[Slackbot大全]63種類の事例・ツールをまとめて紹介! botを活用してSlackを便利に【2017夏】
Slackは、ChatOpsとの相性の良さから、エンジニアにも愛されるビジネスチャットツールです。本稿では、Slackを活用している28社1団体にアンケートを実施し、計63種類のbot事例・ツールをまとめて紹介します。
Slackは、エンジニアにも愛されるビジネスチャットツールです。ChatOps(チャットツールを活用してオペレーションの最適化・省力化を図ること)との相性の良さから、もはやSlackなしの業務は考えられない! という方も少なくないでしょう。
Slackには、リマインドなどを実行するslackbot
アカウントが最初からいるだけでなく、利用者自身がそれぞれの環境・業務内容に即したbotを自作でき、発言に自動応答してくれるものから業務の自動化まで、さまざまなbotをチャンネルに常駐させることができます。
本稿では、Slackを活用している28社1団体にアンケートを実施し、計63種類のbot事例・ツールをまとめて紹介します。ぜひ今後のSlack活用の参考にしてください。
- 羽至理愛子(株式会社VASILY)
- Qiitan(Increments株式会社)
- peer-chan(メドピア株式会社)
- beproudbot(株式会社ビープラウド)
- いいね太郎(株式会社イノベーター・ジャパン)
- feedくん、forceちゃん(株式会社フィードフォース)
- PyCon JP Bot(一般社団法人PyCon JP)
- shanghai(株式会社エウレカ)
- shuffle_lunch_bot(株式会社スペースマーケット)
- iyashi(株式会社カヤック)
- 名称非公開(株式会社Misoca)
- reviewkun(株式会社はてな)
- engineerkun(株式会社はてな)
- エラー通知bot(ピクシブ株式会社)
- 定期作業管理bot(ピクシブ株式会社)
- bot / chikyu-bot / Pちゃん / MigrationBot(株式会社スマートニュース)
- buta(BASE株式会社)
- mylog(コネヒト株式会社)
- 本日のインターン出社予定リスト(株式会社ビザスク)
- ダカイゼンbot(株式会社ビザスク)
- sharel(アメーバピグ/株式会社サイバーエージェント)
- toretabot、iosbot、today-engineer(株式会社トレタ)
- zibot(GMOペパボ株式会社)
- jugem-chan(JUGEM/GMOペパボ株式会社)
- JIRAタスク作成(株式会社エウレカ)
- neko(株式会社エウレカ)
- GitHub Invitation(株式会社エウレカ)
- 図書管理BOT(株式会社エウレカ)
- AIIQA(株式会社ビズリーチ)
- KPTくん(株式会社はてな)
- DeployBot(株式会社PLAID)
- はる子(株式会社PLAID)
- はるかbot(コードキャンプ株式会社)
- kibot(しくみ製作所株式会社)
- Ruboty、mina、zooey など(クックパッド株式会社)
- SRE_bot(BASE株式会社)
- jenkins_observer(株式会社マネーフォワード)
- 秘密(株式会社クラウドワークス)
- KPIbot(株式会社ビザスク)
- Mackerel Invitation(株式会社エウレカ)
- antlion-bot(株式会社エウレカ)
- porygon(株式会社エウレカ)
- mofubot(株式会社エウレカ)
- nana(株式会社エウレカ)
- 日報reminder(株式会社エウレカ)
- すくすけ(株式会社スクー)
- EC2 State(株式会社スクー)
- Customer bot(株式会社スクー)
- 授業状況bot(株式会社スクー)
- Schoo KPI bot(株式会社スクー)
- novot(Nyah/GMOペパボ株式会社)
- carty(カラーミーショップ/GMOペパボ株式会社)
- tahirakun(ロリポップ!/GMOペパボ株式会社)
- osa(ムームードメイン/GMOペパボ株式会社)
- akane(ぼくらの甲子園!ポケット/株式会社カヤック)
- ローンチカウントダウンbot(ローンチカウントダウンbot/株式会社カヤック)
- remember(姉)(株式会社カヤック)
- nuko(Lobi/株式会社カヤック)
- idea-garage(Lobi/株式会社カヤック)
- くまま(株式会社7gogo)
- 名称非公開(FRESH!/株式会社サイバーエージェント)
- さいよーぼっと(株式会社PLAID)〈番外編:Slack活用事例〉
- Slack返信引用ボタン(KLab株式会社)〈番外編:Slack活用事例〉
- 付録・本稿で紹介されている主なbotフレームワーク
- 凡例
-
- bot名(社名)
- bot導入のきっかけ
- botの機能・できるようになったこと
- 実用例(スクリーンショット)
- アーキテクチャ表
- botフレームワーク
- 利用言語
- 他利用ツール
- なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
- ソースコード(GitHub)
- 参考リンク
※本記事は、2017年6月のメール取材をもとに作成しています。アーキテクチャ表の「なし」はそう回答いただいたもの、「 - 」は回答そのものが空白だったものです。
羽至理愛子(株式会社VASILY)
bot名の読みは「バシリアイコ」。同社デザイナーがデザインしている。
bot導入のきっかけ
自動化で仕事の効率を改善するため
botの機能・できるようになったこと
- MTG資料の自動生成
- AndroidアプリのQA準備、リリース作業自動化
- 特定のSlackへの投稿にリアクション(発言の活性化)
- 今日の六曜
- デプロイ占い
- お菓子ルーレットなど
botフレームワーク | Hubot 2.19.0、Node.js 6.10.2 |
---|---|
利用言語 | JavaScript(ES2015) |
他利用ツール | Heroku、Qiita API(botからQiita:Teamに対して記事の投稿、編集、コメントを行っています) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Hubotが流行していた際に導入してそのまま使っています。他のフレームワークへの乗り換えを検討していましたが、Node.jsのバージョンを上げることでトランスコンパイルなしにES2015以降のシンタックスでJavaScriptを書けるので現在も使用しています。
JavaScriptの勉強を兼ねて誰でも機能を追加できるようにした結果、六曜表示、デプロイ占い、お菓子ルーレットといったユニークな機能が追加されています。botの開発方法等については、社内でHubot勉強会、JavaScript勉強会を開いてフォローしています。
ソースコード
参考リンク
Qiitan(Increments株式会社)
bot導入のきっかけ
業務の効率化
botの機能・できるようになったこと
- スケジュールの登録やリマインド
- GitHubへのIssue登録
- デプロイやマージリクエスト
- 画像検索
- 掃除当番の割当や通知
botフレームワーク | Ruboty |
---|---|
利用言語 | Ruby |
ソースコード
参考リンク
- Ruby製HubotクローンのRubotyをSlackで動かす - Qiita
- Rubotyに定期的に何かしてもらう - Qiita
- Tenkaichi Bot Butoukai // Speaker Deck
peer-chan(メドピア株式会社)
bot導入のきっかけ
