルセットを磨いていく(On-JT期間中はクライアントからのフィーは発生しない)
・個々のコンサルタントのバックグラウンドやプロジェクトとの相性をもとに、より成長が期待できるマネージャーのもとで経験を積んでいく
・プロジェクト終了時には細分化されたスキル項目別の評価を実施し、それぞれの項目で見習い期間合格が認められることにより、晴れてA.T. カーニーのコンサルタントとして認定される
・不足スキルがある場合は、該当のスキルを集中的に伸ばせるプロジェクトへの再アサインを行い、重点的な能力開発を実施していく
・見習い期間中は担当マネージャーが偏らないよう、ローテーション制を導入
【その他、プロジェクト概要について】
プロジェクトのアサイン時は個人のキャリア意思を最大限尊重するために、参加したいプロジェクトの希望を提出可能な仕組みが整備されている。(Team Up制度)このような制度を通じて、個人の自発的なキャリアディベロップメントを促すとともに、“個々人の希望”と“ファームとしての人材配置/育成方針”とを両立したベストチームの組成を目指している。