INTERVIEW
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社「総合職」募集

「まさか自分が社長に…」入社2年弱、28歳。テレビ局を辞め、GMO-FHで掴んだ予想外の未来

掲載日:2025/11/28更新日:2025/11/28
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「GMOフィナンシャルホールディングス(以下、GMO-FH)なら本当に何でも起こりうる。20代で予想もしていなかった挑戦ができています」こう語るのは、GMO-FHで働く武田 柊さん(28)。テレビ局を経て2023年12月に総合職で入社し、わずか2年弱でグループ会社の代表に抜擢された人物だ。若くして大きなチャンスを掴んだ彼のストーリーから、同社に広がる挑戦のフィールドに迫る。

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社について
「GMOクリック証券」や「GMO外貨」を傘下に持つ持株会社。国内トップクラスの取引高を誇るFXを強みに成長を続けている。近年は、金融の枠を超え、多角的に事業を展開。NFT、バーチャルオフィス、ヘルスケア等、新規事業も加速させ、新たな価値創造に挑戦している。

20代、自分の可能性を広げたい。テレビ局からGMO-FHへ

テレビ局で働いていた武田さん。その転職を考えた経緯から伺った。

前職は新潟のテレビ局に4年在籍し、入社以来ずっと「スポットデスク」という内勤営業を担当していました。これはテレビ局のCM放送枠を管理する仕事で、経験と専門性が求められます。そのため、その道を極めるキャリアが期待されていたように思います。

一方、私自身は、20代のうち特定の専門領域を決めるのではなく、さまざまなことに挑戦して自分の適性を見極めたいという思いを持っていました。社内での異動も希望していましたが、人事配置は、様々な事情によるところも大きく、いつ実現するかわからない状況。それならば、環境を変えて新たな可能性を探りたいと思うようになり、転職を決意しました。

転職活動では、昔から大事にしている「多くのことを経験するには、自分の意志以外の変化も受け入れるべき」という考えを軸にしました。自分で選ぶと、どうしても得意なことや好きなことに偏ってしまい、可能性を狭めてしまうという危機感があったからです。また、先入観で突き進んだ結果、それが自分に向いていなかった時の精神的なダメージも大きくなることも想像に難くなかったので。

こういった考えから、特定の職務に縛られず、様々な挑戦ができる「総合職」に絞って企業を探していました。

その中で、GMO-FH入社の決め手とは?

最大の決め手は、最終面接で会長の高島と直接話したことでした。「やると決めたらやる」というトップの強い意志に触れ、「このようなリーダーのもとで働きたい」と直感的に思ったんです。

そう感じた背景としては、前職での経験が関係しています。テレビ局は系列で足並みを揃える傾向が強いので、共同体で戦える強みがありながらも、時にはそれを意思決定の制約だと感じることもありました。だからこそ、高島の強い舵取り力に、一層惹かれたのかなと思います。選考を受けた企業の中で、会長クラスの方と直接話して意志を知ることができたのも、GMO-FHだけでしたね。

また、選考が非常にスピーディーに進んだことも、ポイントの1つです。やりたいことが明確に決まっていなかった私にとって、転職活動をダラダラと続けるメリットはあまりないと思っていて。スピーディーな選考は、自分の熱意に応えてくれているようにも感じ、嬉しかったですね。

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武田 柊
2019年4月、新卒で株式会社NST新潟総合テレビに入社。東京支社にて、スポットデスクとして従事。その後、2023年12月にGMO–FHへ入社。研修後、事業企画を経て、2025年6月にグループ会社の代表取締役社長に就任。2児の父でもある。

「何でもやる」は最強の武器

ずばり、働く中で感じるGMO-FHの魅力とは?

意欲があれば、本当にさまざまな挑戦をさせてもらえる。新規事業開発のような難易度の高そうなプロジェクトも、入社年次に関係なく挑戦させてもらえる環境。それがGMO-FHの一番の魅力だと思います。

私に関して言えば、入社後はカスタマーサポート部門やシステム部門での研修ののち、事業企画室で新規事業に関する調査や、「GMOヘルステック」での薬局運営業務や医療機関ポータルへの集客業務など、部署を横断してさまざまな経験を積みました。そして2025年6月からは、新たに立ち上げたグループ会社の代表取締役社長に就任しました。現在は、GMO-FHの個人向けサービスのシナジー創出を加速させる事業のローンチと、次の収益の柱となるような新規事業創出というミッションに取り組んでいます。

正直、入社から2年弱でこれほど多様な経験ができるとは想像していませんでした。ましてや、自分がグループ会社の社長になる未来など、全く思い描いていませんでしたね。

2年弱でグループ会社の社長に抜擢された武田さん。どういった部分が評価されて今に至ったのか。入社当初の研修時代から振り返って話してくれた。

私自身が大切にしているのは、「なんでもやってみたい」というスタンスでいることです。特定の業務に固執していなかった分、会社としても様々なチャンスを与えやすかったのかもしれないと考えています。

もう1つは、少し手前味噌になってしまいますが、各部署で自分なりに工夫を重ねてきたことかもしれません。例えば、ノーコードツールを導入して業務を効率化するなど、一つひとつは地味なことでも自ら仕事を拾ってはスピーディーに打ち返すことを心がけてきたので、「武田はアウトプットがはやい」と認識してもらえることができたのかなと。そうした積み重ねを評価してもらえたのかなと捉えています。

