自動運転、IoT、ライドシェア…自動車業界は今「モビリティビジネス革命」の最中にある。こうした中、完成車メーカーは、社内制度の整備を急ぐ傾向も。各社の取り組みとともに、求人を見ていこう。
トヨタ自動車は、2019年春より幹部社員を対象にした「FA制度」を導入することを発表した(*1)。この制度により、幹部社員は人事異動の希望を表明できるように。つまり、優秀な人材が、希望する領域で能力や個性を発揮できるようになるということだ。
今後注力していきたい先進分野に、意欲あるプロ人材を登用していきたい――背景には、こういった人事戦略もあると言えるだろう。
2018年10月、「自動運転技術でホンダが米・ゼネラルモーターズと提携する」というニュースが話題となった(*2)。両者は今後、ライドシェア専用の無人自動運転車の開発を進めていく計画だ。
本田技研工業はすでに北米、アジア、南米、欧州、アフリカとグローバル展開を進めている。こうした中、各国の研究所・製作所にも「ホンダフィロソフィ」を世界に広め、根付かせるための仕組み作りを急いでいるようだ。
実際に2018年12月現在、人事の求人募集も見受けられた。グローバル戦略にはじまる人事企画から、採用・教育・評価・労務面までに広く携わっていくポジション。将来的には海外駐在の可能性もあるようだ。
人事として、活躍の舞台を広げたい――そう考える方にとって、自動車業界には今格好のチャンスが広がっていると言えるかもしれない。
(*1)トヨタ、幹部に「FA」制度導入│共同通信
https://this.kiji.is/450829641573565537?c=113147194022725109
(*2)ホンダとGMは協業関係強化で「自動運転」の雄になれるか│ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/183777