急速なEC化、若者のブランド離れ、新規PB参入による競争激化…話題が尽きないアパレル業界。これからの時代、バイヤー・マーチャンダイザー(MD)に期待される役割とは。同職種でのキャリアアップ、狙い目となる企業と同時に見ていこう。
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ラグジュアリーブランドとファストファッションの二極化、若者の高級ブランド離れ、ニーズの急速な移り変わり、急速なEC化…今、アパレル業界は大きな変革のときを迎えている。
売上が落ち込む実店舗と比較し、ネット販売は拡大の一途を辿る。各社がそれぞれの戦略を打ち出しており、動向が注目される。
同時に、共通している部分もある。
それが消費者のニーズを素早く捉え、即座に商品に反映させていくということ。AI・ビッグデータなどのテクノロジーを活用し、より効率的な企画・製造・流通の仕組みづくりを各社が進めている。
たとえば、SNSより集めた顧客の声、商品に設置したICタグからの商品動向をビッグデータとして集積。AIによる分析でニーズを予測し、商品企画・生産・販売などあらゆる工程に反映させていく。こういった取り組みもスタートしている。
近年注目を集めているのが、アパレル大手5社(ワールド、オンワードホールディングス、TSIホールディングス、三陽商会、レナウン)におけるEC販売強化の波。その背景にあるのが、主要販路であった百貨店での売上減少だ。
たとえば、2017年3月、オンワードホールディングスでいえば、EC専用の婦人服ブランドの立ち上げを発表。近年の流行サイクルの早さに対応するために企画・生産にかかる時間を短縮。従来ブランドに比べ、企画・生産の工程を圧倒的に短くした。その他に、TSIや三陽商会もEC専用ブランドの開発を進めている。
商品企画・製造・流通の仕組み、そのものが大きく変わろうとしているアパレル業界。特にバイヤー・マーチャンダイザーが果たす役割が重要なものになっている。いかに流行を先取りし、売れる商品を市場に仕掛けていけるか。また先の「仕組みづくり」の部分から携わり、いち早く商品を展開させていくことも期待される。
2017年10月現在、以下のような企業での募集が見受けられた。今、求人で攻勢をかけていくということは、勝負に出ようとしている企業という捉え方ができる。
たとえば、国内だけではなく、海外にもグループ企業を持ち、勝負ができる企業など、転職先として狙い目といっていいだろう。
・売上高1兆円超の大手アパレルメーカーのグループ企業
・世界主要都市にショップを展開する、ラグジュアリーブランド
・リーズナブルな価格設定で幅広い層から支持を集める、大手アパレルメーカー
・イタリア発のラグジュアリーファッションブランド
・NYで人気の新型エクササイズを展開する企業(アパレルウェア部門)
特にMD職においては年収800万円以上の募集も散見された。同業界・職種においてさらなるキャリアアップを目指す方は見逃せない求人となるはずだ。
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