人事としてレベルアップするためには、どの業界に転職するといいのか。今回注目するのが、サービス・小売業界だ。じつは人事として、チャレンジの幅が広いのが同業界の特徴。それぞれポイントを見ていこう。
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まずサービス・小売業界の特徴として「店舗」を持っているケースが多いということ。そこで働くアルバイトスタッフ・派遣の採用業務はイメージがつきやすい。
同時に、現在、求人マーケットはかなりの売り手市場。単に募集をかけるだけで「即採用」とはなかなかいかない。だからこそ、どのようにして母集団を集めるか。採用媒体の選定、打ち出しの検討はもちろん、イベントを開催したり、新たな採用手法をトライアルしたり、キャンペーンを行ったり。外国人採用などを検討するケースもあるだろう。じつはチャレンジの幅が広いといえる。
また、どの業界にも共通していえることだが、社員の採用にしても決して簡単にいくわけではない。そこで、たとえば、アルバイトをいかに正社員化するか、どのように教育していくか、ここに注力して取り組んでいる企業も少なくない。裏を返せば、採用のみならず、教育・人事制度改定・教育・研修などにも積極的な提案が期待され、携わっていくことが可能であるということだ。
また、国としても「時間外労働の削減」や「年次有給休暇の活用」などを推進させる動きが。業界全体として就労環境や条件に大きな変化が求められている。
もうひとつサービス・小売業界において、各社が工夫しているのが、多数店舗・拠点における「就業管理」「給与計算」「人材管理」だ。たとえば、店舗と拠点、本社において物理的にも距離があるなか、さまざまな雇用形態のスタッフをどう管理していくか。ここで期待されるのが、仕組みにしていくということ。また、システムなどを活用し、いかに効率化していくか。
近年だと、クラウドシステムや新しいウェブ管理ツール、AIなどテクノロジーが進化。サービス・小売業界においても改革が進んでいる。
表面上の離職率だけ見れば、常に「人」における課題と向き合っている業界だが、決して人事のキャリアにとってはネガティブではない。挑戦や変革、そのなかで主体性を発揮していく。そうすることで得られる経験やスキルは必ずやプラスになるはずだ。
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