明治37年(1904年)創立、食器製造からはじまったノリタケは、そこで培ったセラミックスの技術を様々に応用発展させ、研削・研磨工具、電子部材、エンジニアリング装置など事業の裾野を拡大してきた。今後の成長と新たな価値創造に向け、複数のポジションにて採用強化を行なう。
売上高1381億8200万円、純利益129億3900万円を記録したノリタケ（2025年3月期）。その道のりは挑戦の連続だった。
大正3年（1914）に日本初のディナーセットの製造に成功。白く美しく精緻な食器は家庭だけでなく、ホテル・レストラン・機内食など幅広い場面でも使用され、世界的に愛されるブランドへと成長していった。
注目すべきは、洋食器製造で培った技術を応用して、新たな市場を次々と切り拓いてきた点。セラミック技術を応用・発展させ、工業用研削砥石を製造。現在では国内最大級の研削・研磨工具メーカーとしての顔も持つ。「工業機材」「セラミック・マテリアル」「エンジニアリング」「食器」という4事業の展開を通じて、半導体・電子部品などの先端技術産業から、自動車、鉄鋼などの基幹産業、エネルギー、医療など国内外の幅広い産業を支えている。
時代ごとに変化する社会環境とニーズの多様化に応じてきた同社は、今後の成長が期待される環境・エレクトロニクス・ウェルビーイングの3分野へ「選択と集中」を進め、さらなる変革と成長を目指す。
第12次経営計画（2022～2024年度）では、積層セラミックコンデンサ(MLCC)用電子材料の生産能力増強や、リチウムイオン電池(LiB)用連続焼成炉の組立工場増設などを実施。2025年度から始まった第13次経営計画（*1）では、収益基盤をさらに強固にするとともに、オープンイノベーションや他社との協業を積極化している。例えば、2025年5月には、高機能バイオ炭を製造販売する名古屋大学発のスタートアップ「TOWING」に出資したことも話題になった。ノリタケの加熱技術・加熱設備を生かしてバイオ炭の効率的な製造を支援していく。また、同年6月にはLG化学と共同で、自動車に使うパワー半導体向けの接合材を開発。自動車のxEVシフトが進むなか、高付加価値な新製品開発を加速し、収益力を高めていく。
現在、VISON2030（2030年度のありたい姿）として「マテリアル×プロセスの独自技術で変化する社会の欠かせない推進役へ」を掲げている同社は、地球を元気に、社会を便利に、人と社会を幸福にする企業を目指して挑戦を続けていく。
※1 ノリタケグループ中期経営計画｜https://www.noritake.co.jp/company/ir/plan/
今後の成長に向けて「スピードと変化への対応力の強化」を掲げ、組織風土の改革を進める同社。2024年には人事制度を改定。チャレンジした従業員がより評価される評価制度が導入され、意欲ある若手の早期登用なども可能となっている。
同社では現在、様々な価値観や経験を持ち、即戦力となる人材を積極採用中。選考の際には「社内外とコミュニケーションを取り、周囲を巻き込みながら業務を推進できるか」「恐れずにスピード感を持ってチャレンジができるか」といった部分に注目しているとのことだ。
その他、実際に働く上で気になるワークスタイルや制度については以下にまとめた。平均勤続年数が長く、ライフステージが変わった後も働き続けやすい環境が整っていると言えそうだ。確かな技術力を持つ企業で挑戦してみたいという方は、ぜひ実際の求人も確認してみてほしい。
ノリタケの働き方データ（2024年度実績）
・平均勤続年数：21.4年
・男性育児休業取得率：71.4％ ※「育児・介護休業法」の規定に基づき算出
・有給休暇取得率：71.3％
ノリタケの制度・福利厚生
休日・休暇
・有給休暇12日～20日、時間帯年休（1～3時間）
・子の看護休暇、介護休暇、骨髄ドナー休暇、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇、ボランティア休暇など
勤務形態
・フレックスタイム制度あり（コアタイム11:00～14:00）
・在宅勤務制度あり
産休・育休
・産前産後休業（産前8週間、産後8週間取得可）
・育児休業（生後満1歳まで。家庭の事情により2歳を迎える年の年度末まで延長可能）
・育児短時間勤務（小学校3学年までの子を持つ従業員が対象）
・育児フレックス勤務（小学校3学年までの子を持つ従業員が対象。育児短時間勤務と併用可）
その他
・財形貯蓄、持株会、共済会
・定期健康診断、特殊健康診断、ストレスチェック
・社員食堂（本社、三好事業所、神守工場、九州工場）
・社内診療所