プロジェクト管理にJIRAを使用していますが、JIRAのコメントでメンションした際の通知が電子メールだったため、他のメールに埋もれたりして気付きにくいことが多々ありました。
そのため、JIRAのコメントでメンションされた際にSlackのDMで通知されるようにすることで、スムーズにコミュニケートさせて、プロジェクトを漏れや遅延なく進行させることを目的に導入しました。
botの機能・できるようになったこと
- botからGrafanaの画像を呼び出し、指定期間のグラフ画像をSlackに通知させる
- botからJenkinsのジョブを呼び出し、結果をSlackに通知させる
- botからJIRAの今週完了予定のタスクを呼び出し、結果をSlackに通知させる
※Slackへのインテグレーションに利用しているケースが多いです。
botフレームワーク | Hubot 2.19.0 |
---|---|
利用言語 | Node.js、CoffeeScript |
他利用ツール | Hubot(Dockerでコンテナ化し、Google Cloud PlatformのContainer Cluster上で社内向けに公開) |
ソースコード
beproudbot(株式会社ビープラウド)
bot導入のきっかけ
昔、弊社で仕事をしていた方が「bot作ろう」って言ってさくっと作ったのがきっかけです、当時はSkypeと連動していました。
botの機能・できるようになったこと
- 雑務の簡略化(掃除当番表管理、飲料水の管理、会議室の利用状況確認)
- 勤怠管理(勤怠状況確認、勤怠登録、確認)
- チャットコミュニケーション強化
- 語録登録機能(Slackメンバーの発言を登録する機能)
- GJ機能(Good Jobなことがあったらインクリメントを行う機能)
botフレームワーク | Django、slacker(※slackbotに移行予定) |
---|---|
利用言語 | Python |
他利用ツール | GitHub(Bitbucket)、各種CIサービス、RSS |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
弊社はPythonistaが多数在籍しており、会社自体もPythonをメインの開発言語として採用しているため、自ずとbot開発もPythonでということになりました。
ソースコード
- https://github.com/beproud/beproudbot(※移行予定のもの)
いいね太郎(株式会社イノベーター・ジャパン)
bot導入のきっかけ
社内において「お互いに感謝しあえる関係」を育みたかった。
botの機能・できるようになったこと
- 日々発生する「感謝の気持ち」をストックして可視化できる
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Google Apps Script |
他利用ツール | Googleスプレッドシート |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Google Apps Scriptであれば、無料で手軽に利用できるため。
ソースコード
参考リンク
feedくん、forceちゃん(株式会社フィードフォース)
bot導入のきっかけ
アプリケーションのデプロイなど作業ミスを起こしたくない仕事は、人間ではなくbotにやってもらうべきと考えているため。
botの機能・できるようになったこと
- デプロイ用GitHubブランチの作成
- ステージング/本番環境へのデプロイ
botフレームワーク | Ruboty、Hubot |
---|---|
利用言語 | Ruby、JavaScript |
他利用ツール | CIツール(CircleCI、Jenkins) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
RubyやJavaScriptに慣れ親しんだエンジニアが多いので、それぞれ自分たちが使いやすいものを選んでいます。
ソースコード
※デプロイはCIツールから実行しているので上記リポジトリに実装は含まれておりません
PyCon JP Bot(一般社団法人PyCon JP)
bot導入のきっかけ
PyCon JPの作業でいろんなツール(Google Drive、JIRAなど)を使っており、いちいちWebを開いて検索するのがだるいので楽をしたかった。
botの機能・できるようになったこと
- Google Drive検索
- JIRAのIssue検索
- Google Adminのアカウント管理
- 用語の登録
- ++でカウント
- 電卓などなど
botフレームワーク | slackbot |
---|---|
利用言語 | Python |
他利用ツール | Google API、JIRA API、SymPy |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Pythonのカンファレンスやっている団体なので……。
ソースコード
shanghai(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
antlion-botの改良版として、アドベントカレンダーのネタ用に作成。今ではたくさんの機能を追加して利用。
botの機能・できるようになったこと
- shanghaiが入室したチャンネルを退出する際に、Clojureの問題に回答できなければ退出できない
- 社内のCO2濃度を教えてくれる
- Pull Requestのレビュー担当者をランダムに選び、GitHub側のレビュワーとして登録する
- メモ機能も搭載
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | Clojure |
他利用ツール | Kubernetes、DynamoDB、Google Cloud PubSub、CircleCI |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Slack APIに忠実で扱いやすそうだったから。
ソースコード
shuffle_lunch_bot(株式会社スペースマーケット)
bot導入のきっかけ
週一でランダムに選ばれた社員同士でランチに行く「シャッフルランチ制度」のために作りました。
botの機能・できるようになったこと
- Slackの社員リストからランチメンバーを選ぶヒューマンコストを削減できた
botフレームワーク | Hubot 2.7.1 |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | Heroku |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
もっとも有名なフレームワークだったのと、実装も簡単だったので。
ソースコード
iyashi(株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
癒やしが欲しいときに癒やしを提供してほしい。
とあるプロジェクトで使われていたbotのコマンドに癒やし画像を提供してくれる機能があったが、プロジェクトの終了とともにbotがいなくなるため、癒やし画像を提供してくれる機能だけを切り出してbotにした。
botの機能・できるようになったこと
- 癒やし画像を提供してくれる
- Flickerからワード指定(無指定だと「猫」)の画像
- たわわな画像
- ぞいな画像
- 萌えな画像
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
