INTERVIEW
助太刀

60兆規模の巨大産業「建設業界」のゲームチェンジャーに。商社勤務を経て「助太刀」で挑む新規ミッション

掲載日:2023/03/28更新日:2023/03/28
求人掲載中

2022年7月、ESG・インパクト投資家を中心に18.5億円を調達した「助太刀」。「建設業界の労働力不足」という大きな課題への挑戦、建物・インフラを支える超巨大産業のゲームチェンジャーとして注目されるスタートアップだ。今回取材したのは、AMBI経由で同社に入社した矢ヶ﨑哲志さん(31)。もともと大手商社のグループ会社で働いていた彼は、なぜ「助太刀」に転職したのか。そこには「建設業界の課題を解決したい。ビジネスパーソンとして成長したい」といった思いがあった――。

>>> 助太刀の求人一覧はこちら

助太刀について

・市場規模60兆円を超え、約500万人が働く建設業界。そのなかでも最も深刻な課題となっているのが人手不足。そこに対するソリューションとして、建設現場で働く職人や工事会社向けにマッチングサービス『助太刀』と採用サービス『助太刀社員』を中心としたサービスを展開。現場の職人をはじめ、『助太刀』では19万超の事業者が利用し、圧倒的なシェアを誇る(2023年3月月時点)

・2021年7月より、国土交通省が推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」と連携を開始。職人が『助太刀』を通して現場経験を積み重ねていくと、過去の担当現場や評価がアプリ上に記録される。この記録により、職人が個人で新たな仕事を獲得できる仕組みとなっている。

・直近1年間で売上高は昨年対比約3倍、従業員数も昨年対比約2倍へ拡大。2022年7月、ESG・インパクト投資家を中心に18.5億円を調達。さらなる事業拡大を行なっている。

*建設キャリアアップシステム(CCUS)…建設業共通の制度インフラとして、建設業団体と国交省が連携して官民一体で推進。技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、技能・経験が客観的に評価されることで、技能者の適切な処遇につなげるため仕組み。「若い世代がキャリアパスや処遇の見通しをもてる」「技能・経験に応じて給与を引き上げる」「技能者を雇用し育成する企業が伸びていける」建設業を目指すもの。

>>> 関連記事はこちら

もうすぐ30歳。安定企業での仕事に抱いた「危機感」

前職では、大手商社のグループ会社で、インテリア商材を扱う営業として働いていたと伺いました。なぜ、そこから転職を考えたのでしょうか。

大きな不満があったわけではないのですが、20代後半にさしかかるなか、「自分は外でも通用するのか」と危機感を抱いたのがきっかけだったように思います。前職時代の働き方でいえば、もちろん繁忙期はあるものの、基本的に定時で帰れて。部署異動もそれほどなく、腰を据えて働ける環境でした。

いわゆる世の中的に「ホワイト」と呼ばれる職場だったと。人によっては羨ましい環境だと思うのですが…。

私の場合はむしろ逆でしたね。他業界、特にIT業界で働く同年代の活躍を見聞きするたびに「もっとビジネスパーソンとして強くなれる環境にいきたい」「今動かなければ40代、50代になってから後悔する」という焦りにも似た気持ちが強くなっていきました。ちょうど30歳という節目もあり、動くなら今しかないと転職活動を始めました。

建設業界全体に、より大きなインパクトを

そのなかでも助太刀を選んだ決め手はどこにあったのでしょうか。

前職の業界知識が活かせる、ビジネスパーソンとして成長できる、という部分は前提として、一番大きかったのは、建設業界の根幹にある「人」の課題解決にテクノロジーで直接アプローチできる。ここに惹かれて、入社を決めました。

実は前職時代、インテリア商材を納品するために工事現場に行くこともあり、職人さんや工事会社との仕事も少なくありませんでした。どの現場でも出てくるのが「人」の問題だったんですよね。

とにかく人手が足りない。そして、職人さんたちのキャリアなども課題が多い。たとえば、大手ゼネコンの仕事を中心に請け負う職人さんでいえば、そこ以外の仕事は慣例的にも請けられず、なかなか自力で新しい案件を見つけられないんです。不意にそのゼネコン案件がなくなったら路頭に迷ってしまう。「助太刀」であれば、こういった「人手不足」や「人の配分」といった産業の根幹にある課題の解決に挑んでいけると考えました。

特に選考では経営陣たちが「建設業界のゲームチェンジャーになりたい」という話をしてくれたのですが、その熱量もすごく高かったんですよね。正直、前職でいえばそこまで熱を持って仕事、そして会社について話をすることがなかったので、すごく新鮮でもあって。ぜひこういった人たちと働いてみたいと思いました。

1

助太刀への入社経緯について「ビジネスの成長性という観点でも、期待感がありました」と語ってくれた矢ヶ﨑 さん。「単なるマッチングサービスに止まらず、今後は入職者を増やすために教育事業、ECサイト、フィンテック事業など、建設事業に特化した総合プラットフォームをめざしている。今入社することでそういった事業の広がりも身をもって体験できそうだなと思い、入社したいと思いました」

銀行・金融機関も「助太刀」のパートナーに

2021年7月に「助太刀」に入社されたそうですが、どういった仕事をされてきたのでしょうか。

それでいうとかなり目まぐるしくて。フィールドセールス、営業企画、コミュニティ創出チームのリーダー、マーケティングチームのリーダー…そして2022年10月からは新たに立ち上げた「パートナーセールス組織」のリーダーを務めています。正直2年経たずにここまでいろいろ経験できるとは思っていなかったです。マーケティングなどは全く知見のないところも経験できましたし、一連が見れたのは良かったと思っています。

入社2年経たずに、3部門でリーダーを任されているのもすごいですね。現在の「パートナーセールス組織」におけるミッションとは?

