今回取り上げるのが、コンサルタントとして企業の新規事業開発に携わるキャリアについて。いまどういった企業が関連ポジションで募集を行っているのか。また求める人材とは?実際の求人とともに見ていこう。
国内市場が成熟し、事業のライフサイクルは短期化。さらにコロナ禍の影響によって、既存ビジネスの陳腐化が加速するなか、新規事業の重要性はますます高まっているといえるだろう。
ただ同時に新規事業は不確実性が高く、立ち上げに非常に高いハードルがある。そもそもどのような商品・サービスを開発するか、どのようなマーケット・顧客を対象とするのか、そのマーケットにどれだけの可能性があるのか、そして社内をどう説得するのか。実際にローンチに至るまでに、幾重ものクリアすべきステップがある。
さらには無事に立ち上げたとしても、いかに事業推進体制を整備するか、いかに顧客を獲得していくか。収益化までにはさらに高い壁がある。短期間で撤退となる事例が多いのも実情だ。
こうした難易度の高い新規事業開発プロジェクトにおいて、リソースやノウハウがなく、社内で完結するのが困難なケースも多い。特に既存事業とは畑違いの、新たな領域に進出する場合はなおさらだといっていい。
こうしたなか、重要な役割を担っていくのが、新規事業開発を専門とするコンサルタントだ。事業コンセプトの策定からマーケット調査、ビジネスモデルの仮説構築・検証、オペレーション体制の整備など、事業立ち上げの各フェーズにおいて、専門的な知見を元に支援を手掛けていく。多くの企業が新規事業に目を向けはじめるなか、その存在感もますます高まっていくといえそうだ。
それではどういった企業が新規事業開発コンサルタントを募集しているのか。その一例を、求める人材要件とともに見ていこう。
「事業創造のプロフェッショナル集団」として知られる、同社。特に専門とするのが、QRコード決済、給与のデジタル払い、ネオバンクをはじめとしたFintech領域だ。
直近でもNTTデータと提携し、地域通貨/プレミアム商品券電子化ウォレットサービスの提供を開始するなど、国内における金融DXを牽引している。
募集が見受けられたのが、アナリティクスコンサルタントのポジションだ。決済・金融ビジネスにおけるデータ分析にはじまり、新規サービスの企画・開発、サービスデザイン設計などにも携わっていく。求める要件としてはデータ分析の実務経験、クライアントの問題解決を導くコミュニケーションスキルなどの記載が見受けられた。
先端テクノロジーを活用したイノベーションを武器に、事業・サービスの成長を加速させる戦略から企画、実行までを手がけるコンサルティングファーム。ビジネスとクリエイティブ、テクノロジーの各領域におけるトップランナーが在籍しているという。
現在、クライアント企業の事業企画・開発支援、ハンズオン型での新規事業立ち上げ・経営支援、ジョイントベンチャー立ち上げ・運営などを担う、コンサルタントの募集が行われていた。求める人材要件としては、戦略コンサルタント、新規事業・サービス立ち上げ経験などが記載されていた。
日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援するための事業やサービス・ソリューションを様々なアプローチで展開する、同社。
"新規事業開発における特殊部隊"である、インキュベーション事業部における事業プロデューサーのポジションで募集が行われていた。
具体的には、事業創出支援、新規事業が生まれる仕組みづくりの支援、クライアントと共同事業の立上げなどをミッションに担っていく。新規事業開発責任者、戦略/経営コンサルの経験などが求める要件として記載されていた。
自身のスキルがフィットするかどうか、まずは「興味あり」を押すことで合格可能性が届く。興味を持った方は「興味あり」を押し、ぜひ合格可能性を受け取ってみてほしい。