既存のbotフレームワークだとコマンドを作っても使い方を説明しないといけなくて困ることが多い(そして別途wikiを書いたりしてメンテされない)ので、最初からコマンドを用意するときにヘルプも一緒に用意しないといけないフレームワークがあると良いなと思って自作。
Golangである理由はなし。
ソースコード
名称非公開(株式会社Misoca)
bot導入のきっかけ
入社したらbotがいなかったので寂しかった。
botの機能・できるようになったこと
- リリースの依頼
- マージ済だがリリースされていない機能の一覧の抽出
- 週番の通知
botフレームワーク | Ruboty |
---|---|
利用言語 | Ruby |
他利用ツール | Prpr(Pull Requestのリアクションbot) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
構造がきれいで拡張しやすいため。
ソースコード
reviewkun(株式会社はてな)
bot導入のきっかけ
GitHub Enterpriseでラベルによるレビューフローを運用しているため。
botの機能・できるようになったこと
- Pull Requestのラベル変更通知
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | JavaScript |
ソースコード
参考リンク
engineerkun(株式会社はてな)
bot導入のきっかけ
エンジニアたちの話題作り(雑談)。
botの機能・できるようになったこと
- はてなブックマークからの話題提供
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Golang |
ソースコード
参考リンク
エラー通知bot(ピクシブ株式会社)
bot導入のきっかけ
弊社で提供しているサービスにて発生しているエラーは管理画面でまとめて見れるようになっており、bot導入前から発生しているエラーは定期的に確認していましたが、とくに緊急度の高いエラーは即時に気づき・対応できるようにするため、特定の箇所のエラーは別途Slackに通知するようにしました。
botの機能・できるようになったこと
緊急度の高い箇所でエラーが発生した際に、担当のエンジニア全員が即座に気づけるようになり、エラー発生からタイムラグなしに即時対応ができるようになりました。
botフレームワーク | - |
---|---|
利用言語 | PHP |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
イラストコミュニケーションサービス「pixiv」のアプリケーション部分はPHPで実装されており、PHPに関する知見が社内で集まっています。そのため、管理機能も多くがPHPで実装されており、そのいち機能としてこのSlackbotを作成しているためです。
定期作業管理bot(ピクシブ株式会社)
bot導入のきっかけ
自動化が難しく、毎回人間が確認する必要がある作業が毎月発生していました。当初はその作業担当者が作業が完了しているかを管理していましたが、作業者の変更や増員があっても管理を一元化できるよう、botを導入しました。
botの機能・できるようになったこと
その月の作業が完了していなければSlack通知されるので、各個人が別個で作業に着手・完了しているかを管理する必要がなくなりました。
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | Heroku |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
この定期作業は「pixiv」と別のプロダクトで必要な作業だったため、その管理機能とは別個で作っても問題ありませんでした。また、必要な機能もその作業が完了しているか否かの保持、その通知のみだったため、複雑な機構は必要ありませんでした。そのため、botを導入しようとしていた2016年1月当時、簡単にbotが作成可能であると注目を集めていたHubotとHerokuを使って作成しました。
bot / chikyu-bot / Pちゃん / MigrationBot(株式会社スマートニュース)
※複数botの機能を組み合わせて業務に活用しているため、4botまとめて回答
bot導入のきっかけ
定形作業の可視化・自動化のため。
botの機能・できるようになったこと
- CDNのキャッシュ削除
- 特定広告の情報トレース
- 広告審査業務のその日、1日分のステータスの可視化
- AWS EC2のインスタンス名からIPアドレスやタグを表示
- Prestoのクエリproxy
- App Storeのダウン検知
- オフィスの会議室の地図と名前を表示
- JIRAなどのIssueの作成や情報の表示
botフレームワーク | Hubot 2.19. |
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利用言語 | CoffeeScript、Python、Ruby、Java |
他利用ツール | AWS ECS、AWS API Gateway + Lambda |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Slackのbotフレームワークの中では、Hubotの利用実績がもっとも多く、導入も簡単なため。
buta(BASE株式会社)
bot導入のきっかけ
PAY.JPチームのリリース時の定形作業の自動化のため
botの機能・できるようになったこと
- リリース時に必要となる作業支援
- Pull Requestの自動作成機能
- 共用検証環境の利用状況管理、など
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | AWS ECS、AWS API Gateway + Lambda |
mylog(コネヒト株式会社)
bot導入のきっかけ
弊社では部署にかかわらず、従業員は全員が日報を提出しています。
スタイルは各自工夫して「振り返りやすく」「効果的に」改変していますが、1日の終わりに「今日何をしていたのか? どのくらいの時間を要したか?」を思い出すのが困難でした。もちろん日報を書くのは仕事の本質ではなく、あくまで振り返り・共有することが目的なので、これだけのために手間をかけるのは楽しくないなという疑問がありました。
botの機能・できるようになったこと
「Slackで発言するだけで、その内容を記録する」ということから、簡単に作業内容を投稿できるようにしました。#___ KPT-mtg 終わり
といった感じです。
こうして蓄積した内容を、botにメンションをすることで1日分に限定して時系列でDMへ出力することができます。
botフレームワーク | BotKit |
---|---|
利用言語 | JavaScript(ES2017) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
もともとはHubot(CoffeeScript)を利用していましたが、刷新・モダン化を推し進めている最中です。
ここで得た知見をもちろんプロダクトに取り入れることもありますし、言語機構やライブラリが難しくてもアイディアを実務に活かしたりなど、実験場としての役割も期待しています(が、社内ツールにはまず「コレやってみたいよね!」という動機も重要だと思っています……!)。
参考リンク
本日のインターン出社予定リスト(株式会社ビザスク)
bot導入のきっかけ
その日に出社する学生インターンの管理が煩雑だった。
botの機能・できるようになったこと
インターンが各自スプレッドシートに次回出勤予定の日を入力しておくと、その日に出勤する学生インターンの名前と出勤時間がスタッフのチャットに流れるようになった。
