INTERVIEW
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)

私はコンサルタントとして働く――30歳目前、異業界出身の彼女が「デロイト」入社で決めた覚悟

掲載日:2024/06/05更新日:2024/06/05
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M&A、新規事業、事業再編など「企業経営の重大局面に対するソリューション」を強みとするデロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下、DTFA)。2021年6月に設立された「Digital部門」の採用強化にあたり、中途入社者インタビューをお届けする。今回お話を伺ったのは、エアライン業界でのキャリアを経て2022年4月に入社し、コンサルタントとして働く彼女。なぜDTFAでのキャリアを選んだのか。DTFAで働く魅力、そして仕事で大切にしていることと共に伺った。

「私にもコンサルティング業界で働くチャンスがある」

まずは前職の仕事内容から伺ってもよろしいでしょうか。

前職では、成田空港でグランドスタッフとして働いていました。チェックイン業務やご搭乗案内、乗り継ぎのお客さまのご案内などを担当し、特に長期間にわたり、VIPのお客さまのご案内や、ラウンジ運営業務を担当しました。ずっとやりたかった仕事でもあり、とてもやりがいもありました。

そこからなぜ転職を考えるようになったのでしょうか?

やはり2020年のコロナ禍の影響は大きかったですね。国際線の飛行機がほとんど欠航となり、ラウンジも一時閉鎖しました。空港での仕事が全く無くなる、という今までに無い状況を経験しました。その時、ご縁があり、出向で働かせてもらうことになったのが、DTFAでした。DTFAが大型案件を請け負っており、そのサポートとして2020年から2022年まで出向したのですが、「こんな業界があったんだ」と知るきっかけとなりました。また、コロナ前から漠然とではありますが「もし転職するなら30歳になる前のタイミング」「航空業界しか知らない自分に何ができるのだろう」「私は何がしたいのだろう」と考えるようにもなっていました。転職当時、20代後半だったのですが、そういったタイミングもあり転職を決めました。

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前職では、グランドスタッフのリーダーとして新人教育や業務改革にも携わっていた彼女。「ラウンジでの業務に携わっていた期間も長く、そこで働く新人の教育担当もしていました。併せて紙で管理されていたマニュアルなどのペーパーレス化を進めるプロジェクトなど、全社で取り組む業務にも参加していました。」

DTFAで働く「人」に惹かれて

その後、どのような経緯からDTFAで働くことになったのでしょうか。志望理由と併せて伺わせてください。

出向期間中、DTFAで働く人たちの人柄、仕事への向き合い方に惹かれた部分が大きく、DTFAで働くことができないかと思ったことがきっかけだと思います。

出向中、どうしても一人では抱えきれないこともありました。そういった時、DTFAで働くみなさんが「困っていることはないですか」「悩みがあったらいつでも相談してくださいね」といつも気にかけてくれて、声をかけてくれました。「なんてすばらしい組織なんだ」と感動したことを覚えています。

また、はじめは簡単な入力作業などを任されていたのですが、少しずつ「どうすればこの問題が解決できるか、考えてやってみましょう」と非定型的な業務も次第に任せてもらえるようになっていきました。最終的には、より難易度の高い仕事にも挑戦させてもらうことができ、私にとってはすごくボジティブな経験でした。もちろん求められる仕事のレベルが高く、厳しさを感じる場面もありましたが「未経験の私にも時間をかけ、丁寧に向き合ってくれる」「重要な仕事まで任せてもらえる」という部分に強く惹かれました。

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「組織の風通しが良く、部門を超えた協力体制や連携、コミュニケーションも活発ですね。ここもDTFAの魅力だと思います。」とMさん。

先を見据えた提案・進行で、クライアント企業に貢献を

続いて、現在の仕事内容とやりがいについて教えてください。

現在関与している業務はクライアント企業の新規事業の立ち上げを支援するもので、私はその中でシステム開発支援を担っています。具体的な業務としては課題を取りまとめ、その対応策を検討し、それをシステム要件として整理し、クライアントの事業部門・システム部門や開発会社など関係各所とミーティングを実施するなど、クライアントの当事者としての意識を持ちつつ、プロジェクトが円滑に進めるための支援をしています。

特にやりがいを感じるのは「いつも助かっています」「支援いただいてプロジェクトを進めることができました」などクライアントからお褒めの言葉をいただいた時です。もちろん、まだまだ知識や経験が不足している部分もありますが、目の前の仕事だけに捉われず、どのようにすればクライアントの要望にお応えできるかを常に意識し、少し先を見据えたご提案をするように心がけています。それが実感できた時は「がんばってきて良かったな」と思います。また、以前担当していたプロジェクトも同様ですが、自分が携わっているプロジェクトの裏には多くの人たちが関わっており、人々の生活を便利にし、社会に貢献できるのもやりがいの一つです。

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「前職時代に行っていた30名以上のシフト管理・調整、空港内の混雑を見越した人員配置、予期せぬ事態が発生した際のリカバリー対応などの経験は今も活きていると思います。」と語ってくれた彼女。一方で未経験ならではの厳しさもあるという。「システムの仕様や業務プロセスの理解、デジタル領域の専門性などが求められる場面も少なくありません。さらにクライアントからの要望や質問にもプロフェッショナルとして応えていく。日々勉強が必要ですし、向上心、熱意、行動力も大切だと感じています。よりクライアントから頼られる存在に期待に応えられるよう、ベストを尽くしていければと思います。」

仕事を楽しむ姿勢を。お客様のための仕事を。

今後、仕事を通じ、どのようなことを実現していきたいですか?

そうですね。私自身、未経験からコンサルティング業界で働けるとは思っていなかったですし、その決意を応援してくれたDTFAで働くみなさんへの感謝の気持ちが大きいです。なので、もっと成長し、私を見守ってくださる方々に早く追いつきたいです。いずれプロジェクトの中心的な役割を、安心して任せてもらえる存在になっていきたいです。そのためにも信頼を一つひとつ築いていければと思います。

最後に「仕事」において大切にしていることがあれば教えて下さい。

当然ですが、仕事は楽しいことばかりではなく、大変な時もあります。だからこそ、仲間と共に努力し、常に仕事を楽しむ姿勢は大切だと考えています。その結果、さまざまな人たちから感謝され、社会に貢献できることをしていきたいです。もちろん自分が楽しむことや成長も大切ですが、やはりその先には「お客さまのためにベストを尽くすこと」があると思っています。これは前職時代から変わらない価値観としてあると思います。やはり感謝の言葉をいただくタイミングでやりがいを感じますし、「もっとがんばろう」といった気持ちにもなれるもの。楽しみながら成長し、そして社会のために貢献できる仕事をやっていきたいです。まだまだ未熟ですが、たくさんの人たちから学び、恩をお返ししながら、そういったいい循環を仕事で生み出していければと思います。

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市政、NPO、大手企業、スタートアップ…様々な領域でキャリアを築く女性たちを取材。チャレンジングなミッションを担い、チームやプロジェクトをリードしていく。彼女たちの仕事観、キャリアに迫ります。
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