- なぜ募集しているのか
- 核融合エネルギーの実現には、ITERプロジェクトの成功、長期的な研究開発が必要であり、「核融合エネルギー開発を担う人材の継続的・安定的な育成/輩出」も大切な要素です。その人材育成の鍵となるのが「ITERプロジェクトでの日本人の活躍」です。
各参加国の職員枠は建設期の各極の調達分担割合に準じて設定されており、日本は100人以上の枠があります。
しかし、現在日本人職員数は約40名であり、他の国々の職員数に比べ約4%と低い割合です。
日本は国際的に大きな貢献が期待されいて、人材育成の観点からも日本人職員増員を望んでいます。 - どんな仕事か
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ITER機構職員はITER機構が公募するもので、正規職員(任期付)としての採用されます。
任期は5年間で、更新制度があります。
必要に応じて人材の公募があり、ご自身の経歴に合った公募が出た時点でご応募いただきます。
実験炉は2033年にファーストプラズマを迎え、そこから試験運転を開始し、2039年から実燃料を使った核融合に向けた本格的な実験を進める予定です。2023年9月時点では建設工事の約80%が完了し、各国で調達された機器がITERサイトで組み上げられている最中です。実験炉の完成と試運転に向けて、いよいよ最終段階に近づきつつある状況です。
今後ITER機構より、実験炉建設に伴うプラントエンジニアから、今後の運転に向けた、環境保護、放射性廃棄物の処理や運転保守に関する様々な公募が出てまいります。ITER機構職員に興味を持たれた方は、是非先にお進みください。
【現在/過去の公募ポジション例】
・Fire Protection Coordinator
・Data Management Section Leader
・Environmental Protection Engineer
・Quality Engineer
・Radiation Protection Officer
・Process Engineer
・Magnet Engineer
・Diagnostic Integration Officer
・Neutral Beam Mechanical Engineer
・Radwaste Responsible Officer
・Remote Handling System Engineer
・Electrical Engineer
・Power Supply Engineer
・Fueling Engineer - 求められるスキルは
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必須 - 最低5年のエンジニアとしての実務経験。複雑な国際的環境またはプロジェクトにおける実務経験
- ポジションに応じた関連分野の「学士/修士号」または同等の学位
- 英語が堪能であること(文書および会話)
- その他公募ポジションに応じた知識・経験歓迎 海外勤務経験 - 雇用形態は
- 契約職員(任期付き正職員)
※基本5年間の任期で『更新制度』があります。 - どこで働くか
- 13067 Saint-Paul-lez-Durance France
風光明媚な「南フランス」です(マルセイユ空港から70kmほど) - 勤務時間は
- 8:30-17:30(週40時間勤務)
※テレワークの可能性あり(一定の条件下且つ業務上の必要性による) - 給与はどのくらい貰えるか
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手取り年俸 800万円~1315万円(月給66万円~109万円:税引き後手取り額)
※具体的な公募ポジションによって給与が異なります。
※「Take home salary」といって『年間手取り額』です(医療/死亡/傷害保険、年金、内部税差し引き済)!
※給与は現地通貨(ユーロ)で支払われます。表示の日本円は(1ユーロ=169円の場合です)
※諸手当は別途支給されます(配偶者手当、扶養低当て、教育手当)。 - 待遇・福利厚生は
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ITERの福利厚生は日本からの移住にも手厚いです!
<保険・年金>
医療保険、死亡・障害保険、年金基金
※ITER機構独自の保険・年金システムです。
<ITER職員の特権・免除>
・所得税の免除
・家具や身の回り品の免税輸入
・配偶者及び未成年の同伴子供について、労働許可証の免除
<福利厚生>
・着任時・帰任時の旅費の払い戻し
・引っ越し費用の払い戻し(上限金額有り)
・着任手当(契約期間が2年以上に限る)
・Welcome Office支援(ビザ取得支援、住居手配支援、仏語講座等)
・自己啓発のためのトレーニング、能力開発の機会あり
・カフェテリアあり
・コンシェルジュサービスあり(クリーニング、郵便など)
・スタッフつながりによるスポーツ、カルチャーアクティビティ
・銀行サービスあり
・ITERサイト駐車無料
・通勤バスあり(自家用車なしで通勤可能) - 休日休暇は
- ・週休2日制(土日休み)
・年間24日の有給休暇
・母国に帰省するための追加有給休暇付与(日本は6日) - どんな選考プロセスか
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1. ITER職員公募会員登録(プレエントリー)
2. ITER日本国内機関からの新規公募案内等のメールを確認しながら応募公募の検討
*****応募公募決定後*****
3. 応募書類(英文のCV, Cover Letter)の作成
他提出書類(パスポートコピー、最終学歴の英文卒業証明書)準備
リファレンス準備
4. ITER日本国内機関による添削
(メールでのやりとり)
4. オンライン応募
(ITER機構ホームページから)
5. ITER日本国内機関からの推薦
(推薦後応募者へメール連絡)
6. 書類選考結果通知
(推薦後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
7. 面接試験
(結果通知から約2週間後、Teamsを利用したオンラインインタビュー)
8. 面接選考結果通知
(面接試験後約4~6週間後、ITER機構より合否に関わらずメール連絡)
※ITER機構のホームページより直接オンライン応募も可能ですが、ITER職員公募会員登録制度を利用し、添削支援を受けていただいたうえでのご応募をお勧めします。
※ITER職員公募会員特典:新規公募案内、応募書類添削、面接トレーニング(書類選考通過者に限る)、ITER職員公募関連イベント案内
掲載期間24/11/11~24/11/24
求人No.LFVDR-01