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | JavaScript(Google Apps Script) |
他利用ツール | Googleスプレッドシート |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
サーバレスで無料で楽に運用できるので。
ダカイゼンbot(株式会社ビザスク)
bot導入のきっかけ
スタッフ向けの管理画面で、機能要望の敷居を下げたかった。
botの機能・できるようになったこと
- 管理画面の右下にチャットボックスを設置し、そこから要望を書き込むとチケットが追加され、チャットに通知される
- エンジニアが対応してチケットが消化されると、再びチャットに改善されたことが通知される
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | JavaScript(Google Apps Script) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
サーバレスで無料で楽に運用できるので。
sharel(アメーバピグ/株式会社サイバーエージェント)
bot導入のきっかけ
社内でSlackの分報が流行りはじめたころ、times
チャンネルが増え、通知が飛びかって注意散漫になったり、いろいろな人の分報を見るためにチャンネルを追加したりするのがが嫌だったので、解決策として、プライベートルーム上で1時間おきに活動報告を促す「ziho-bot」を作り、そこで投稿した時報がフォロワーのプライベートルームに転送されるようにしました。ちなみに、その日の時報をまとめた日報が自動投稿されるようにもしていました。
このziho-botをピグ内の数人で細々と使っているときに、ピグ全体でカジュアルに情報共有できるツールを作ろうと思い立ち、シンプルさと使いやすさを重視してziho-botから不要な機能をそぎ落とし、かつエンジニア以外のメンバーでも操作がわかりやすいよう改良を加え、sharelと名付けました。
botの機能・できるようになったこと
sharelは、Slack上のTwitterのようなもので、sharelとユーザだけのチャンネルを作って、そのチャンネルをフィード兼操作画面として使います。
- sharelへの参加、退会、メッセージの投稿、他人のメッセージへの返信、他人のメッセージへの「イイね」などの機能
- 他のメンバーが新たにsharelを始めたら、フォローボタンが表示される
- 「イイね」を一定数獲得した投稿が全員に拡散される
botフレームワーク | BotKit |
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利用言語 | Node.js |
他利用ツール | Heroku(bot稼働)、mLab(DB) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Slackのinteractive messageの実装を気軽に使いたかったのと、対話的な処理をBotKitのConversationで簡単に書きたかったためです。
また、Herokuは無料で始められ、デプロイも楽だし、HTTPSサーバが標準でついているのが良かったからです。
関連リンク
toretabot、iosbot、today-engineer(株式会社トレタ)
bot導入のきっかけ
業務効率の改善をするため。
botの機能・できるようになったこと
- Pull Requestのレビュー担当をランダムで決める
- リリースビルドの作成などの定型作業をだれでもいつでも実行できる
- 本日の on-call 担当エンジニア呼び出し(障害発生時などに)
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
- 社内にも利用経験があるエンジニアが多くいた
- フレームワークとしては歴史も長くてプラグインも豊富なので
zibot(GMOペパボ株式会社)
bot名は「zipperのbot」で「zibot」とのこと。
botの機能・できるようになったこと
- 困っていて助けてほしいときに「ボスケテ」と発言すると助けてくれる(誰かが)
- 会議室の空き状況一覧へのリンクを表示する
- Pull Requestのレビュワーをインフラグループの誰かから選んでくれる
- IPをつぶやくと、どこの国のIPか教えてくれる
- Linuxコマンドのヘルプページへのリンクを表示してくれる
- サービスで使っている監視ツールへのリンクを表示してくれる
- Munin
- Nagios
- 「つらぽよ」と発言すると励ましてくれる
- Yours(GMOオフィス内のコミュニケーションスペース)の営業時間を表示してくれる
- 東京13階オフィスの座席表を表示してくれる
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
jugem-chan(JUGEM/GMOペパボ株式会社)
botの機能・できるようになったこと
- これまで、CDNやブログのキャッシュクリアは、デザイナやCSからの依頼を受けてエンジニアが行っていた
- botを導入したことで、エンジニアが作業しなくてもキャッシュクリアができるようになった
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
JIRAタスク作成(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
入社・退社のタスク管理にJIRAを使用しており、時期が重なると多くのタスクが登録されることになります。そのタスク登録を自動化するSlackアプリです。
botの機能・できるようになったこと
- バックオフィスのメンバーが管理しやすいように、スプレッドシートでタスクのテンプレートが準備されており、管理者が自由に追加・削除できる
-
/jira join <課題番号>
とタイプすると、そのテンプレートに記載されているタスクが作成される
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Golang |
他利用ツール | Google Apps Engine |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
参考リンク
neko(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
Pairsのアプリケーションをステージング・本番環境にデプロイするためのChatOps。
botの機能・できるようになったこと
- ステージング・本番環境へのデプロイ(ACL付)
- 各環境に対してキャッシュやレコードの表示、追加、削除
- 社内検証環境の起動、など
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
社内での知見があったため
GitHub Invitation(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
GitHubのInvitationをユーザー(エンジニア)自身で実施するためのSlackアプリ。
これにより「依頼」→「管理者による実施待ち」の無駄な時間がなくなり、効率的にセットアップできるようになった。また、誰でもできる作業から管理者自身も開放され、より重要度の高いタスクにフォーカスできるようになった。
botの機能・できるようになったこと
- エンジニアの新規参入時に管理者によって手動で作業しているのを、エンジニア自身でInvitationを受け取る
/github invite <メールアドレス>
