INTERVIEW
パクテラ・コンサルティング・ジャパン

世界17の国・地域で展開「パクテラ」へ。コンサル経験者が選んだ、強みを120%活かせる外資系ファームの新天地

掲載日:2024/06/18更新日:2024/06/18
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世界4万人以上の従業員が活躍するグローバルITファーム「パクテラ」。その日本拠点(*)にて活躍する李香和さん(31)を取材した。もともと日系総合ファームで働いていた彼女はなぜ同社へ転職したのか。そこには「大企業のトップを相手に世界水準のコンサルティングを提供したい。さらに自分の強みを磨きたい」という成長マインド、そして高い志があった。

パクテラ・コンサルティング・ジャパンとは
全世界で社員数は4万人、Fortune500企業の内150社以上の顧客にサービスを提供する中国発ITソリューションカンパニー「パクテラ」の日本法人。パクテラの高品質かつ最先端なテクノロジーを活用し、日本市場向けにコンサルティングサービスを提供する。主に金融、通信、製造他、多業界のクライアントを支援している。
2024年6月現在、110名のコンサルタントが在籍。外国籍従業員の割合は約10%。中国、欧米、アジアなど多様な国籍の社員が活躍する。

次は、世界水準の外資系ファームで挑戦したい

前職も同じコンサルティング業界にいたと伺いました。同業界のなかでも「パクテラ」に決めるまでの経緯について伺わせてください。

「日系総合ファームを経験したので、次は外資系コンサルに行ってみたい」という思いが強くありました。そのなかでも重視したのは、より上流の計画策定など「ソフトスキル」を培っていける環境があるか。そのような軸で転職先を探すなか、偶然出会ったのがパクテラでした。

特に決め手になったのは、最終面接での社長の言葉です。私は中国語・日本語・英語・韓国語の4ヵ国語を話せるのですが、「その語学スキルを活かして海外拠点のブリッジ役としてプロジェクトに参画してほしい」「将来的には女性のワークライフバランスの面でも取組みを主導していける存在になってもらえると嬉しい」と、かなり具体的に「求めること」や展望を提示いただけました。私の強みを理解してくれる、ここでならもっと成長できる。そう感じ、志望意欲がぐっと高まったのを覚えています。

もちろん、前職の日系総合ファームでも、フレームワークやノウハウが確立された環境で堅実に成長していくことはできたと思います。ただ、私としてはもっと自由に、裁量をもって自分の強みを活かして働きたかった。パクテラでならそれを叶えられると感じ、入社を決めました。

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2018年、新卒で日系総合ファームに入社し、RPAシステムへの導入支援を担当していた李さん。転職を考えたきっかけの1つには、「真に顧客のためになる提案をしたい」という思いもあったという。「RPAは将来性が期待される分野の1つですが、まだまだ初期段階。ロボットのバグも多く、人の目による確認も必要になる。クライアントにとって本当に価値を発揮できているのだろうか、価値を実感してもらうまでには時間を要するのではないか、という葛藤もあって。システムの導入・運用というよりは、もっと上流から検討できる環境に興味を持ちました」

「李さんにPMOを」その言葉が自信になった

続いて、パクテラでのコンサルティング業務における仕事のやりがいを教えてください。

エピソードからお伝えすると、クライアントから「今度、米国で新規PJを立ち上げるので、李さんにPMO*をお願いしたい」という言葉をもらったことがあり、すごく嬉しかったですし、やりがいを感じた瞬間でしたね。

*PMO…Project Manegemet Officeの略。PMの後方支援、プロジェクトの品質管理や進捗管理等を担う。

私自身は語学力の強みを活かし、クライアントの日本本社と海外拠点との橋渡し役や調整を担うことが多く、実績を評価いただきクライアントから直々にオファーをいただけた。今も忘れられない出来事です。コンサルタントとして認められたように感じ、非常に自己肯定感が高まりました。

とはいえ、それまではあくまでメンバーという立場でコミュニケーションの円滑化、リスク管理を担当していたので、PMOは未経験。その日から、本を読みあさり、マネージャーからアドバイスをもらい、必死でした。まさに暗闇の中を、手探りで進めていく感覚。語学力だけではなくて、それまでに培ってきた拠点への理解、現地への理解、共感力など全てフル動員して臨みました。スコープの策定等、0から立ち上げることに貢献でき、良い経験になりました。

