和歌山県を、宇宙産業の中心地に──。本州最南端・串本町に、日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」を擁する同県。宇宙産業を「重要産業」と位置づけ、宇宙を起点とした産業とイノベーションの創出を加速させている。2025年には、産業創出と地域活性化を目指す事業「Kii Space HUB」を始動。県内企業の参入支援や次世代人材の育成、国内外への情報発信などを多角的に展開している。
さらに同年、宇宙産業の集積に向けた行動指針「宇宙アクションプラン」を策定。重要推進テーマとして位置づけているのが衛星データ利活用だ。2026年3月からは、JAXAと共同で衛星データ活用の実証も開始。定点観測を通じた道路法面の被災の早期把握や減災に向けた地表変動検知、森林の病虫害の把握など、地域課題に「宇宙視点」でアプローチする試みが本格化している。
こうした局面において不可欠なのが、専門性を有する人材だ。そこで同県は「衛星データ利活用アドバイザー」を副業ポジションとして新設。今回、初公募を行なう。衛星データ利活用の知見を活かし、行政・民間企業・研究機関のハブとして伴走支援等を担う。和歌山の未来を共創する、重要なポジションだ。原則リモートワークOKとし、週1日程度の勤務を想定。培ってきた知見を活かし、和歌山県を宇宙のまちにする──志ある方からの応募が期待される。