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Golang |
他利用ツール | Google Apps Engine |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
図書管理BOT(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
もともと書籍の貸出管理ではスプレッドシートを使い、バックオフィスのメンバーが返却期限などを設定して管理していたものを、すべてbot(Slackアプリ)で対応するため開発。
botの機能・できるようになったこと
- 借りるときは、本IDを
/book rent <本ID>
と入力すると、借りれるようにスプレッドシートを更新、もちろん返却も可能 - 自動的にリマインドする機能もり、返却期限が切れたら自動的に本人に通知
- Slackのinteractive messageで、延長借用もその場で手続きできる
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Golang |
他利用ツール | Google Apps Engine |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
AIIQA(株式会社ビズリーチ)
bot名の読みは「アイカ」。
bot導入のきっかけ
会社の急成長と社員数の増加にともない、コーポレート部門における社内問い合わせ対応の負担が大きくなっていた。そこで、情報の属人化を解消し、業務の生産性を向上させることを目的にプロジェクトが発足。
実際に進めていくうちに、各サービスへのお問い合わせ対応やお客様体験の質向上にも応用しよう、ということになり、現在はサービスへの実装を見据えたR&D活動も兼ねている。
botの機能・できるようになったこと
- 即時レスポンスでの社内問い合わせ対応
- 各種申請の手順、社員の座席の場所などを尋ねると、すぐに知ることができる
botフレームワーク | slackbot、slacker |
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利用言語 | Python |
KPTくん(株式会社はてな)
bot導入のきっかけ
気楽にKPTを行えるようにするため。
botの機能・できるようになったこと
- Slack上でのKPT記録
botフレームワーク | なし |
---|---|
利用言語 | Google Apps Script |
参考リンク
DeployBot(株式会社PLAID)
bot導入のきっかけ
デプロイの自動化、テスト環境の立ち上げ、自動e2eテストの実行など、これまで手作業で行なっていた業務の自動化や、インフラエンジニア以外でも手軽に上記の作業を実行できるような環境を整えるため。
botの機能・できるようになったこと
- git-flowに則ったデプロイ(ブランチの作成、CI結果を見て開発環境へデプロイ、本番環境へデプロイ、releaseタグの作成、デプロイ内容のSlackへの通知など)
- 開発環境の立ち上げ
- 開発環境でのe2eテストの実行
- デプロイ担当の割り振り
- 任意のサーバで指定したコマンドの実行
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | Node.js、Python |
他利用ツール | Fabric(Pythonのライブラリ) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
- Node.js: 弊社のメイン開発言語がNode.jsなので
- Python: Ops関係のツールはPythonを使って書かれているので
はる子(株式会社PLAID)
ネーミングは「HAL9000」に由来。日本語解析して応答できるよう、バージョンアップの最中とのこと。
bot導入のきっかけ
勤怠管理ツールを内製で作っており、その中の一環としてはる子さんをインターフェイスとして採用した。
botの機能・できるようになったこと
- botで勤怠の提出
- 休暇の申請(Googleカレンダーへの登録する。集計して勤怠管理システムに送ることができる)
- GoogleカレンダーのスケジュールをSlackのStatusに反映する機能も
botフレームワーク | bleno |
---|---|
利用言語 | JavaScript |
他利用ツール | JUMAN++、KNP(予定) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
社内のメイン言語がCoffeeScriptで、ES6(最新版JavaScript)へ切り替えの流れがある。それを前提に、記法や実験的な機能を試す目的で。
はるかbot(コードキャンプ株式会社)
bot導入のきっかけ
デプロイなどのCI簡易化と、社内コミュニケーションの円滑化です。
botの機能・できるようになったこと
まず、デプロイが簡単になりました。設定した文言でデプロイタスクが実行されるので、工数削減ができる上にヒューマンエラーの防止ができて助かっています。
あとは、元気づけてくれたり、天気がわかったり、コミュニケーションのきっかけにもなっています。
botフレームワーク | Hubot |
---|---|
利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | CircleCI、GitHub |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
簡単そうだなと思ってHubotを選びました。あとは、内部的にNodeのサーバの代わりにもなるので、Webサーバとしても理由できるのが便利で選びました。
kibot(しくみ製作所株式会社)
日本語解析して応答できるよう、バージョンアップの最中とのこと。
bot導入のきっかけ
- Slackでのコミュニケーションの活性化、および作業の効率化のため
- 単純に面白そうだったから
botの機能・できるようになったこと
- 雑談(docomo雑談対話APIをバックエンドとしています)
- Emoji Reactionの集計
- 575になっている発言にリアクションを自動でつける
- 弊社社員hozumの写真をランダムに表示する
- 郵便番号から住所をひく
- 発言をGitHub Issue化する
※念のため、社外秘の情報が話されるようなチャンネルにはbotをいれないようにして、外部APIに発言が渡らないようにしています。
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | JavaScript |
他利用ツール | Today、自作記録ツール(参考リンクの1番目を参照) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
メジャーで使い勝手も悪くなく、ドキュメントもそろっているため。
参考リンク
- Slack Slashコマンドでポモドーロ数を楽しく測れるようにした – しくみ製作所ブログ
- SlackのEmoji reactionsを集計してコミュニケーションの可視化を図った話 – しくみ製作所ブログ
- Slackの発言をEmoji reactionでカンタンにGitHub Issue化する – しくみ製作所ブログ
- Slackを一句BOTで風流に - pixiv inside
Ruboty、mina、zooey など(クックパッド株式会社)
bot導入のきっかけ
ChatOpsするため。
botの機能・できるようになったこと
- サーバにコードをデプロイ/ロールバックする