入社当時の心境としては、ある種の焦りがあったと思います。1つでも多くの業務を経験して可能性を広げつつも、その中から30歳くらいまでには自分の適性に合った何かしらの専門領域を見つけたい。そう思うと、あまり残された時間はありませんでした。せめて、経験の手前にある「勉強の時間」は一刻も早く終えなければ、会社はもちろん、何よりも自分の将来にとって損だなと。特に研修中は似たような立場の人が周りにたくさんいたので「負けたくない」という思いもあったと思います。

とにかく目の前のことに懸命に取り組み、いつかチャンスがきた時に応えられるように準備していたことが、比較的早くから多くの部署を経験させていただく機会につながったのかなと考えています。

入社から2年、実感している自身の変化についてこう語る。

社長という立場になったことも大きいですが、アウトプットを重ねる中で、自分の考えや方針を明確に伝えられるようになりました。以前と比べ、自信なさげに話すことが少なくなり、自分の中では大きな変化だと感じています。

入社面接で会長と話した際に「この人についていきたい」と感じた経験が、今の私の指針になっているのかもしれません。リーダーが明確なビジョンを示すことで、チームは安心して同じ方向に進むことができる。そう実感したからこそ、今多くの関係者と新規事業を進める中では、私自身がその「旗振り役」として進むべき道をはっきりと示すことを心掛けています。

とはいえ、何もかもが初めての経験。現時点では私一人で進めているので不安がないと言えば嘘になります。特に新規事業には、「本当に成功するの?」といった厳しい意見はつきものです。それを跳ね返すためのデータやロジックを準備し、自分の信念を固めていく作業は、かなり孤独できついものがあります。

ただ、もともとの性格もあってか、あまり重く受け止めすぎず、「まずはやってみよう」という気持ちで取り組んでいます。「経営陣は経験の浅い私を信じて任せてくれた」と思うと力が湧いてきますし、20代でこれほどの経験ができるのは、本当に貴重です。ある意味で、大船に乗った気持ちで臆することなく新しい事業に挑戦できています。

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転職前後での働きがいの変化を示すグラフ。早期に重要なポジションに抜擢され「やりがい」が向上したと言う武田さんに、そもそもチャンスを掴んだ裏で大切にしていることを聞くと、こう話してくれた。「私の場合は、出来る限り早く形にして上司に見せることを優先していました。上司からすれば、何もアウトプットが出てこないことには評価のしようがないですし、自分としてもブラッシュアップのしようもないんですよね。特に入社後すぐの研修などは、素人にやらせているということは上司もわかってることですし、完璧なものが出てくるとは期待していないはず。そう割り切り、スピードを重視していました。」

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入社後半年は共通研修として、カスタマーサポート部門やシステム部門での業務を経験する。武田さんは、研修当時を「新鮮だし楽しかった」と振り返る。「理系出身なのでシステム部門の仕事は多少なりとも親和性がありましたが、GMOクリック証券のカスタマーサポート部門の仕事は予想外でした。お客様からのお電話に対応するという経験は初めて。最初は戸惑いもありましたが、GMO-FHの根幹となる事業を身をもって知ることができ、貴重な経験になっています。また、カスタマーサポート部門は8~17時の勤務でした。朝が早い代わりに、夕方まだ明るい時間に渋谷の街に解き放たれる生活は、新鮮で面白かったです」

GMO-FHを支える、次の太い柱を創る

取材終盤、武田さんの目標について伺った。

社長に就任はしましたが、まだスタートラインに立ったばかり。何かを生み出したわけではなく、本当の挑戦はこれからです。まずは、担当する事業領域において誰よりも詳しい存在になること。そのうえで、多くの関係者を巻き込みながら、サービスローンチに向けてプロジェクトを着実に進めていきたいです。事業を成長させ、最終的には、GMO-FHを支える太い柱の1つに育てていけるように頑張っていきたいと思います。

最後に、仕事との向き合い方についてーー。

正直に言うと、私は仕事に特別な思い入れがあるタイプではありません。自給自足ではない現代において、仕事は生きていくために不可欠なものですし、そこには家族に対する責任も伴います。特に転職の際は、妻や子に負担をかけた自覚があるので、「家族を裏切れない」という思いが、働くうえでの大きな支えになっています。

でも、仕事の魅力を挙げるなら、人生のすべてではないにせよ、刺激を与えてくれる1つの要素です。

自分の生活圏内だけで生きていても、出会える刺激には限界があると思いますが、仕事場に来ればいろいろな考えを持つ人がいたり、予期していなかったようなチャンスが舞い込んできたりしますよね。私としては、そういった外部からのランダムな刺激を逃さず、受け入れられる人間でありたい。今回社長のポジションに就いたように、人生を通じて、何かの勢いで全く知らない新しいフィールドに飛び込むような挑戦をしつづけたいと考えています。

今の時代、何でもアルゴリズムでレコメンドされるので、放っておくと、自分が見たいものと誰かが見せたいものしか目に入ってこなくなりました。それは便利な一方で、同時に「つまらない」とも感じてしまう。世界には、自分で選んでいたら出会えない面白いものがたくさんあると思うからです。

たとえば、一見すると「なぜこんなビジネスが成り立つんだろう?」と思うようなサービスがたくさんありますが、自分が知らないだけで、価値が必ず存在するはずなんですよね。ならば私は、その価値の正体を、「体験してみない手はない」と思うんです。これからも偶然の出会いや予期せぬ挑戦を大切にし、自分の世界と可能性を広げていきたいですね。

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