掲載日:2024/10/22更新日:2024/10/23
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「女性の管理職としてロールモデルにもなっていけたらうれしいですね。」笑顔でこう語ってくれたのが、Salesforceにて活躍する中島望さん。インサイドセールス、外勤営業、新規市場開拓チーム立ち上げメンバーを経て、2024年2月よりインサイドセールスのマネージャーとなった中島さん。前職、日系大手複合機メーカーで働いていた彼女は、なぜ、Salesforceに転職したのか。そしていかにしてマネージャーになったのか。彼女の転職、そして活躍の軌跡を追った――。
ビジネスを成長させる提案を。グローバルなCRMのパイオニア企業で磨く課題解決スキル
もともと日系大手複合機メーカーにて新規開拓営業として働いていた中島さん。まずは転職を考えるようになった理由・きっかけから伺った。
さまざまな理由はあるのですが、より市場価値を高めていきたい、実力や成果をフラットに評価してもらえる環境で働き、もっと成長していきたいと考え、転職を考えるようになりました。
前職は日系の複合機メーカーで働いており、素晴らしい上司や同僚に恵まれ、新卒から丁寧に育てていただきました。営業として成長していく中で、より深くお客様のビジネスに貢献し、価値を提供したいという思いが強くなっていきました。しかし、取り扱うサービス上、コストカットのための提案が中心で、売上・利益を拡大していくような提案は困難でした。そういった部分にも、もどかしさがありましたね。製品ありきのいわゆる「もの売り」ではなく、お客様のビジネスを理解した上でコンサルティングを行ない、「課題解決」を提案できるようになりたい。経営にインパクトを与えられるような人材になっていきたい。そういった観点からコンサルティング業界に興味を持つようになりました。
もう一つ、前職では、様々なライフイベントを重ねながら、営業や管理職として活き活きと働かれている女性があまり多くありませんでした。将来的なライフイベントを考えた時に私自身「長く働き続けられるイメージが持てなかった」というのも正直なところです。
転職先としてはさまざまな選択肢があるなかでも、なぜ、Salesforceだったのか。志望動機・入社の決め手について伺うことができた。
まず言わずもがな、Salesforceは革新的なグローバル企業ですよね。CRMにおいて世界的にも圧倒的なシェアを誇り、そこに甘んじることのないスピードで成長し続けている。「ここで活躍できれば、市場価値を高めていけるはず」と思い、志望をしました。
何より強く惹かれたのは、お客様のビジネスの成長に伴走ができる点です。前職だとシステム部門や総務部門がカウンターパートになることが多かったのですが、Salesforceであれば、経営者に直接的な提案ができます。どのようにしてビジネスを成長させていくか、企業経営の根幹に関わるコンサルティング営業ができます。じつは他に内定をもらっていたコンサルティング会社もあったのですが、「3年後の自分」を想像し、圧倒的に営業として成長できるイメージを持つことのできたSalesforceへの入社を決めました。
実はユーザーとして『Salesforce』を使った経験はあったものの、転職活動を始めた当初は応募先としては全く考えていなかったんですよね。ただ、知り合いや書籍などを通じて『Salesforce』によって変革した多くの企業の事例に触れ、どんどん惹かれていきました。営業、マーケティング、カスタマーサービスなど、全部門が“顧客データ”を中心に仕事し、ビジネスを加速させていく。『Salesforce』だからこそ提供できる価値がある。具体的なビジネスメリットを含め、お客様に提供していきたいと考えるようになりました。
「面接時にSalesforceのオフィスを訪れたのですが、洗練された環境のなかで、スマートな社員の方が多く働いていたところに惹かれました。」と語ってくれた中島さん。「面接は、どのようなキャリアや人生を歩みたいか、どうありたいか、“私自身”に向き合ってもらえるものだったと記憶しています。どういった点が評価ポイントだったか、丁寧にフィードバックをもらえたことも驚きでしたね。具体的には、前職時代の実績(最年少で女性初の本部1位達成等)はもちろん、成果に対する執着心、周りにアドバイスを聞ける(素直さ)、社内外の経営層含んだ周りを巻き込む力、お客様の真の課題を聞き出せるようなヒアリング力などを評価いただきました。」
「人」の成長にも伴走を。マネージャーへの挑戦