- iOSアプリをApp Storeにsubmitする(Androidは準備中)
- 機械学習用の計算サーバを立てたり落としたりする
- 画像検索をする
- 株価を表示する
- オフィスのCO2を表示する
- オフィスのスピーカーから「Get Wild」を再生する
などなど
botフレームワーク | Ruboty、Litaなど |
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利用言語 | Ruby |
参考リンク
SRE_bot(BASE株式会社)
bot導入のきっかけ
BASEのWebアプリケーションの自動デプロイの一環で開発しています。
botの機能・できるようになったこと
- AWSの環境にGitHubと連携したリリースを行うBlue-Green Deploymentを開始する
- 正常系リリース、異常系の対応などデプロイに必要なさまざまなプロセスをSlack経由で自動起動できる
- これによりデプロイ作業のトリガーを専任担当者がいなくてもできるようになり、リリース進捗を開発メンバー全員が共有できるようになった
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
jenkins_observer(株式会社マネーフォワード)
bot導入のきっかけ
MobileチームでSlackからChatOps的にJenkinsでビルドさせたり、検証用のアプリを配布したかった。
botの機能・できるようになったこと
- 社内外問わずいつでも、botにお願いすれば最新環境のアプリが配布されるようになった
- テストもできる
- 手元の端末のリソースを使わずに、自動でApp Store、Google Play ストアでのリリース寸前までできる
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
サンプルコードがCoffeeScriptだっただけで、他の言語でもよいです。
秘密(株式会社クラウドワークス)
bot導入のきっかけ
AWS ECS上に構築しているサービスをSlackからデプロイしたい。
botの機能・できるようになったこと
- 複数のECS serviceを1つのbotでデプロイできる
- ついでにmigrationの単発タスクも実行できる
- service updateやtaskの実行終了を待って、デプロイの成功失敗を通知できる
botフレームワーク | slacker |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Golangが好きだからGolangで作ろうと思った。もともと「Slack API in Go」を使おうかと思っていたけど、ラップしたslackerの方が使いやすそうだったので。
ソースコード
※ECSのデプロイジョブ自体はbotのコードに含めておらず、上記の専用OSSを開発しており、botではこれをライブラリとして利用している。
KPIbot(株式会社ビザスク)
bot導入のきっかけ
会社のKPIを確認する作業を効率化したかった。
botの機能・できるようになったこと
- 前日のKPI進捗、月の目標との進捗率が毎朝チャットに流れるようになった
- 各自が通勤途中に見れるようになった。
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | JavaScript(Google Apps Script) |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
サーバレスで無料で楽に運用できるので。
Mackerel Invitation(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
MackerelのInvitationをユーザー(エンジニア)自身で実施するためのSlackアプリ。
これにより「依頼」→「管理者による実施待ち」の無駄な時間がなくなり、効率的にセットアップできるようになった。また、誰でもできる作業から管理者自身も開放され、より重要度の高いタスクにフォーカスできるようになった。
botの機能・できるようになったこと
- エンジニアの新規参入時に管理者によって手動で作業しているのを、エンジニア自身でInvitationを受け取る
/mackerel invite <メールアドレス>
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Golang |
他利用ツール | Google Apps Engine |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
antlion-bot(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
Slackのチャンネルから誰も退出できないようにするために導入。
botの機能・できるようになったこと
- 退出不可能にしたいチャネルにantlion-botを招待しておくと、誰もチャネルから退出できなくなる(退出しようとしても、すぐにrejoinとなる)
botフレームワーク | Slack API in Go |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
botをGolangで作成するにあたって、シンプルに実装できそうだったため。
porygon(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
iOSアプリをfastlaneを介してTestFlightへの配布や審査状況、他にもiTunes Connectへのアクセスをせずにオペレーションを可能にするために導入。
botの機能・できるようになったこと
- 上記の要件を満たしたbotを作成
botフレームワーク | Vapor SlackBot |
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利用言語 | Swift |
他利用ツール | Fastlane |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
botテンプレートもあるし、iOSエンジニアがメンテするからSwiftでメンテしやすいかと。
mofubot(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
SlackのIntegrationや複数人にメンションを飛ばしたいと考え、開発。
botの機能・できるようになったこと
- Slackにグループメンションがない時代、グループメンションのようにキーワード付きでメッセージを投稿すると、各人にメンションが飛ぶ機能を実装
- 特定のキーワードから、GitHubやJIRAの該当するリンクを通知してくれる
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | Heroku |
nana(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
AWSのCodeBuild/CodeDeployというマネージドサービスを使用してマイクロサービスを運用しているが、その際、AWSのWebのコンソールで操作が必要であった。開発者はAWSの操作に不慣れであったり、そもそも画面が複雑なので、ビルドとデプロイが容易にできるようにSlackbotを開発。
botの機能・できるようになったこと
- マイクロサービス(Golang)のビルドとデプロイ
