今、総合商社は大きな転換期を迎えているといっていい。近年、大手総合商社が相次いで新たなビジネスを仕掛けたり、既存事業へのテコ入れをはじめたりしている。「非資源事業」つまりM&Aや事業投資などの事業を強化していく動きもある。こうした中、総合商社で働く営業職はどういった役割を担っていくのか。実際の求人募集と合わせてみていこう。
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近年、総合商社は従来の「資源トレード事業」、つまり石炭や鉄鉱石といった資源取引の仲介事業から転換・事業拡張を図っている。国内外への積極的なM&A、出資などが活発になっているのも、そのためだと考えられている。
たとえば、一例として「三菱商事」でいえばローソン、伊藤ハム、ライフコーポレーションなどが子会社・関連会社に。世界各国で生まれているAI、ビッグデータ、IoTなどの領域における新ビジネスへの投資も積極的に行なう。
記憶に新しいのは、伊藤忠商事における連結純利益における業界首位奪取(2016年3月期*1)。非資源事業を強みとしてきた伊藤忠商事が躍進したカタチとなった。その背景にあったのは、資源価格の低迷。こういった市況の変化もあり、各社が新たな経営戦略をぞくぞくと打ち出している。
*1)「伊藤忠、総合商社の利益額で初の首位に 最終減益も2強の赤字転落で(産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/160506/ecn1605060036-n1.html
総合商社のビジネスモデルが多角化していくなか、営業職に期待される役割もより多様なものとなっていくと考えられる。たとえば、新規ビジネスに携わっていく&海外赴任を通じてキャリアを築くという可能性もより広がっていくはずだ。同時に既存事業でいえば、専門性を武器に、重宝されるケースもある。いずれにしても環境や市場の激しい変化の波に適応し、介在価値を発揮していける人材が求められていくだろう。
追って具体的な求人募集について見ていく(※2017年12月現在の一例)
▼自動車、プラント、エネルギーなどの領域に強みを持つ、総合商社
電力・水道などの社会インフラや鉄道などの交通インフラ整備のプロジェクト担当者。プロジェクトのファイティング、開発から、パートナーとの調整、契約交渉などを担う。
▼東証一部上場、独立系準大手総合商社
特に、木材・建材の分野に強みを持つ同社。国内外からこうした資源の仕入れ、デベロッパー/ビルダーへの販売を行なっていく。
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