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TOWING|海外事業開発リーダー候補を初公募

「炭」と「微生物」で、食糧危機と地球温暖化に挑む。名古屋大学発スタートアップ「TOWING」が海外事業リーダーを初公募。

掲載日:2024/10/16NEW更新日:2024/10/16
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「炭」と「微生物」で地球課題の解決を──土壌づくりに革新を起こす「TOWING(トーイング)」。

「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げ、2020年2月に設立された、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー企業「TOWING(トーイング)」。特定の微生物群を「炭」に住まわせたTOWING独自のバイオ炭「宙炭(そらたん)」の開発・販売を行なっている(※TOWING独自のバイオ炭の前処理技術、微生物培養等に係る技術を、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術と融合し、実用化)。

TOWINGが挑むのは、土壌劣化を原因とする農作物の収穫量減少によって引き起こされる、地球規模での食糧危機問題や、農業で排出される温室効果ガスによる地球温暖化などの課題。これらに対し、健康的な土壌づくりを通じ、持続可能な食糧供給を目指すために開発されたのが「宙炭」だ。「宙炭」は、通常、畑で3~5年かかる土壌改良期間をわずか1ヶ月に短縮することに加え、環境に優しく、CO2削減効果が期待できることが特徴。現在、全国30都道府県、200件ほどのプロジェクトで試験導入されており、収穫量を最大で70%ほど増やせたという結果も出ている。24年度中には47都道府県に活動を拡大していく予定だ。

国内で高い評価を得る、日本発のバイオ炭技術。国内から海外、そして宇宙へ。

2022年度「STI for SDGs」アワードにて「文部科学大臣賞」受賞。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」SCIENCE & TECHNOLOGY & LOCAL部門でCEO・CTOである西田兄弟が受賞。さらに農林水産省の「中小企業イノベーション創出推進事業」にも採択され、12.5億円の出資を獲得するなど、国内を中心に高い評価を受けているTOWING。次に目指すのは、海外での事業拡大だ。

たとえばブラジルでは、ピーク時の農作物の収穫量を「100」とすると、現在は「30」ほどに落ち込んでいるという現状が。主に森林を削る「焼き畑」で畑をつくる生産方法は、環境負荷が非常に高く、持続できない未来が確実視されている。こうしたケースを「宙炭」によって解決するため──すでにアメリカ、ブラジル、メキシコ、インドネシア、タイ、ベトナムなどで、具体的なプロジェクトの準備が進められている。

さらに、ゆくゆくは「宇宙で農業」をすることも視野に入れているTOWING。実際に内閣府が主導する「宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)」に採択されるなど、宇宙農業のための開発も進んでいる状況だ。将来的に、地球の枠を超えて「持続可能な食糧供給」を実現する──こうしたビジョンの実現のためにも、まず国内、そして世界で事業規模を拡大し、社会課題の解決を進めながら事業基盤を固めていくことが不可欠である。そこで今回、海外マーケットにおける事業開発を担う「海外事業開発リーダー候補」を公募する。

世界中で「持続可能な食糧供給」を。海外マーケットでの事業開発を担うリーダー候補を初公募。

今回募集するのは「海外事業開発リーダー候補」。海外事業責任者(CGO=Chief Global Officer)直下のポジションとなり、CGOと二人三脚で業務にあたる予定だ。海外マーケット(北南米・アジア・欧州)における現地の農業事業者や政府関係者との連携など様々な事業展開の可能性を模索しながら、「宙炭」を海外に広めることが主なミッションだ。

語学力に加え、新しい事業を企画・推進していく力が求められる難易度の高いポジションだからこそ、年収は700万円~1000万円を想定。また、必要に応じて海外現地に赴くことはあるが、国内オフィス(名古屋大学構内)への出社義務はなく、基本的にフルリモート勤務OKとすることで、居住地に縛られず、優れた能力と志を持つ方を幅広く公募する。地球が抱える食糧危機問題に挑み、「持続可能な食糧供給」を実現する──日本、海外、そして宇宙の農業の可能性をともに広げる、熱い想いを持つ方からの応募が期待される。

(↓)TOWING 公募プロジェクト|特別インタビューはこちら

【TOWING】インタビューパネル反映用
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