botフレームワーク | Slack API in Go |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
AWSのSDKもちゃんとあったので。
日報reminder(株式会社エウレカ)
bot導入のきっかけ
当日の退勤時にGmailで提出することになっている日報の提出忘れを翌日リマインドするため。
botの機能・できるようになったこと
- 営業日に日報が提出されていなければ、明朝に提出を促すSlackメッセージを送る
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
会社としてGolangによる開発を特徴としており、社内のすべてのエンジニアでメンテナンスしやすくするため。
すくすけ(株式会社スクー)
bot導入のきっかけ
ChatOps用bot。
botの機能・できるようになったこと
- 各種リリースをSlack上から実行できる
- CSからエンジニアに問い合わせがある際、エンジニア指名にも使用(ランダム指定)
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
他利用ツール | Heroku |
EC2 State(株式会社スクー)
bot導入のきっかけ
サーバ管理ツールとして利用するため。
botの機能・できるようになったこと
- AWS EC2サーバのリストおよび各サーバのステータス確認、再起動等をSlack上から実行できる
botフレームワーク | - |
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利用言語 | - |
他利用ツール | AWS EC2 |
Customer bot(株式会社スクー)
bot導入のきっかけ
利用ユーザの状況把握。
botの機能・できるようになったこと
- スラッシュコマンド指定により、学籍番号からユーザの契約状況や課金履歴などを確認できる
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Google Apps Script |
授業状況bot(株式会社スクー)
bot導入のきっかけ
授業の開催状況を通知。
botの機能・できるようになったこと
- 開催された授業の各種指標数値を日次でSlackに投稿する
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Google Apps Script |
Schoo KPI bot(株式会社スクー)
bot導入のきっかけ
各種KPI状況を把握するため。
botの機能・できるようになったこと
- 日次および月次のKPI数値をSlack上に定期的に投稿する
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Google Apps Script |
他利用ツール | Googleスプレッドシート |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
スプレッドシートへの反映も含めると一番手軽だったため。
novot(Nyah/GMOペパボ株式会社)
bot導入のきっかけ
OpenStackのAPIを実行するにあたり、コマンドオプションが複雑であったため、平易に実行したい動機があったことと、全社共通のインフラであるため、タスクの割り振りを自動化したかったため。
botの機能・できるようになったこと
- 障害発生時や負荷増台時に、対象のサーバ名やVM名でさまざまな情報が検索できる
- タスクの割り振りをランダムにアサインできる
botフレームワーク | Ruboty |
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利用言語 | Ruby |
carty(カラーミーショップ/GMOペパボ株式会社)
bot名「carty」は、カラーミーショップのマスコットキャラクター名。
bot導入のきっかけ
デザイナーのレビュー運用の円滑化が最初の目的だったようです。
botの機能・できるようになったこと
- Pull Requestでレビュー依頼コメントをすると、レビュー担当を決めてSlack上でメンションしてくれる
- Slackがオフラインの人は選ばない&2回連続で同じ人を選ばないようになっている
- デザイナー、ディレクター、エンジニアそれぞれの日直運用
- 「日直さんこれお願いします」とSlackで発言があったら、その日の担当者にメンション
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | CoffeeScript |
tahirakun(ロリポップ!/GMOペパボ株式会社)
bot名は、田平さんというスタッフの名前から。
bot導入のきっかけ
日頃お客さまからのお問合せの対応状況を専用のWeb画面で確認していたが、効率が悪いため改善したかった。
非エンジニアでもサーバの状態確認や簡単なオペレーションをしたかったが、操作方法の教育や事故防止のための細かい権限分離が必要だったのでエンジニアが対応していた。定形的で簡単なので効率化したかった。
botの機能・できるようになったこと
- お客さまの問合せ対応状況をbotに尋ねることで、簡単に一覧が取得できるようになった
- お客さまの問合せ対応を行う非エンジニアでも、サーバの負荷状況の把握やお客さまのアクセス状況の把握をbotに尋ねることで、サーバと通信を行い、サーバにログインせずとも結果を取得できるようになった
botフレームワーク | Ruboty |
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利用言語 | Ruby |
osa(ムームードメイン/GMOペパボ株式会社)
bot名は、ムームードメインのカリスマエンジニアの頭文字を取った。長すぎると打つのに時間がかかる、短すぎると間違えて打ってしまうことを考えて3文字。
bot導入のきっかけ
後述するさまざまな煩わしい作業を効率化させるために導入
botの機能・できるようになったこと
- 社内のGitHub Enterpriseとの連携
- 指定したタイトルでIssueを作成してURLをpostしてくれる
- 運用案件(日直)のIssueの一覧を取得、残件を確認して漏れないように
- 指定した名前のラベルがついたIssueを一覧で取得できる
- 完了してCloseした運用案件のIssueの一覧を取得(あとから振り返るときなどに使用)
- IssueのリンクとOpenからCloseまでのにかかった時間を表示してくれる
- 当日、週間、今期、前期を指定できる
- 日直関連
- 当日の日直担当になっている人のみにメンションを飛ばせる
- 全員にメンションされないので集中が切られない
- 誰が日直担当なのかはbotサーバ内のredisで管理
- 日直担当を次の人にローテーションする機能
- アプリのデプロイ
- 指定したブランチ名でstaging環境にデプロイできる
- デプロイ完了後はアプリのURLを返してくれて便利
- その他
- ルーレット機能
- 複数の文字を渡すとbotがランダムでどれか1つを選んでくれる機能。何かに迷ったときに機械で決めてくれて公平
- ランチに迷ったときに登録してるお店からどれか1つを選んでくれる機能(あんまり使わない)
botフレームワーク | Ruboty |
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利用言語 | Ruby |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
社内的によく使われるRubyでできているフレームワークだったので皆でメンテナンスしやすかったから?
