INTERVIEW
CCC|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

Vポイント統合直前「CCC」グループリーダーのまなざし。約1.3億人の有効ID&データで挑む課題解決

掲載日:2023/12/05更新日:2023/12/05
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「変革期である今だけの経験ができるはずです」こう語ってくれたのが、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)で活躍する鈴川雪子さん。前職、広告代理店にて勤務後、2022年7月にCCCに入社し、現在グループリーダーを務める。なぜ、彼女はCCCでのキャリアを選んだのか。そして2024年の「TポイントとVポイントの統合」を控える変革期でこそ得られる経験とは――。彼女の転職から活躍までのストーリーと共に見ていこう。

「Tポイント」と「Vポイント」統合について

「Tポイント」と「Vポイント」は、2024年春に統合され、「青と黄色のVポイント」として新たな姿へと生まれ変わる。2024年春以降、SMBCグループおよびCCCMKホールディングス(CCCMKHD)が提供するサービスで貯まるポイントは、「青と黄色のVポイント」となり、ポイント交換の必要なく利用可能に。世界中のVISA加盟店で使用可能な「Vポイント」と、約1.3億人のユーザーに利用されている「Tポイント」が一体化することで、より多くのユーザーに対し、ポイント利用と決済をシームレスに提供し、価値あるサービス展開を予定する。

そのなかでも特に「マーケティングソリューション営業」職は、クライアント(大手メーカー、広告代理店等)のマーケティング課題に対し、各アセット(シングルソースID、購買履歴DB、蔦屋書店など)を用いて顧客の課題を解決していく。たとえば、DM、メルマガ、サンプリング、リアルプロモーションなど多様なチャネル・媒体を活用したプラン提示・実行・効果検証も実施。社内のステークホルダー(データアナリストやプランナー)を巻き込み、プロジェクトを推進していく。

「データ」で、マーケティング課題解決を

まずはCCCへの入社理由から伺ってもよろしいでしょうか。

何と言っても、日本最大級となる約1.3億人の会員データ(*有効ID数)、購買情報という「CCCならではの強み」に惹かれた部分は大きかったです。というのも、前職はプロモーション領域に強みを持つ広告代理店で働いていたのですが、「手がけた施策でどのくらい購買につながったか」という最終データを把握することができず、正直、もどかしく感じていました。

もちろん、イベントプロモーションなどでいえば、企画したイベントが成功し、テレビで流れたり、ニュースになったり、お客様にも喜んでいただけてやりがいはありました。特にプランニングや製作・実行はすごく楽しかったです。

ただ、やはり経験を重ねるなかで「クライアントのマーケティング課題を解決したい」と考えるようになっていきました。そういった時に見つけたのがCCCの求人募集でした。CCCが持つ「データ」があれば、説得力のある企画提案ができる。効果検証を行い、また次の提案に活かしていけると考えました。

また、前職時代「蔦屋書店」でイベントをさせてもらったこともありましたし、一人のユーザーとしてCCCが提供しているサービスも好き。やはり「好き」というベースがあってこそ自信を持ってお客様にも提案ができる。ここも入社を決めた一つの理由です。

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CCCの選考で印象に残っていることについて「人の良さ」を挙げてくれた鈴川さん。「とにかく面接がすごく楽しくて。いつもはガチガチに緊張してしまうのですが、CCCでの面接は自然体で話ができました。初めて面接で笑い声が出たのを今でも覚えています(笑)勝手に“toCが祖業だし、お店文化が根付いているのかな”と思ったりも。いわゆるカルチャーフィットというのかもしれませんが、CCCなら私が、私らしく、のびのび働けそうだと感じました」

大変革を間近で経験ができるのは、今だけ

担当している職種としては「マーケティングソリューション営業」と伺ったのですが、仕事の概要について教えてください。

まずクライアントとなるのは、嗜好品メーカー、エステ、ゲーム、エンタメ、フィットネス、金融…あらゆるtoCビジネスを展開する企業様です。データを活用しながらポイントアプリ、DM、メールなど、さまざまな媒体・チャネルを使い、お客様のビジネス上の課題解決を行っていきます。「新規顧客を獲得したい」などのニーズに応えていくのがわかりやすいところ。さらに最近では「どういった属性を持つ人たちが会員になってくれているのか、自社会員を分析したい」といったオーダーもいただきます。たとえば、自社で運営するECサイトの購買情報とT会員のデータを比較して分析する。すると、オフラインの購買情報だけでなく、価値観、生活習慣、志向性など、全体的な傾向やパーセンテージを示すことができます。こういったユーザー分析をもとにしたソリューションは、前職時代には考えられないことでした。

