掲載日:2023/12/28更新日:2023/12/28
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IoTなどのテクノロジーをペットとの暮らしに活用する「ペットテック」が、いま注目されている。ペットの活動を飼い主に配信する首輪型端末や、オンライン診療サービス、ペットフード事業を行うD2Cスタートアップなど様々。「ペットテック」領域で事業を展開する企業を求人とともに見ていこう。
※2023年12月時点の掲載情報をもとに、AMBIで求人掲載中の企業を選定し、作成しています。各社の募集状況は、掲載時と異なる場合があります。ご了承ください。
国内外で急成長するペットテック市場
「ペットテック」と呼ばれる領域が、いま新たなビジネストレンドとして注目をあつめている。世界的にペットの飼育数が増え、ペットの家族化が進んでいることを背景に、国内外でペットとの暮らしを豊かにするサービスやプロダクトが増えているという。
世界のペットテック市場規模は55億ドル(約6,000億円ほど)、国内の市場規模は、2018年度から2023年度まで年平均成長率(CAGR)46.7%で推移し、2023年度には小売金額ベースで50億3000万円まで急拡大すると見込まれている。
一般的に「ペットテック」といわれるサービス・プロダクトは多岐に渡る。たとえば、ペットの活動を飼い主に配信する首輪型端末や見守りカメラなどのIoT、獣医師をはじめとした動物の専門家に相談できるオンライン診療サービス、ペット保険、ペットフード事業を行うD2Cスタートアップなど様々だ。2023年12月現在、ペットに関連する企業の求人も多く見受けられた。求人の内容と合わせて、是非チェックしてみてほしい。
バイオフィリア
ペットフード事業を行うD2Cスタートアップ。2019年から始めた国産フレッシュペットフード『ココグルメ』は国内において継続率95%、売上・会員数等各指標においてNo.1を獲得。従来のドライフードやウェットフードの概念に囚われず、新鮮な国産の肉と野菜のみを使用。食材本来の美味しさや栄養価がそのまま摂れる低温加熱調理によって製造されている。2021年12月は5.6億円の資金調達を実施している。
TYL
「ペットの家族化推進」をミッションに、ペット関連の医療従事者向けにキャリア支援や経営サポート、飼い主向けに自宅での診察・治療を行う往診専門動物病院、オンライン診察サービスなどを展開している。
アニマライフ
優良ブリーダーと未来の家族(愛犬・愛猫)を探す方のマッチングサイト「ブリーダーナビ」「子猫ブリーダーナビ」、ペット保険のクチコミサイト「ペット保険のトリセツ」、AIによるペット保険請求の完全自動化サービス「アニカル」など、ペットに関するさまざまなサービスを提供。「ペットに関する情報プラットフォームを構築し人とペットの幸せを最大化させる」をビジョンに掲げる。
KINS
KINSは、全身の菌ケアをサポートするヘルステック企業で、ペットテックによるペットたちの健康増進にも力を入れている。獣医師との協業により、2021年にローンチした『KINS WITH』は、ペットのためのトータルケアサービスで、腸内フローラの状態がわかる検査キットや、サプリメントなどを提供している。
RABO
猫の生活をテクノロジーで見守る首輪型デバイス『Catlog(キャトログ)』を開発。同サービスは、バイオロギング技術の応用により、これまで見えなかった猫の時間を可視化し、留守中の見守りや健康管理を可能にする。2022年にシリーズBで約13.2億円の資金調達を実施。衛生用品大手のユニ・チャーム株式会社とトイレ製品開発、フード開発、海外展開事業などを中心とした資本業務提携を行っている。
日本動物高度医療センター
日本動物高度医療センターは、かかりつけ病院と連携し重篤な症例や精密な検査が必要な症例に「高度医療」を提供する動物医療施設。”ペットのちいさなSOSに気づいてもらいたい”という想いで犬猫用の活動量計サービス『PLUS CYCLE』を開発。活動量・ジャンプ回数・睡眠時間を測定しグラフで確認でき、愛犬愛猫ひとりひとりデータ推移から異常を早期にアプリで通知する。さらには全国に1,100病院以上あるPLUS CYCLE対応病院と連携することにより、「予防動物医療」を目指し展開している。
参考
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56608760Q0A310C2000000/
ペットテックスタートアップのPETOKOTO、「ペットテック業界カオスマップ2022(日本版/海外版)」を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000015317.html