2022年10月に新設された組織なのですが、いわゆる代理店の新規開拓・アライアンス締結、そこからの見込み顧客創出、クロージングを担う組織です。これまで「助太刀」としては直販で売上を伸ばし、一定の顧客開拓は進められてきました。さらに多くの顧客にアプローチしていく上で、パートナー企業を増やしていく。今まさにその立ち上げを行なっているところです。

既に50~60社と提携しているのですが、意外にも多くパートナーとなってくださっているのが銀行・金融機関です。実は2021年から銀行などの金融機関でも人材紹介業を行なえるようになり*、かなり積極的に『助太刀』『助太刀社員』をプッシュいただいています。建設会社さんとしては、資金繰りと同時に人材採用においても銀行に相談ができます。そして、銀行としては人材採用のプラットフォームとして『助太刀』『助太刀社員』で顧客となる建設会社を支援できます。私たちとしては利用事業者数を増やすことでき、さらに職人さんたちは「新しい働き口」の選択肢が増えていく。全員にとってメリットが生まれるよう、さらに全国にパートナーを増やしていければと考えています。

*金融庁は2018 年に監督指針を改定し、金融機関による人材紹介業務を解禁。さらに2021年5 月の銀行法改正に伴い、「登録型人材派遣業務」も認められるようになった。この規制緩和により、多くの金融機関が人材紹介業務に参入している。

AMBI_sukedachi_chart

求められてるのは「未知」に向き合うメンタリティ

いわゆる安定企業から転職されてきたわけですが、ミスマッチをしないために事前に知っておいたほうがいい厳しさなどがあれば教えてください。

そうですね、まさにスタートアップならではかもしれませんが、会社としての目標、やるべきことがものすごいスピードで変化していく環境があります。さらに社内でもまだ誰もやったことのないことに向き合い、その都度、ジャッジしていかなければならない。そういった難しさ、厳しさを感じています。今でも判断に迷うことは多いですね。

最近では、スピードと同時に「それは今やるべきことなのか?」といった、いわゆるROI(投資利益率)の観点も意識し、自分なりにジャッジができるようになってきた部分もあるかなと思います。直属の上司が取締役なので、知らず知らずのうちに経営層に近い目線を自分の中に持てるようになってきたのかもしれません。

2

これまでの仕事で心に残っているエピソードとして「職人さんのコミュニティ創出に関わったこと」と答えてくれた矢ヶ﨑さん。「初めて実際にエンドユーザーの声を聞けたのもいい経験。『助太刀』を利用したことで、「関西から東京に上京しました」「独立する勇気がでました」という言葉がもらえた時は、あらためて『助太刀』はそれぞれの夢や目標を叶えるために役立っていると感じられてうれしかったです」

前例がない、新たなスキームを構築したい

現在、パートナーセールス組織のリーダーを担われているわけですが、直近、そして今後の目標について伺わせてください。

直近は、とにかくパートナー向けの成功事例を増やしていく、ここに尽きると思っています。ここでいう事例というのは、たとえば、パートナー経由で助太刀のサービスがどう提案され、どういった成果につながったか。その建設会社の成長にどう貢献できたか。建設会社の成長がパートナーにどんな影響を与えたのか。このあたりの

ストーリーまで掘り下げることを指しています。助太刀としてもパートナーが増えれば増えるだけ、売上に対してレバレッジが効く状態になる。非常に重要なミッションなので、ここはやり切りたいですね。

さらに先々でいえば、私たちのようなバーティカルSaaSにおけるパートナー・代理店連携における新しいスキームを構築したいと考えています。そもそも取り組み自体も少なく、ほとんど誰もやったことのない挑戦だと言えます。まさにこれからが本番。新しい仲間と、知見を集め、実績を築いていければと思います。

3

挑戦をしている方が、自分で自分を好きでいられる

最後に、矢ヶ﨑さんが仕事に向き合っていく上で原動力となっているものについて教えてください。

転職のきっかけでもあった「ビジネスパーソンとして成長したい。強くなりたい」という思いは大きい気がします。もともと自分の性格としても「現状維持」が好きではなくて。公私ともに、常に挑戦していたい。新しいことを吸収している方が、自分で自分を好きでいられるのだと思います。幸い、助太刀では、入社してから今日まで、ものすごいスピードで成功と失敗を繰り返すことができる。こういった環境のなか、新しいことを学び、スキルをつけられている。日々強くなれている実感があります。

もう一つ、チャレンジングな環境がなんだかんだ楽しいのかもしれません。自分ではあまり意識していないですが、家族や友人からは「今の方が楽しそうだね」と言われることも多くて。これからも、大変なことも楽しみながら、走り続けていきたいです。

この記事を読んだ人におすすめの記事
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
若手ハイキャリアのスカウト転職