その分析に使えるデータ量が「Vポイント統合」でさらに強化されていくわけですよね。

そうですね。統合によって国内をリードするデータボリュームとなります。先のような分析の精度も向上していくはず。さらにアライアンス先、ポイントや決済が使えるお店やサービスも増えていくと思います。この大変革を間近で経験ができるのは、今だけかもしれません。変革期において、自ら仕組みを整える動きや、新しい取り組みにも積極的にトライアルしていく。そういったプロセスを楽しめる方が活躍していけると思います。

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もう一つ、営業としてのやりがいにつながる部分として「媒体・チャネルの多さ」を挙げてくれた鈴川さん。「20以上の媒体・チャネルがあるのはCCCならではだと思います。それだけお客様とのタッチポイントを作れますし、全てのデータを見返すことができ、提案の強みになります。一方で各媒体・チャネルについて概要と共にリスクも頭に入れなきゃいけない。ここは厳しさでもありますね」

チームメンバーの成長、そして「クライアントの成功」が喜びに 

鈴川さん個人として、仕事で達成感が得られたエピソードなどあれば教えてください。

個人の仕事でいうと、じつはそこまで達成感ってないのかもしれないです。入社から日も浅いですし「まだまだ出来ていないな」と思うことのほうが多くて。ただ、チームのメンバーたちが「お客様のためにここまでやれた」と喜んでいるところを見て、自分のこと以上に嬉しいです。正直、マネジメントって大変なこと、しんどいことも少なくありません(笑)ですが、お客様のために喜ぶことができるメンバーたちの姿を見るとマネジメントに挑戦して良かったな、報われたなと。

また、お客様のなかには、Tポイントアプリやデータに価値や可能性を感じてくださっている方も多くいらっしゃいます。広告規制が非常に厳しい商品・商材を扱うケースもあるなかで、データがあるからこそ打てる施策もある。「今後、絶対伸びていくはず。一緒に伸ばしていきましょう」と言っていただける関係性が築けている。これは私の実績というよりも、先輩たちの積み重ねがあったからこそ。その関係に感謝するとともに「絶対に結果で恩返ししよう」と仕事に向かっていける。当然、全てが全てうまくいくわけではありません。ただ、私は大変な状況でこそワクワクするタイプ(笑)壁にぶつかった時こそ燃えるので、壁を乗り越えながら、より大きな結果を残していきたいです。

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求められる120%で応えていく、お客様の「戦略パートナー」に

続いて今後の目標について伺わせてください。

広告やマーケティングに携わるたくさんの人たちから「最近、CCCっておもしろいことやっているよね」と言われる事例を作りたいです。私を含めてですが、まだまだCCCでは媒体・チャネルを限定した「閉じた提案」が多いなと思っていて。その殻を破っていきたい。お客様としても課題解決のアプローチにバリエーションが生まれ、会社としても受注業務の幅を広げられるはず。私自身、お客様の「戦略パートナー」になりたいという思いがずっとあるんですよね。だからこそ、提案の幅を広げたいし、データ分析の知見も高めたい。そして売上貢献でインパクトを出し、「鈴川さんと仕事がしたい」という企業様を増やしたい。私と関わる人に、とにかく喜んでもらいたい。求められる120%で応えていく。そのために模索していければと思います。

…あと、じつは社内的に「やっていきたいこと」もありますね。外から来たからこそ気になっているのが、属人化した業務がかなり多いこと(笑)マニュアル化や一般化を進めていきたい。ここはもう勝手に「何とかしたい!」と使命感にかられているようなところかもしれないです。

お話を伺っていると、いかに周りに喜んでもらえるか、介在価値を発揮できるか、ここを重視されているように感じました。そういった仕事との向き合い方はどこで培われたのでしょうか。

もちろん前職での経験も大きいですが、インターン時代から働いたアパレルのPR会社での経験も影響している気がします。洋服や陶器などをつくる作家さんのもとを訪ね、作品へのこだわりを間近で見る機会が多くありました。「雑誌でいい記事になっていましたね」「世界観まで伝わるWebのページでした」「2日で完売しました」など作家さんに喜んでいただける。その言葉は今も大事に残っています。もっと言えば、実際にお店に立つこともあり、買ってくださるお客様の顔や感想にも接してきました。プロモーションによって多くの人の手に商品が届く。買ったお客様も喜んでくれる。作り手のこだわり、想いのあるモノを多くの人たちに届け、みんなに喜んでもらいたい。そんな「作り手」と「買い手」をつなげるような輪を、CCCでもっと大きく、広く、生み出していければと思います。

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