2017年、米フォーブスの「世界で最も革新的な企業」100社ランキングで1位(*1)となったセールスフォース・ジャパン。CRMソリューション『Salesforce』をはじめ、多岐にわたる製品によってクライアント企業の課題を本質的に解決する。なぜ、世界中で支持されるのか。また、同社で働くことで得られるキャリアとはー?
1999年に創業したセールスフォース・ジャパンは、脅威の成長を続けてきたグローバルカンパニーだ。わずか7年で売上規模にして約5億ドルに到達。
さらに、2018年度決算では104億ドル(*2)を突破と世界有数の成長企業として知られている。米フォーブスによる「世界で最も革新的な企業」100社ランキングでは7年連続上位に選出。2017年の最新版でも、1位に選ばれている。
同社が支持されている理由の一つが、提供するソフトウェア『Salesforce』がすべてクラウド上にあるという革新性。数年前から主流であったオンプレミスからクラウドへ徐々に移行している競合他社との差異は、創業時よりクラウドオンリーで顧客に提供してきたこと。同一のデータベース・スキーマを共有、ユーザーそれぞれに合わせたカスタマイズを実現してきた。顧客は効果を感じなければすぐに解約ができる「サブスクリプションモデル」としてサービスメリットが享受できる。
そのため同社では、導入後顧客に“成果を感じてもらうこと”に強いこだわりを持つ。つまり「顧客の成功 = Salesforceの成功」というモデルが作り上げられているのだ。
世界的にも注目を集めるセールスフォース・ジャパンだが、その重点地域の1つにおいているのが日本。世界にある4つのリージョンは「アメリカ」「ヨーロッパ」「アジア」そして「ジャパン」。つまり、日本を重要マーケットに位置づけているということだ。
(*1)「世界で最も革新的な企業」100社、セールスフォースが3年ぶり首位に
https://forbesjapan.com/articles/detail/17275
(*2)Salesforce Announces Record Fourth Quarter and Full Year Fiscal 2018 Results
http://s1.q4cdn.com/454432842/files/doc_financials/2018/Q4/CRM-Q418-Earnings-Press-Release-w-financials.pdf
世界的にみて、これだけの成長をつづけられている企業は珍しい。企業カルチャーや働き方、社内制度も無関係ではないはずだ。
たとえば、アカウントエグゼクティブ職(外勤営業)を例に見ていこう。公正な評価に基づいてインセンティブが支払われるため、納得度が高く、見合った報酬が得られるのだという。また、全社員が自社製品を使いこなし、見込み顧客から売り上げにつながるまでのステージを可視化。個人の売り上げ、チームの売り上げ、ひいては会社の売り上げも世界中の全社員がチェックできるようになっているというから驚きだ。
ビジネスパーソンとして、どれだけマーケットにインパクトを与えることができたか。それが報酬としてダイレクトに還元される。高いモチベーションで社員が仕事に臨んでいる理由が頷ける。
同時に「外資系」と聞くと、他者を押しのけてでも上を目指す、そんな激しい競争の風土を思い浮かべる方も少なくないだろう。同社がそういった外資系企業と大きく異なるのは、社内に根付く「互いを支え合い、協力していく」という考え方だ。
その象徴ともいえるのが「Ohana」という思想。下記ホームページより引用しよう。
Ohana が未来を作る
セールスフォース・ジャパンの文化は、ハワイの「Ohana」(ハワイ語で「家族」)という概念にもとづいています。 Ohana は、セールスフォース・ジャパンが大切にしている、社内に深く根付いたお互いを支えあうためのシステムであり、従業員だけでなく、お客様、パートナー、コミュニティが対象となっています。
Ohana グループは多様な背景を持つ人々やそれをサポートする人たちからなり、まるで「家族」のような雰囲気に溢れています。 Ohana グループの使命は、セールスフォース・ジャパンの社内と、私たちが暮らし働くコミュニティに平等の理念を根付かせることです。
(参照)https://www.salesforce.com/jp/company/equality/
同社が掲げるのは、Ohana コミュニティ全体(従業員、顧客、パートナー、コミュニティ、テクノロジー業界)と連携し、すべての人々の“平等”を実現していくこと。
つまりフラットな評価、社員の成長機会など、「協調」は企業として当然に取り組んでいくこととしている。さらにユニークなのが、製品、就業時間、株式の1%を「社会に還元する」ということ。全世界の社員には7日間のボランティア休暇が与えられる。この社会貢献活動「1-1-1モデル」は多くの賛同を得て、世界550社以上の企業が追随。「ビジネスは世界の状況を良くすることである」という在り方を体現していく。これも世界を牽引し、尊敬を集めるグローバルカンパニーたる所以といえそうだ。
もうひとつ、自らの責任を果たせば、裁量・自由な働き方ができるというのもセールスフォースの特徴だ。その制度の一部を紹介していこう。
・ワーク・フロム・ホーム (WFH)
週に2回の在宅勤務が可能。当日でも申請可。
・フレックス制度
所定労働時間以上なら、働く日、日数は問わないとする制度。部門判断で、通常のフレックス(コアタイムあり)・スーパーフレックス(コアタイムなし)の利用が可能。
・白浜サテライトオフィス
政府の地方創生プログラムとして、内勤営業の人を中心に、和歌山県でテレワークの実証実験を実施。数ヶ月周期でメンバーを入れ替え、東京と同じ業務でのテレワークによる成果検証を行っている。ワーク・ライフ・バランスの充実、生産性の向上など東京勤務と比較した際、成果が上がる傾向にある。
最後に見ていきたいのが、同社で活躍している人材についてだ。注目したいポイントとして、必ずしも「ソフトウェア」や「CRM」といった領域での経験がなかったとしても、採用の実績があること。そして、成果を残している人材も数多くいるという点だ。
たとえば、同社のアカウントエグゼクティブ(外勤営業)として活躍しているメンバーはハードウェアやソフトウェアといった業界から飛び込んでいるメンバーもいるが、HR(Human Resources)、旅行代理店、インターネット広告といった業界の出身者も多い。一度内勤で力をつけ、プロモーションを重ねた後に、アカウントエグゼクティブとなり活躍しているという。
扱っていくのは『Salesforce』をはじめとする、総合的なCRMソリューション。顧客管理、マーケティング、データ分析など、企業であればそのほとんどが必要とする課題を網羅的に解決していけるのが強み。経営者に直接提案していくことも少なくない。
クライアント企業の「真のビジネスパートナー」として自身も成長していきたい。こういった方にとって見逃せない求人募集といえそうだ。