akane(ぼくらの甲子園!ポケット/株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
開発環境へのデプロイにサーバサイドエンジニアの作業が必須で、それで開発の手が止まっていたので、IRC(当時)からエンジニア以外がデプロイできるようにしたかった。
botの機能・できるようになったこと
- 開発環境へのデプロイ(現在はDocker/mirageでのデプロイ)
- 命名規則が整ったGitHubでのtopicブランチの作成
- レビュースロット
- CIをブランチ指定で回す
- Googleスプレッドシートからマスタデータを生成して指定したブランチに向けてPull Requestを作る
- QA用テストデータの生成や複数回の試行が必要なスクリプトの実行
botフレームワーク | Unazusan+AnySan::Provider::Slack |
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利用言語 | Perl 5 |
他利用ツール | Google Apps Script、Jenkins+Daikufile |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
- サーバサイドで用いている開発言語がPerl 5のため、アプリケーションサーバのコードを利用しやすい(スクリプト実行など)
- 慣れているため、問題があったときにモジュールレベルでデバッグができる
他ツール利用方法
- Google Apps ScriptでSlackに自動投稿(主にディレクターがコードを書いて行っています)
- JenkinsとDaikufile(RubyでいうRakefile)を組み合わせたジョブ実行(Perl 5のbotはイベント駆動で、ブロッキングIOが発生するスクリプトを実行しようとするとその間botの応答が止まるため、一部をJenkinsにタスク移譲している)
ローンチカウントダウンbot(株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
複数の受託案件が同時に走っている状況では、どの案件がローンチまでどのくらいなのかということを頭で把握し続けることが難しかったため、自動でアラートされる仕組みが欲しかった。
botの機能・できるようになったこと
- Googleスプレッドシートに、案件ローンチ日・通知先チャンネル名を追加すると、毎日朝9時ごろ該当のチャンネルに、ローンチ日までの営業日数が通知される
- 一応、案件ごとに通知の名前・アイコン(emoji)も変えられるようになっている
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Google Apps Script |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
サーバ構築・運用なしで済ませたかったため。
remember(姉)(株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
IRCにいたrememberというBOTのSlack移植。
botの機能・できるようになったこと
- カジュアルな1回きりのリマインダー
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Golangの常駐型プログラムの習作として2年くらい前に作りました。
nuko(Lobi/株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
- レビュー依頼の円滑化
- デプロイ事前チェックの自動化
botの機能・できるようになったこと
- レビュワーをランダムに選択できるようなり、レビュー依頼する際の申し訳ない感が薄まった
- レビュー依頼事・通過時のIssueラベル設定をひとがやらなくてよくなった
- デプロイ時にテスト通過しているのかが自動チェックされるようになった
- デプロイしてはいけない時間(昼ピーク・定時後・金曜)を教えてくれる
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | Golang |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
- もとはGolangの練習用に一人で作成
- いまはチームメンバーがそれぞれコミットするようになり、リポジトリも独立している
idea-garage(Lobi/株式会社カヤック)
bot導入のきっかけ
ふとしたきっかけで浮かんだアイディアを気軽に書き溜めたいという要望から。
botの機能・できるようになったこと
- レビュワーをランダムに選択できるようなり、レビュー依頼する際の申し訳ない感が薄まった
- レビュー依頼事・通過時のIssueラベル設定をひとがやらなくて良くなった
- デプロイ時にテスト通過しているのかが自動チェックされるようになった
- デプロイしてはいけない時間(昼ピーク・定時後・金曜)を教えてくれる
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | JavaScript、Google Apps Script |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
Outgoing WebhookでLambdaを起動し、そこからGASのExecution APIを叩いている。サーバレスで実現したかったためこの構成に。
くまま(株式会社7gogo)
bot導入のきっかけ
自動化できるタスクを任せるためと、チームの雰囲気作りのため。
botの機能 ・できるようになったこと
- Android、iOSのリリースがストアに反映されるのを監視
- チームメンバーの決まった連絡や報告への反応
- 指定地域の雨雲調べる(出退勤に役立ってます)
- リマインダー、など
botフレームワーク | BotKit |
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利用言語 | Golang、JavaScript |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
導入が楽だったので。
名称非公開(FRESH!/株式会社サイバーエージェント)
bot導入のきっかけ
ChatOpsのため。
botの機能・できるようになったこと
オートスケールやデプロイをはじめとする基本的な運用オペレーションや、コミュニケーション活性化に使用しております。
botフレームワーク | Hubot |
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利用言語 | Node.js |
なぜこのフレームワークや言語を選んだのか?
HubotなのでNode.js使用。別サービスのAPIを叩いたり、Golangのバイナリを発火するなどもしております。
§
以下は、SaaS連携による業務効率化や、Slackユーザ向けのブラウザ拡張機能についてご回答いただいた事例を「番外編」として紹介します。
さいよーぼっと(株式会社PLAID)〈番外編:Slack活用事例〉
bot導入のきっかけ
開発の一方で、採用活動にも開発チームが関わるなか、手作業で行なっている業務の自動化や、より採用活動に会社全体が興味を持つようなことを技術的な観点で実現できないかと考えた。
botの機能・できるようになったこと
- 採用状況可視化: botに採用状況を聞くと、職種・各採用ステップごとの採用候補者の人数を答えてくれる
- 採用ステータス通知: 採用候補者のステータス(内定・内定受諾など)をSlackで通知して、可視化できるようになった
- 採用候補者の状況はTrelloで管理し、それとSlackをZapierで連携させ、Trelloのカードの状態が変化したらSlackに投稿するようにした
- 面談日程リマインド: 面談の1日前と当日に、面談があることを面談参加者本人に伝える
- 面談FBリマインド: 採用面談が終わる頃に、面談のフィードバック入力を面談参加者にリマインドする
botフレームワーク | なし |
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利用言語 | JavaScript |
他利用ツール | Zapier |
Slack返信引用ボタン(KLab株式会社)〈番外編:Slack活用事例〉
ツール開発のきっかけ
Slackの不便な点を解決するため、Google Chromeの拡張機能を開発しました。
- 特定のメッセージに対して返信したいのに、返信ボタンが無い
- いくら補完があるとは言え、@user-nameを打ち込むのが大変
- 素早く引用ができない
ツールの機能・できるようになったこと
発言にカーソルを合わせたとき、3種類のボタンが追加されるようになります。
- Mentionボタン: @による返信を素早くできます
- Replyボタン: 引用+返信を素早くできます
- Quoteボタン: 引用のみができます
また、文字を選択した状態でReplay・Quoteボタンを押すと、部分引用ができます。
ソースコード
参考リンク
付録・本稿で紹介されている主なbotフレームワーク
おわりに
各種ツールとの連携で、業務やコミュニケーションをより良くしていくSlackbot。あなたのチームでも活用してみてください。
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編集:薄井千春(ZINE)