REPORT
三井不動産株式会社

三井不動産が仕掛ける次世代のまちづくり。“Real Estate as a Service”の実現へ

掲載日:2023/11/06更新日:2023/11/06
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2023年3月期、売上高2兆2,691億円、経常利益2,653億円、純利益1,969億円(*1)と、いずれも過去最高を更新した三井不動産。国内最大級の総合不動産デベロッパーである同社がめざすのが、不動産業そのもののイノベーションだ。2017年より事業領域ほぼ全てでDXを同時推進し、次世代の「まちづくり」に着手。物流業界の社会課題解決に向けたロジスティクスDX、スポーツ・エンターテイメント領域の顧客体験を進化させる東京ドームDXなど、新たな取り組みも積極的に進めている。次なる展開、注力事業と求める人物像について見ていこう。

不動産 × デジタルで「まちづくり」の未来を

1941年の設立以来リーディングカンパニーとして、まちづくりを通じた「社会課題の解決」そして「新たな価値創造」に挑んできた三井不動産。

・国内初となる超高層ビル「霞が関ビルディング」
・国内初の本格的なショッピングセンター「ららぽーとTOKYO-BAY」

上記をはじめオフィスビル、商業施設、すまい、物流施設、ホテル・リゾートなど幅広い領域で不動産を開発・運営。そして今取り組んでいるのが、不動産とデジタルの融合による次世代の「まちづくり」だ。

新たな挑戦も進む。2022年にグランドオープンした「ららぽーと福岡」では、デジタルを活用したサービス革新の取り組みに注目が集まった。その一つが、非接触注文・決済システム、駐車場チケットレス化など、ユーザーが安心して施設で過ごせるための仕組みだ。福岡市が進める「感染症対応シティ」への貢献や、新たな生活様式にも対応している。また、三井ショッピングパークの公式通販サイト「&mall」との連携により、オンラインで購入した商品の受け取りや試着をららぽーと内で行える「&mall DESK(アンドモールデスク)」の設置等も進んだ。

加えて千葉県柏市・柏の葉で進む「柏の葉スマートシティ」プロジェクトでは、新たなサービス創出を目指し、「柏の葉データプラットフォーム」を開発(*2)。個人・事業者・医療機関・行政などが保有するデータを連携し分野を越えたデータ活用を促すことで、柏の葉エリアの生活者の利便性向上、さらには世界のスマートシティの未来像を創出していく。

こういったDXプロジェクトの取り組みは高く評価され、「2022 IT賞(*3)」「DX銘柄2022(*4)」を受賞した。

三井不動産が今後めざすのは、“Real Estate as a Service”の実現だ。不動産を「モノ」としてではなく、ハードとソフトの合わせ技で「サービス」として提供、新たな価値を創造していく。

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柏の葉データプラットフォーム 概念図

DX本部で、システムPM、インフラPM、デジタルマーケティング担当者などを採用

三井不動産グループ全体のDXを担ってきたのが「DX本部」の存在だ。各事業部門・グループ会社と連携し、既存事業と新規事業の2軸でDXを推進。長期経営方針「VISION 2025」でも掲げられる「テクノロジーを活用し、不動産業そのものをイノベーション」実現に向けて、事業変革プロジェクトを推し進めてきた。

「DX本部」は約140名で構成され、そのうち半数以上がIT技術職掌のメンバー。バックグラウンドも様々で、SIer、コンサルティングファーム、事業会社など様々な知見・経験を持つ中途入社者が在籍・活躍する組織となっている。

また、中途入社者に対して不動産に関する知識や業界経験は問わず、

・「データ/デジタル技術×リアル」を組み合わせたDX実現に向け、意欲を持って取り組める
・事業理解を通じて、事業部門・グループ会社と同じ立場にたって考えられる

といった人物像が求められているという。ここからは実際に「DX本部」で働く中途入社者の声をご紹介。彼・彼女らは、なぜ「三井不動産」でのキャリアを選んだのか。その決め手や、転職を考えるようになったきっかけについてご紹介する。

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中途入社者の声

システムPM:Aさん(前職:事業会社系SIerのエンジニア・PM)
「前職はシステム子会社という立場だったため、企画などの上流工程に携わることが難しい状況でした。自分で考えることができる上流工程を手がけたいと転職を考えるように。中でも三井不動産はニュースリリース等から経営陣が先頭に立って「攻めのDX」をグループ全体で進めていることが分かり、そこを魅力に感じて応募しました」

プロダクトマネージャー:Bさん(前職:電機メーカーのSE)
「不動産そのものをテクノロジーで変革するという姿勢、経営方針に自分自身が強く共感できました。誰もまだ手をつけられていない未開拓の領域で面白いことができると感じたことが、転職の一番の理由です。」

インフラPM:Cさん(前職:通信キャリアのインフラエンジニア)
「約10年インフラ領域でキャリアを積み、今後さらに自分の経験値を上げるため、幅広い業務を経験したいと考えました。三井不動産に決めた理由は、多くの事業を展開していること。また不動産という、リアルの場をデジタルで変革するというコンセプトが魅力的だったことです」

システムPM:Dさん(前職:金融系のコンサル)
「もともと金融会社へ入社し、SEとしてシステム開発やコンサルティングなどに携わってきました。これまでに培ったスキルで新しい企画やビジネスを立ち上げたいと考えたことが転職のきっかけ。三井不動産にはそのためのフィールドが豊富にあると感じました」

システムPM:Eさん(前職:大手SIerのアプリエンジニア)
「もともとアプリエンジニアとして6 年間、クラウドパッケージシステムのカスタマイズを手がけました。短期案件が中心だったため、もっと長く深く広く、事業会社の一員としての立場からIT 活用に携わりたいと思い転職を考え始めました」

人々の暮らしや働き方に大きな変容が起こる中、顧客の顕在ニーズと潜在ニーズを捉え三井不動産にしかできないサービス創出へ。未来の「まちづくり」に興味を持った方は、ぜひ一度同社の求人を確認してみてほしい。

(*1)2023 年3月期決算のお知らせ|三井不動産
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/ir/library/news/2023/pdf/news_230510.pdf

(*2)三井不動産、日本ユニシス、アクセンチュア株式会社、株式会社日立製作所、凸版印刷株式会社との共同開発

(*3)「2022 IT賞(顧客・事業機能領域)」
ITを高度に活用したビジネス革新に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与する賞

(*4)「DX銘柄2022」
東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を業種区分ごとに選定して紹介するもの

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