INTERVIEW
ローランド・ベルガー │ シニアコンサルタント

超大手の「安定」より、実力主義の世界へ。26歳で商社からコンサルへ

掲載日:2017/04/11更新日:2021/03/02

なぜ、将来が約束された出世コースを捨てるのか? まわりの人間はおそらくそう見たはずだ。小宇佐敬(こうさ けい)は大手総合商社を3年9ヶ月で退職。実力主義の外資系コンサルの世界へ。新天地は『ローランド・ベルガー』。この選択の裏側には「世界で通用する人材になりたい」という強い思いがあった。

“総合商社”のブランドしか見えていなかった新卒時代

「当時は何も考えていない学生でした」

小宇佐敬さん(29歳)は、落ちついたトーンでこうふり返る。彼は東北大学の法学部を卒業後、総合商社に新卒入社。誰もが羨む超大手、しかも「資源投資」という花形部門への配属だった。

アサインされたのは、投資規模1兆円超の鉱山資源開発プロジェクト。いわば将来が約束されたエリートコースだった。ただ、入社から数ヶ月後、小宇佐さんは総合商社に入ったことを後悔したという。

「もともと大きな組織で働くのが得意なタイプではありませんでした。どちらかというと異端でありたいというか、少数派で反骨精神があるというか(笑)こういった自分のタイプ、志向性に気づいていなかったんです」

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20代は、実力主義の世界でスキルを磨きたい

「プロジェクト規模に関わらず、自分の裁量で仕事がしたい」

大企業のブランドバリューやビジネスの規模感に惹かれて就職してしまった小宇佐さん。自分がやりたかったのは「自身の力でプロジェクトをハンドリングすること」だと気がつく。

総合商社であれば、在籍年数に応じて驚くほど給与が上がっていくもの。大きな組織に順応して働くという選択肢もあったはずだ。

「いい意味でも、わるい意味でも順応していってしまう。貴重な20代という時間をどう使うべきか。すごく考えるようになりました」

そして入社3年半。26歳の時に会社から告げられたのは「海外駐在」の辞令だった。20代をどのように過ごすか、決断の時。はじめは小さかった葛藤は、大きな決意へと変わった。

「動くなら今しかない。20代のうちに世界で通用する人材になる」

そして、スキルを磨くために選んだ転職という選択。そして未経験で飛び込んだのが「外資系のコンサルティング企業で働く」という道だった。

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プロとして責任を果たす。「根底の精神」を分かつ仲間の存在

年齢や経験年数に関係なく、実力主義で勝負ができるコンサルティング業界。その中でも、なぜ、ローランド・ベルガーだったのだろうか。

「私には大きすぎる組織はフィットしないと感じたからです。少数精鋭で裁量を持たせてもらえる会社で働きたいといった思いがありました。また、実際に働くみなさんとも事前にお話させていただき、未経験だった私にもフレンドリーに接してくれました。そして、成果を出せば、自由度高く仕事ができることがわかりました」

ローランド・ベルガーのカルチャーは「フラット」という一言に集約できる。個々が高いパフォーマンスを発揮すれば、自由度が高い。見られるのは成果のみ。そこにあるのは「各々がプロフェッショナルである」ということへの誇りと敬意だろう。

「それぞれ価値観や人生の目標などは別々だと思います。ただ、何があっても逃げない。ミッションを必ず遂行する。個々が責任感を持って、プロフェッショナルとして成果を追求する。この根底の精神は共通していますね」

仲間についてはこう例える。

「普段はお互い干渉することはありませんが、深い部分でつながっていると感じます。プロジェクトを成功させるために必ず協力する。言葉は過激かもしれませんが、共に戦っていく戦友に近い感覚かもしれません。瀬戸際に立たされると、みんなが自分をさらけ出して働くことになります。取り繕って仕事することはできませんから、信頼できる仲間たちと働きたい。こういった職場環境を選ぶことはとても大切なことです」

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仕事とは、「自身を成長させる本気のゲーム」

30歳を目前に控えた小宇佐さんは、自身の仕事観をこう語る。

「ワーク・ライフ・バランスという言葉がありますが、“ワーク”と“ライフ”の明確な線引は難しいのかもしれません。ありのままの自分で働ける職場を選べば、人生の延長線上に仕事がある。飾らずに働いていけることのほうが大切なのだと思います」

小宇佐さんは、一体何のために働くのか。

「誤解をおそれずにいえば、人生において真剣に取り組む、難易度の高いゲームだと考えています。人生の一部であり、充実したものにしたい。そう考えた時、あまりに仕事を重いものと捉えると持続していくことがむずかしい。なので、自身を成長させていくゲーム。そのくらいの気持ちでいたいですね」

おもしろいから仕事をする。シンプルな答えだ。

「もちろんつらいこともありますが、仕事とはそういうもの。基本的には楽しいことの方が多いですよ」

商社で働いていた時代、あまりに仕事と真面目に向き合うが故に、過度なストレスを感じることもあったという小宇佐さん。現在はポジティブなストレス、つまりプレッシャーを楽しんでいるようにさえ見えた。圧倒的な裁量のもと、さまざまな企業の事業課題を解決し、プロジェクトを成功へ導く。仕事について語る時、鋭い眼光、充実感に満ちあふれた彼の表情が印象的だった。

FIF

[取材で伺った「コンサルタント」の仕事・プロジェクト概要]

・仕事について
自動車や消費財をはじめとする製造業、情報通信や航空・運輸などのサービス業を含め、幅広い業界への経営戦略コンサルティング。 クライアント企業の抱える様々な経営課題を理解し、全社的な視点から、課題の解決に取り組むことをミッションとする。たとえば、「国内メーカーが有する技術を海外メーカーに売り込む」など。実際に伺えた事例は、ドイツ大手自動車メーカーからの大型受注。ドイツに常駐し、ドイツ人と日本人のチームでプロジェクトを完遂した。

・会社の特徴
風通しがよく、自由度が高い 風潮のため、個人の裁量が大きく、若手の成長スピードが速い。グローバルオフィスとの連携も強く、海外プロジェクトが多い。経営戦略コンサルティング・ファームでは数少ないジャパンデスクを海外オフィス(シンガポール、インドネシア等)に設置 している。欧州系グローバル経営戦略コンサルティング・ファームゆえの長期的な視野とアントレプレナーシップ、多様性に富んだカルチャーを持っている。  

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