「VRが来る」と言われるものの、あまり普及が進んでいないという見方があるVR。いったい2018年以降はどうなるのか? そして、今回は需要が高まるVR・AR関連職について考察する。
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2016年10月にプレイステーションVRが発売されるなど注目が高まる「VR」。よく「AR」と一緒に語られることも多い。まずはその違いについて見ていこう。
「VR」は「バーチャルリアリティ/virtual reality」の略。ここ数年で『Oculus Rift』をはじめ、ヘッドマウントディスプレイが続々と発表され、普及に期待が高まっている。
そういったVRデバイスが広まるにつれて、立体画像・映像による「体験」や「デバイス」を指して「VR」と語れることが多くなった。
次に「AR」とは「アグメンティッド・リアリティ/Augmented Reality」の略で、拡張現実を指す。わかりやすいのは2016年に社会的ブームになった『ポケモンGo』だ。アプリを起動し、スマホをかざすことで現実空間にポケモンがいるかのように見える。
つまり現実世界を「拡張」する表現・技法。現在ではその多くがスマホやタブレット端末/アプリを用いた表現・機能として捉えられることが多い。
位置情報をもとに道案内をしたり、店舗ディスプレイに重ねて価格・数値・データが表示されたり、『ポケモンGo』のようにCG画像を現実空間に重ねたり、その可能性はさまざまだ。
そして気になる市場におけるこれからの成長性。「2018年以降に普及する」という見方もあれば、「あまり好調ではない」という立場もあり、見解はさまざまだ。
いったい、どうなっていくのだろう。
IT専門調査会社 IDC Japanの調査結果(2016年12月15日発表)によれば、AR/VRヘッドセットにおける2016年第3四半期(7月~9月)世界出荷台数は前年同期比681%増の306万台であり、「市場を大きく成長させる要素が多く見込まれ」(※1)るとしている。
2016年8月『ビジネス+IT』に掲載されたIDC調査の結果も見逃せない内容となっている。
「2020年に1,620億ドル(約16兆円)市場になると予測。年平均成長率(CAGR)は181.3%にのぼり、予測通りなら毎年倍以上伸びていく計算になる。2020年のAR/VR機器の出荷台数は1億1000万台を超える」
(引用:『ビジネス+IT』http://www.sbbit.jp/article/cont1/32582)
世界規模で注目をされている領域であり、市場規模の拡大が期待されている。
(※1)2016年第3四半期 世界AR/VRヘッドセット市場規模を発表
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/201612152Apr.html
続いてVR関連の求人募集を見ていく。人材紹介会社がもつ求人データベースには、「VR」関連の求人が出てくる。
職種の内訳はディレクター、CGクリエイター、バックオフィス、リサーチャー/マーケティングなど広い。とても興味深いのは「VR・ARでの経験」が必須の応募条件に“入っていない”ケースが多いこと。
つまり「VR・AR領域」における経験がなくてもチャンスがあるということだ。ここからは推測だが、経験者はあまりにも希少であるため、近しい業界や領域からの横移動に寛容な企業が少なくないということ。
たとえば、CMやプロモーション映像、CG作品、アニメーション、ゲーム制作など携わっていた方にもチャンスはある。また「新規事業」や「次時代における挑戦領域」でもあるため、WebやITなどテクノロジーに関連した部署・ベンチャーに在籍した経験も高く評価される。独学であっても日々のインプットを行ない、自己研鑽を行う、アウトプットしているなども見られるポイント。
2018年以降、自身の経験やスキルをいかに展開させていくか。成長市場にチャレンジをするか。VR・AR領域に挑戦したい方はチャンスの年といえるだろう。
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