そして、2017年10月に株式会社セールスフォース・ジャパンに入社した中島さん。インサイドセールス、外勤営業、新規市場開拓チーム立ち上げメンバーなどを経て、2024年2月よりインサイドセールスチームのマネージャーへ。さまざまな営業経験を経て「マネジメントに挑戦したい」という思いはより強くなったと振り返る。
入社時からマネージャーに挑戦したい気持ちはあったものの、当時は「何となくやってみたい」くらいの感覚でした。じつは営業を経験していくなかで、より強く「マネジメントをやっていきたい」となっていった部分はあったように思います。というのも、『Salesforce』によってビジネスを成長させ、さらにキャリアと可能性を広げているさまざまなお客様との出会いがありました。私が担当するお客様が『Salesforce』の導入推進を通してキャリアアップされたこともありました。そのような経験からも、社内のメンバーの成長に伴走し、人の可能性を拡げられるようになりたいと思うようになりました。社内のメンバーが成長すれば、強いてはそれがお客様の成功につながっていくとも考えました。そういった思いから、上司との面談で自分の意向を伝え、2024年の2月からマネージャーに挑戦をさせてもらっています。インサイドセールスにはさまざまな可能性を秘めた若手メンバーも多く、私自身もみんなと一緒に成長していければと日々向き合っているところです。
やりがいを感じたエピソードとして「あるシステム開発会社様との仕事は今でもとても印象に残っています。」と語ってくれた中島さん。「リソースの最適化が課題だったのですが、経営判断として大きなIT投資には消極的な時期でした。そういったなかで、一緒に進めていた担当者の方が、社長に“自分の給与を下げてもいいので『Salesforce』を導入すべきです”と直談判くださり、“そのくらいの覚悟があるなら”と導入に至りました。そこから1年も経たない内に「もう『Salesforce』がないと業務が回らない」「これがなかったらビジネスを伸ばせなかった」と言われるほどにその企業様にとって欠かせないものとなり、とてもうれしかったですね。お客様からは「ディスカッションを通じて、思考や戦略が整理されることもあった」「ここまで自社について理解してくれている人はいない」と言ってただいけるのも大きなやりがいになっています。」
Salesforceで、女性管理職としてのロールモデルに
なぜ、彼女はSalesforceで活躍ができているのか。そこには過去の成功に縛られず、貪欲に学び続ける姿勢があった――。
私自身が仕事をするうえで最も大切だと思っているのは、カスタマーサクセス(お客様の成功)にどれだけコミットすることができるか、ということです。どこまでお客様のビジネスに興味を持ち、成果のためのご提案ができるか。例えば、前職での成功体験や実績にとらわれるのではなく、お客様が成功するために必要なことは何かを考え、周りからのアドバイスを素直に吸収していく。固執せずに自分を変えていく。素直に聞いて、まずはやり抜いてみる。その先にこそ成長やチャンスはあるのだと思っています。
もう一つ、私自身が大切にしてきたことでいえば「恩返しをすること」です。今の私があるのは、多くの方の支えがあったからこそ。Salesforceの素晴らしいところはチーム一丸となって、お客様と向き合えるところです。一つの商談にしても、マネージャーはもちろん、SEや製品スペシャリストから提案のレビューやアドバイスをもらうことができます。チームでお客様に向き合えるからこそ、お客様には成功していただきたいですし、それを目指すなかでチームにも恩返ししていきたい。それが私の原動力になっているように思います。これからはマネージャーとして更に成長し、人材を育成していくことで、恩返しができればと思います。
そして最後に伺えたのが今後の目標について。彼女が目指すマネージャー像とは――。
何よりもチームとして成果を出していきたいですし、メンバーから「この人に出会ってよかった」と思ってもらえるマネージャーになりたいですね。メンバー一人一人と向き合い、それぞれの個性や強みを理解し、さらに伸ばしていけるようなマネージャーになれたらと思います。成長すること、働くことが楽しいと思ってもらえたら嬉しいです。
また、Salesforceにおける女性管理職としてのロールモデルにもなっていきたいです。前職の会社には女性管理職があまりおらず、働き続けていくイメージを持つことができませんでした。ですが、Salesforceには活躍している女性がたくさんいますし、そういったロールモデルや目標になれるように、これからも仕事に向き合っていきます。