- なぜ募集しているのか
- 核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約50名であり、他の国々の職員数に比べ約5%と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。 - どんな仕事か
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• 電気部品およびシステムの設計、製造監督、建設、試験、試運転、システム統合への貢献
• プロジェクトのスケジュールと予算に沿って成果物が作成されるようにし、厳密かつ体系的な作業が求められる品質保証された環境の中で業務を遂行
• 専門分野のマネージャーの指導のもと、プロジェクトに貢献するためのスキルと経験の向上
本募集では、以下の2つの専門分野に対応する「電気エンジニア」ポジションが対象となります:
配電(Power Distribution):
• 全電圧レベル(400V~400kV)の交流配電、特高圧変電所、非常用ディーゼル発電機、交流・直流無停電電源装置(UPS)、それに関連する配電システムおよび保護リレー
• 負荷流解析、短絡計算、ケーブルの許容電流、時間過電流保護、保護選択性、モーター起動などの解析・計算の実施
• 主電力部品およびローカルの計装・制御(I&C)に関する専門知識、ならびに制御対象の部品・システムの保護と運用に関する理解が求められます。
電力変換(Power Conversion):
• 電力変換装置(4象限コンバーター、電圧源コンバーター、5MVA以上のサイリスターコンバーター)、無効電力補償装置、電力システム
• 定常状態および過渡状態における電磁過渡(EMT)解析の実施
• 主電力部品、パワーエレクトロニクス機器、ローカルの計装・制御(I&C)に関する専門知識、ならびに制御対象の部品・システムの保護と運用に関する理解が求められます。
- 求められるスキルは
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必須 • 電気部品およびシステムの設計、調達、設置、現場でのトラブルシューティングに関する経験(インターンシップを含む)、複雑なプロジェクト環境での実績
• 配電分野:中・低電圧での電力供給および配電システムの設計、試験、運用。中電圧の主幹から約5MVAまでの個別負荷への電力供給に関する設計経験。主な必要能力には、配電ネットワークの設計(配電変圧器、配電盤、電力ケーブルなどの主要部品を含む)、電力負荷の分析、信頼性の確保、安全性と規格遵守の優先が含まれます。
• 電力変換分野:高出力(5MVA以上/ユニット)の電力変換装置(4象限コンバーター、電圧源コンバーター、サイリスター技術による無効電力補償装置など)の設計、試験、運用。主な必要能力には、ローカルの計装・制御システムの設計・試験、開ループ・閉ループ制御の最適化、制御対象部品・システムの監視と保護が含まれます。
• 設計説明書、インターフェース管理文書、入札仕様書、試験手順書などの技術文書の作成
• エンジニアリング解析の実施:解析報告書や計算書の作成
• 効果的なコミュニケーション:多文化環境で効果的に働くために、内容やスタイルを調整してメッセージを伝える能力
• 継続的改善:効率、品質、生産性を向上させるためのプロセスやシステムの改善提案
• 品質管理システム(QMS):担当分野に関連する手順の適用
学歴・言語条件:
• 電力分配または電力変換のいずれかの活動分野に関連する専門分野を含む電気工学分野の「修士号」または同等の学位(学位は、同様の職務経験や関連分野の追加研修・資格によって代替可能)。
• 英語:流暢(スピーキングとライティング)。
歓迎 • 多国籍・多文化環境での業務経験
• 組織理解力:複雑な方針、プロセス、人間関係の中で柔軟に対応できる能力
• 業務プロセスの最適化:最も効果的かつ効率的な方法を見極め、継続的改善を重視して業務を遂行する能力
- 雇用形態は
- 契約社員(任期付正職員)
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。 - どこで働くか
- 13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です(マルセイユ空港から70kmほど) - 勤務時間は
- 8:30-17:30(週40時間勤務)
※テレワークの可能性あり(一定の条件下且つ業務上の必要性による) - 給与はどのくらい貰えるか
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手取り年俸 949万円~1196万円(月給79万円~99万円・税引き後手取り額)
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です(医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済)!
※給与は現地通貨(ユーロ)で支払われます。表示の日本円は(1ユーロ=171円の場合です)
※諸手当は別途支給されます(配偶者手当、扶養低当て、教育手当)。 - 待遇・福利厚生は
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ITER機構の福利厚生は日本からの移住にも手厚いです!
<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。
<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除
<福利厚生>
・着任時、帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し(上限金額有り)
・着任手当(契約期間が2年以上に限る)
・Welcome Office支援(ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等)
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり(クリーニング、郵便など)
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり(自家用車なしで通勤可能) - 休日休暇は
- ・週休2日制(土日休み)
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与(日本は6日) - どんな選考プロセスか
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1. ITER職員公募会員登録(プレエントリー)
2. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
他提出書類(パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書)準備
リファレンス準備
3. ITER日本国内機関による添削
(メールでのやりとり)
4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)
5. ITER日本国内機関からの推薦
(推薦後応募者へメール連絡)
6. 書類選考結果通知
(推薦後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
7. 面接試験
(結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー)
8. 面接選考結果通知
(面接試験後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典:新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内
掲載期間25/08/22~25/09/04
求人No.LFVDR-35





