1917年創業、三菱グループの鉄鋼メーカー「三菱製鋼」。自動車や建設機械向け製品など幅広い分野において社会を支えてきた同社は今、海外事業・洋上風力・EVなど成長分野での事業拡大を狙う。さらなる事業変革を推進するべく、キャリア採用を実施中。100年以上の歴史を持つメーカーの、次なる挑戦に迫る。
1917年の創業以来、三菱製鋼は「特殊鋼をつくり 加工する」という一貫した姿勢で日本のものづくりを支え、社会と共に発展してきた。
三菱製鋼グループの事業は、大きく4つのセグメントで構成されている。「特殊鋼鋼材事業」「ばね事業」「素形材事業」「機器装置事業」であり、「素材から製品までの一貫生産」を強みとして、自動車や建設機械をはじめ幅広い産業分野へ高品質な製品を供給し、私たちの暮らしを支えている。
三菱製鋼の事業概要について
▼特殊鋼鋼材事業
建設機械などに使用される、高い強度や耐久性が求められる特殊鋼を生産。
▼ばね事業
国内唯一の素材から製品までの一貫生産体制を特徴とし、精密ばねから超大型ばねまで豊富な品揃えを展開。特に、更なる軽量化が求められる高級車やEV向けのばね開発に注力している。
▼素形材事業
特殊合金粉末や独自の鋳造・機械加工技術を駆使し、情報通信機器などを中心に幅広い分野向けの精密部品を製造している。
▼機器装置事業
基幹産業を支える機械・プラント技術を基盤に、鍛圧機械や防護装備品といった多様な製品を展開している。
2023年に発表された中期経営計画によると、基盤事業の稼ぐ力の強化とともに、今後成長が期待できる戦略事業として、「環境対応」「海外事業」「EVシフト」をキーワードに掲げている。
戦略事業の1つとして位置づけられている「洋上風力発電関連製品」では、国の洋上風力発電の推進プロジェクトの受注につなげるべく、設備の増強を推進。また、ESG(環境・社会・ガバナンス)を最重要テーマの一つと位置づけ、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、エネルギー関連機器においても同社の強みを活かしながら、事業を伸長させていく見込みだ。
海外事業の強化も重要な課題となっており、今後鋼材事業において需要拡大が見込まれるASEAN地域での拡販を見据え、段階的に増産投資を進めている。
2030年のありたい姿として、「戦略事業で攻めの経営、持続的成長の実現」を掲げる同社。未来を見据えた大きな飛躍を目指し、事業変革に取り組んでいる。

参照:三菱製鋼 統合報告書2024
前述のような事業戦略をもとに、三菱製鋼では現在、複数職種にてキャリア採用を強化している。
同社で働く社員のバックグラウンドは、製造業やIT、商社など多岐にわたっており、異業種からの中途入社者も多く活躍しているという。共通項としては、「自発的にアクションできる方」「状況の変化に対し、柔軟に対応できる方」が挙げられた。
多様な社員の活躍を支えているのが、三菱製鋼の「人を活かす」企業文化だ。「人を活かす」ことが経営理念にも掲げられており、若手でも入社後の早い段階からやりがいや責任のある仕事が任され、主体的な挑戦を支援している。
さらに教育研修の専任部署を設置し、階層別教育、キャリア対話の機会充実、資格取得支援制度など、一人ひとりの成長促進にフォーカスした人事施策を推進するなど、社員の働きがいやモチベーションの向上にむけて様々な取り組みを実施している。
カーボンニュートラル、DX、EVシフトといった、社会全体が大きな変革期を迎える中、成長領域への積極的な投資など次なる飛躍に向けて挑戦を続けている三菱製鋼。歴史ある企業でありながら、若手の早期活躍や、アイデアの提案が歓迎される同社で、新たな挑戦の機会を得たいという方にはぜひ求人をご覧いただきたい。



