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社会課題に挑む求人特集|食糧危機問題

仕事で「食糧危機」問題に挑む――農業・畜産・代替肉…新たに生まれる解決のアプローチとは?

掲載日:2024/10/30更新日:2024/10/30
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来たる2050年、世界の人口は100億人を突破へ。そういったなか、地球規模で深刻化すると言われているのが「食糧危機」問題だ。それらの問題に対し、日本でも政府をはじめ、ベンチャーから大企業までさまざまな機関・企業が挑んでいる。どういったアプローチや技術が用いられているのか、最新求人と共に見ていこう。

世界で深刻化していく「食糧危機」にどう挑むか

2024年現在、世界の人口は約82億人。2050年には、その数が100億人になるといわれており、世界各国でより深刻化していくのが「食糧危機」問題だ。食糧需要は2010年と比較して1.7倍になると予想されている。日本でも、今年に入って政府から「食料供給困難事態対策法」が発表されるなど「食糧危機」問題は他人ごとでは無くなってきている。特に日本においては、食糧自給率の低さ、農産業の労働人口の減少・高齢化などの課題も大きい。いかに高効率かつ持続可能な食糧生産システムを構築していくか。世の中には、バイオ炭の開発・販売、輸出を軸とした農産業の構造改革、代替肉の開発・販売など、さまざまなアプローチを行なう企業が存在している。独自のソリューションで食糧危機問題に挑む各社の概要と共に、求人を見ていこう。

掲載企業一覧

TOWING
アグリコネクト
日本農業
kikitori
デザミス
デンソーアグリテックソリューションズ
ファーメランタ
Eco-Pork

【プラントベースフード】
DAIZ
TWO

TOWING|アグリテックベンチャー(バイオ炭)

「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げ、2020年2月に設立された、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー企業。持続可能な社会を目指す企業として、農業分野の脱炭素に貢献するとともに、有機肥料の利用効率を高める土づくりをわずか1か月で実現できる高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の開発・普及に取り組み、SDGsの達成を目指す。

アグリコネクト|農業ビジネス向けコンサルティング

日本の農業を発展させ、成長産業にする。農業の発展によって、社会の幸せを実現する。といったことを目的に設立されたアグリコネクト。「農業の発展に努め、豊かな社会づくりに貢献する」という理念のもと、農業ビジネスコンサルティングから新規事業創造・プロデュース、農業ビジネスの海外進出・輸出支援、農業経営者・農業人材育成事業など幅広い事業を展開する。

日本農業|国内外での大規模農園保有・運営

マッキンゼー農業セクターチームの一員として経験を積んだ代表が、2016年に創業した農業スタートアップ。海外市場において日本の高品質な農産物への需要が高まっていることに注目し、旧態依然とする日本の農産業を「輸出」を軸に、成長産業へと転換することを目指す。世界水準のテクノロジーを導入し、より効率的かつ安定的な供給が可能な産業構造を創り出し「儲かる農業」を構築する。

kikitori|農業分野向けDXソリューション

「農とテクノロジーを通して世界中の人々を笑顔にする」をミッションに、農業分野のDX(業界特化型SaaSの開発・提供)に取り組み、農業流通というレガシー産業のアップデートを目指しているスタートアップ企業。農業流通現場における紙の手書きやFAX、電話などのアナログなインフラをアップデートするプラットフォーム「nimaru」という農産物の流通分野特化型SaaSを開発・運営する。

デザミス|畜産業向けITツールの開発・提供

「データから世界の農業を変える」をミッションに掲げ、畜産農家の課題を解決するためのプロダクトを開発&提供。牛の「食べる・飲む・反芻・寝る・起き上がる・歩く」などの主要な行動を24時間記録し、データとして蓄積していくことで、牛の「病気・発情・起立困難」などの状態をリアルタイムで農家へ知らせ、ロスコスト削減を実現する。

デンソーアグリテックソリューションズ|施設園芸ソリューションの提供

世界トップクラスの自動車サプライヤーであるデンソーと、オランダの大手施設園芸企業セルトン社が戦略的に農業事業で仕掛ける施設園芸ソリューション企業。次世代施設園芸製品、栽培コンサルティングやアフターサービスをパッケージ化することで、安定的で持続可能な農業生産体制の構築に取り組む。

ファーメランタ|合成生物学による植物由来成分の製造販売

合成生物学を利用した、産業用人工菌株の構築における統合的な基盤技術を持つスタートアップ。植物抽出成分の農業による生産方法は、年単位の栽培が必要かつ抽出量が僅かであるという課題がある点に注目し、希少で高単価な植物由来成分を微生物発酵により生産可能にし、低コストで医薬品や健康食品などの原料を供給することを目指している。

Eco-Pork|最新データテクノロジーを活用した養豚の生産改善

養豚とテクノロジーを繋ぎ、農家の食料生産性の向上と透明性の高い安心な食糧供給を統合的に支援する共創型ソリューションファーム。養豚経営管理ソフトウェア「Porker」の開発・提供などを手掛け、環境資源への低負荷と食の多様性への敬意をベースにしたエコシステムを構築することを目指す。

プラントベースフード

DAIZ|大豆由来の植物肉(ミラクルミート)の開発・製造

独自の特許技術で地球規模の社会課題(タンパク質危機)解決を目指すフードテック企業。次世代の食料としてますます需要が高まる植物肉のパイオニア的存在だ。大豆独特の臭みがなく、肉用食感を有し、高い旨味や栄養価を特徴とした牛肉、豚肉、鶏肉のような旨味と食感を実現することで、大手食品メーカーを中心とした多くの取引を実現している。

TWO|プラントベースフードブランド「2foods」を展開

動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品のことを指す「プラントベースフード」。TWOでは、新たなフードカルチャーを創るべく、プラントベースドフードブランド「2foods」を展開している。ラインナップの中には、これまでにない植物由来食品を用いたハンバーガーやドーナツ、ケーキといった「ヘルシージャンクフード」なども並ぶ。

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