REPORT
オイシックス・ラ・大地(東証プライム上場)

地球にも人にも「よい食」を。オイシックスがビジネスで挑む、サステナブルな食の未来

食品宅配事業「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」、移動スーパー「とくし丸」など、食に関するさまざまな事業を展開するオイシックス・ラ・大地。いずれのブランドも、「食の社会課題をビジネスの手法で解決すること」を目指している。社会の変化に対応する形で会員数を伸ばし、現在も増収を続ける同社。食のイノベーションを起こすべく、変革を続ける同社の動向、最新の求人を見ていこう。

食に関する社会課題を、ビジネスで解決する

食卓と畑の未来を作ることを企業理念に掲げてきたオイシックス・ラ・大地。

生産現場と消費者を一気通貫でつなぐ事業モデルを通じて、「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」こと、その先にある「持続可能な社会の実現」を目指して、さまざまな事業を展開してきた。

食品宅配サービス「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」をはじめ、子会社の移動スーパー「とくし丸」、ヴィーガンミールキットブランド「Purple Carrot」など。いずれのブランドも、事業を通じて食の課題を解決することを目指している。

2023年度3月期の売上高は1151億円(前期比102%)へ。社会の変化に対応する形で、「Oisix」を中心に会員数・売上が増加しているという。

さらに、B2Cサブスク事業で培った強みを活かして、B2Bサブスク事業の拡大を予定している。2022年10月に給食事業大手シダックス社*との協業推進を発表。B2Bサブスク事業の一つである保育施設向け給食サービス「すくすくOisix」では、2027年までに現在の約4倍となる3000施設への導入、売上は100億円を目指し、保育園の人手不足の解消や給食現場の負荷軽減に貢献していく。

また、2022年より成長戦略として「ビジネスモデルとテクノロジーの力で地球にも人にもよい食を提供する」を掲げ、テクノロジーとデータを活用したサステナブルリテール(持続可能な小売り業)の実現を推進している。サブスクリプションモデルだからこそ得られる膨大なデータを用いたAIによる受注予測や、ふぞろい野菜の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなど。畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指している。

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「Kit Oisix」は、必要量の食材とレシピがセットになった「20分以内で主菜・副菜の2品が作れる」ミールキット。共働きや子育て中の家庭の時短調理ニーズを捉え、累計販売は1億5,000万食を突破(2023年5月末時点)。ユーザーへのヒアリングを丁寧に重ね、データをもとに改善を繰り返す。オイシックス・ラ・大地では、「お客さまと徹底的に向きあう」スタンスを大切にしている。

物流管理、マーケティングなど、複数のポジションで採用強化

2023年11月時点、AMBI内で見受けられた求人は「オープンポジション」に加え、「物流管理」など。事業の成長とサステナビリティの実現を図るべく、採用を強化し、変革を加速していく。

■ オープンポジション
マーケティング、サービス開発、新規事業開発など幅広いポジションが対象。選考を通じて、経験や志向・適性を考慮した上でポジションが決まる。また、将来的にリーダーやマネージャーとして事業推進を担う。

■ 物流管理
より多くのお客様の食卓を支えるため、これまでの最大キャパシティの約3倍の出荷量に対応できる大型物流拠点を神奈川県海老名に新設。2021年秋より、稼働を開始している。食品宅配ECサービスにおいて事業の柱である物流サービスの質を向上するため、物流管理業務全般に取り組む。

いずれのポジションでも、食品業界出身者はもちろん、流通・小売、IT、広告、物流など幅広い経歴を持つ人材が活躍しているという。

最後に、独自の社内制度についてもみていこう。

オイシックス・ラ・大地 独自の社内制度(一部抜粋)

■畑・食卓の体感研修
自らの仕事の意義を深く理解すべく、生産者や、お客さまの声を聞く場を2種類設けている。一つ目は「畑の体感研修」。産地に行き畑で農作業をしたり、生産者との対話を通じて想いに触れ、頭だけでなく体で企業理念を体感する。二つ目は、「食卓体感研修」。お客さまへのインタビューをリアルタイムまたはオンデマンドで視聴し、お客さまの抱えている課題を自分ごととして捉え、理解促進を目的にしている。

■ダブルミッション制度
社内横断型で社会貢献プロジェクトに業務時間の最大20%の時間を活用できる制度。所属部署の仕事をしながら他のチャレンジができ、プロジェクトマネジメントへのチャレンジや企画設計など、活動を通してスキルを身につけることができる。

社会課題の解決を使命に、さまざまな事業、新たなチャレンジを仕掛けている同社。当事者意識を持ち、共に食の未来を切り拓いていきたい、仕事を通じて社会をより良くしていきたいという方は、ぜひ一度同社の求人を確認してみてほしい。

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