「日本アニメ」の市場は、2022年過去最高の3兆円規模へ（*1）。政府もアニメを日本の基幹産業と定め、積極的な海外展開を支援していくとしている。そこで今回は「アニメ関連求人」特集をお届けしたい。海外展開、人事、PR…各社が積極採用しているポジションとは――。
海外で人気を博してきた「日本アニメ」。その市場が急速に拡大している。
直近の日本アニメ産業市場は2022年には2兆9277億円と過去最高額へ。史上最高の年だった2021年に続き、2年連続での拡大となった。さらにその売上の約5割である1兆4592億円を海外が占めているというデータも(*1)。
直近では宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が海外で高く評価され、2024年には米アカデミー賞 長編アニメーション賞を受賞。また2021年には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が北米で週末興行1位を記録するなど、日本アニメ人気の世界的な過熱が見て取れる。
日本政府も「日本アニメ」の海外展開に注力する。2024年6月に取りまとめた新たな「クールジャパン戦略」では、アニメなどを「基幹産業」と位置づけ、海外展開を推進する方針を発表。"若手クリエイターやアーティストらの海外展開に向けた活動を複数年にわたって弾力的かつ継続的に支援する"と記している(*2)。
小学館集英社プロダクション
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サーティースリー
『名探偵コナン』をはじめ『ドラえもん』『ポケットモンスター』など800タイトル超の作品の版権を管理。ライセンス・アニメ制作・イベント企画まで、総合的なキャラクタープロデュースを担う。現在、『名探偵コナン』ビジネスの拡大・展開を担うライセンス担当者の積極採用を行なっている。
『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』といった国民的キッズアニメ。また『ユーリ!!!on ICE』などのオリジナルIP開発を成功させたほか、『ブルーロック』『僕の心のヤバイやつ』など大人気マンガのアニメ化・IP開発に取り組んできた。アニメ・ゲーム事業部を新設した同社では、さらなる事業領域の拡張を進める。現在、アニメプロデューサーや、海外ビジネス担当の募集を行なっている。
アニメを中心とした映像コンテンツの企画・制作・販売や、ライヴ・イベント・ゲーム・映画・海外展開など、IPを中心に多様なビジネスを展開する「エイベックス・ピクチャーズ」。現在、アニメを中心としたデジタルコンテンツを商材とした法人営業の募集を行なっている。各配信サービスへの供給や、配信サービス「アニメタイムズチャンネル」等の配信ビジネス、および海外展開への強化・注力も進める中、メーカーや配信サービスを運営するプラットフォーマー向けの営業を担う。
『アンパンマン』『名探偵コナン』『ルパン三世』等を手がけるアニメーションの総合プロデュース企業。セガサミーグループの一員として、アニメーション作品の企画・制作・販売・配給及び輸出事業をトータルかつグローバルに展開する。「アニメSDGs 2030年までに、持続可能な日本アニメ産業の未来を創る」というテーマを掲げ、最新技術を導入してアニメの制作手法を変える「作り方改革」。また、アニメの成功で得た収益が作り手に還元されることを目指す「産業構造改革」などに取り組む。現在同社では、採用・教育担当の募集を行なっている。
エンタテインメントコンテンツの企画・制作を行う総合エンタメ企業。現在、メディアミックスコンテンツにおけるオリジナル商品の企画立案から制作進行、生産管理等、マーチャンダイジング業務全般を担う「メディアミックスIP マーチャンダイジング担当」を募集していた。入社後は、書籍出版事業（小説・コミック等）、映像・アニメ事業などを手掛けるアース・スター エンターテイメントでの勤務となる。
映画やアニメのプロモーションを手掛ける総合エンターテインメント・マーケティング・カンパニー。直近では『ルックバック』『怪獣8号』『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:』などを担当。現在、PR担当や宣伝プロデューサーの募集を行なっている。
(*1) 一般社団法人 日本動画協会『アニメ産業レポート2023』
(*2)「クールジャパン」を基幹産業に…政府戦略原案、アニメ・ゲームの海外展開支援（読売新聞）｜https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240525-OYT1T50007
