INTERVIEW
株式会社ファーストリテイリング|Webエンジニア

27歳で決断したユニクロでの勝負。グローバル×テック企業としての進化を加速させる醍醐味。

掲載日:2018/01/25更新日:2019/08/01

アパレルブランドのユニクロやジーユーなどで知られるファーストリテイリング。現在、同社の注力している領域が「グローバル」と「テック」といっていい。アジアを中心に、アメリカやヨーロッパなどで、約3,400店舗を展開(2017年11月末現在)。さらに各言語に対応した自社ECサイトをはじめ、テック領域を強化、世界1位のアパレル製造小売業を目指す。従業員は世界で約11万人。サプライチェーンから販売まで IT を活用し、革新を加速させる。この環境に惹かれて入社したWebエンジニアが弥吉修英さん(29歳)だ。30歳を目前に、いわゆるWeb系ベンチャーではなく、自社ブランドを持つ、グローバルカンパニーを選んだ理由とは?

ファーストリテイリング × デジタルイノベーション

これまで「アパレル製造小売業」といったイメージの強かった同社。ただ、ここ数年、デジタルを強化している。彼らが志向しているのが「デジタルイノベーション」だ。

・サプライチェーンを一元管理するためのAIプラットフォーム構築
・AI×画像認識技術を活用したファッショントレンド分析
・ユニクロのスマホ向けECサイト刷新

これらの取り組みはごく一部。この積極的にデジタルで仕掛けていく環境に惹かれ、2016年に入社したWebエンジニアが弥吉さん(29歳)だ。

なぜ彼の選択はいわゆるWebベンチャーではなく、ファーストリテイリングだったのか。そこには「世界標準で働きたい。自社ブランドを持つ会社でチャレンジしたい」という成長志向があった。

[プロフィール]
和歌山大学卒業後、ベンチャー企業に入社。Webサイト開発に幅広く携わる。2014年、スタートトゥデイに入社。ファッションコーディネートアプリ『WEAR』のiOS開発に従事。2016年、ファーストリテイリングに入社し、現在はECサイトにおける実装に携わっている。

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「グローバルな開発チームで働く」を当たり前に。

「いつかグローバルな開発チームで当たり前に働けるようになりたいと考えていました。」

こう語ってくれたのが弥吉さん。現在、グローバルに対応したECサイトの実装に携わっている。

「ファーストリテイリングには世界中から高いスキルを持った人材が集まってきていて、この環境はすごく楽しそうだなと感じました。」

実はこれまでグローバルな開発チームで働いたことがなかったという弥吉さん。以前はほとんど英語が話せなかったが、1年ほどで開発におけるコミュニケーションをスムーズに図れるようになっていったという。現在所属するチームの構成は半数以上が外国人という環境だ。

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「海外で働ける機会があるなら、いつか働いてみたい。」

あたり前のように語ってくれた弥吉さん。エンジニアとしてのキャリアを考えた時、グローバルが前提になっていくはず。だからこそ「多様性のある開発チームかどうか」は彼にとって重要なポイントだったのかもしれない。

特に自社ブランド&EC事業をグローバルに展開している日本企業は多くない。ECサイトをグローバルに展開できる経験は貴重だと語る。

「たとえば、タイムゾーンをどうするか、世界各地でパフォーマンスをどう最適化していくかなど、グローバルならではの経験が積めると考えました。もちろん全て自分でできるわけではない。バックエンドのチーム、デザインのチーム…みんなでいろいろ話して、いいものを作っていこう、っていう開発はやっぱり面白いですね。」

そして海外チーム、各市場からのフィードバックもやりがいへとつながる。

「2017年末にカナダ版のモバイルサイトをローンチしたのですが、そのパフォーマンススコアが想定よりも高いものになって。ビジネスサイドのメンバーからも『サイトが速くてすばらしい』とフィードバックをもらえた。すごくうれしかったですね。」

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世界で戦える日本発ブランドを、さらに育てていきたい。

そしてもうひとつ。彼がファーストリテイリングを選んだ大きな理由があった。

「どうしても“自分たちのブランド”の成長に携わってみたかったんです。」

彼が抱いていたのは、アパレル業界における課題。自社ブランドの製品がすばらしくても、自社ECサイトがあまり強くない、こういったブランド企業も多い。するとどうしてもモールに頼るしかなくなる。

自社ブランドを持つ会社のなかで、自分たちのブランドを誇りを持って育てていく。そんな思いを叶えたかったという。

「ファーストリテイリンググループは、ユニクロをはじめ、世界中で老若男女あらゆる人から親しまれているブランドを持っている。服作りから一気通貫して販売まで行なっている。なにより、自分の両親も買ってくれる。そういったブランドを提供することってすごく魅力的だと思ったんです。」

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未知なる領域に、障壁を感じない。

彼を取材するなかで感じたのが、未知なる領域にも臆することなく…いや、むしろとても自然に、その環境に身を置こうとしている、ということだった。

「割とあんまり考えないというか、やりたいと思ったことをやろうとしているだけなんですよね。迷ったらチャレンジングなほうを選ぶ。自分がおもしろいと思ったことに挑戦したい。」

成長するエンジニアとして「好奇心に素直に従えるかどうか」「つねに成長できる選択肢を選べるか」、こういった部分こそ重要なのかもしれない。

過去ほとんど経験のないところからフロントエンドエンジニアとして、叩き上げでスキルを磨いてきたという弥吉さん。

休日は自身のWebサービスを開発し、スタートアップ系のイベントや技術勉強会にも積極的に参加するなど、自らの好奇心、向上心のなかでキャリアを築いてきた。

「何事もとりあえずやってみないと分からないですよね。別に失敗しても…何の問題もないというか、しょうがないですよね。できないことに気づけたらできるようになればいいだけ。大切なのはやりたいという気持ち。失敗や挫折をたいしたリスクだと思っていないのかもしれません。」

そして取材の最後には、彼のこれからの目標、そして仕事観について伺うことができた。

「デジタルによって事業を加速させていく。これからは技術を得ていくこともそうですが、事業にダイレクトに貢献していけるようになりたいですね。」

技術的な挑戦はもちろん、グローバルな事業にコミットしていく。そういった新たなキャリアを今、彼は歩み出している。

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