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語学力の強みをいかんなく発揮している李さん。過去にはクライアント内で、長らく導入されずペンディングになっていたツールを、クライアントのグローバル全体に普及させた実績も。「もともと、クライアントの日本本社の『〇〇のツールを導入してほしい』という要請に対して、海外拠点から抵抗を示されている状況がありました。私が海外拠点にヒアリングしたところ、コミュニケーション不足、言葉の壁、文化の違い、考え方の違いが原因で、そもそも拠点側に施策のメリットが正確に伝わっていなかったと分かりました。そこで、両者の経営陣を一同に集めて説得し、とりもつことで橋渡しをしていった。結果、その海外拠点はもちろん、その他のグローバル拠点全体にも導入が決まりました。5年がかりでクライアントのグローバル全体の業務効率化に貢献することができました」

入社3ヵ月で経営層への提案も。不安との戦いだった

日系ファームから外資系ファームへの転職で苦戦した部分があれば教えてください。

それで言うとたくさんありますね(笑)。特にパクテラの場合、入社3ヵ月以降でほとんどのメンバーが経営層へのプレゼンを任されます。前職では、1年目だったこともあり経営層の前で自分が意見する経験はなかったので、最初は不安しかなかったです。

その状況を、どう乗り越えていったのでしょう?

とにかく主体的に動く。ここに尽きると思います。たとえば、スキル面に関して言えば、積極的にマネージャーに相談しにいっていました。これはパクテラの好きなところでもあるのですが、マネージャーだからといって話しかけづらい雰囲気はまったくありません。プレゼン前は「資料をレビューしてもらえませんか」 「どういった提案の仕方・言葉で伝えると受け入れられやすいか、悩んでいるのできいてもらえませんか」と、とにかく相談をしていました。

もともとの性格として、小さい頃から大の負けず嫌いなんです。できないことができないままでは、自分で自分に嫌悪感を抱いてしまう。だから、何か困難があったときは、受け身になるより主体的に働きかけて克服していかないと気が済まない。「自分との競争」を繰り返しながら、1つひとつスキルを習得していったように思います。もしかしたら厳しいと思う人もいるかもしれませんが、これができないとパクテラでは取り残されてしまうかもしれない。

もちろん、人間なので当然くじけそうになることも。そんな時こそ「これは前職時代であれば、5年目以上でなければ経験できないこと。だから喜んで受け入れて、勇気をもって挑戦しよう」と自分に言い聞かせ、奮い立たせていましたね(笑)。パクテラに入社してから4年、お陰様で主体性は一層高まりましたし、責任感、リーダーシップの面でもかなり成長できていると思います。

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前職の日系総合ファームと、現在の比較。「前職時代は新入社員だったということもあり、みんな横並びで支え合いながら成長していく雰囲気でした。フレームワークに沿って進めれば、ある意味、誰でも成果が出るような仕組みが確立されていた。そのため、他の社員との成長の差を感じることも少なかったように思います。一方、パクテラには、決められたフレームやベストプラクティスが存在しない。そのため、自分の主体性・自立性が試される環境。良い意味で刺激的。自分と競争して上げていかなければというプレッシャーは常にあるので「競争・活気」は高い環境だと思います」

「強み」や「想像力」を発揮し、社会に価値を

今後の目標があれば教えてください。

そうですね。今よりももっと場所などの制限無く、グローバルに活躍したい。これが当面の目標です。

今も、クライアントの世界中の拠点、中国、韓国、フィンランド、アメリカ、イギリス、イタリアなどの国々の方々とミーティングはしていますが、もっと他の国のプロジェクトにも挑戦したい。実際に現地に足を運び、交渉するような動きもしていく。そうすることで語学力、異文化の理解といった強みをさらに磨けると考えています。

あとは、コンサルタントとして入社し、現在はシニアコンサルタントになれましたので、マネージャー昇格を目指したいですね。将来的に結婚や出産などでライフステージが変わっても会社に戻ってきたいですし、引き続き活躍し続けられる人材であれたらいいなと思っています。

最後に、李さんの仕事との向き合い方について教えてください。

仕事は人生の半分以上を占めるものだからこそ、それを「いかに楽しく取り組めるか」が重要だと考えています。そして、楽しく取り組むうえでは、自分の「強み」や「想像力」を発揮できたら、より幸せですよね。私で言えば、4ヵ国語を話せることが強みですし、こうすればうまくいくという王道の打ち手で思考停止するのではなく「別の方法もあるかもしれない」と模索することが好きだったりする。そうした持ち味を最大限に活かしつつ、これからも社会に価値を与えていくような仕事をしていければと思います。

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