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自動運転、遠隔医療、XR…

KDDIグループ、今後の注力領域は? 求人募集にみる動向

掲載日:2019/06/10更新日:2019/11/25

今や、ほとんど全ての日本人がスマホを持つ時代。契約者数争いは激化。通信業界各社では、新たな収入源の確保を模索しているという。そんな中、「KDDIグループが営業利益1兆円突破ーー18期連続の増益を記録」(2018年度 *1)というニュースが飛び込んできた。躍進を続ける秘訣はいかに?通信業界各社の動向をふまえ、特にKDDIグループに注目して見ていこう。

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変革期を迎える、通信業界

これまで、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIの3社が牽引してきた通信業界。2019年に10月には、ここに楽天モバイルが加わり、「4大キャリア時代」が到来した。

携帯・スマホの料金プランサービスの差別化、顧客の獲得合戦は、より激化すると考えられる。

さらに2020年には、5Gが始まる。これまでにない「速さ」「多数同時接続」、「超低遅延」が可能に。

あらゆる面で変化が起こりつつある中、各社で取り組みが進む。

たとえば、ソフトバンクグループでは、2017年にテクノロジー分野に特化した投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド(以下、SVF)事業をスタート。IoT時代の到来に迎え撃つ。

NTTドコモでは、有附事業に注力コンテンツ・ライフスタイルサービス(dTVなど)や金融・決済サービス(dカード)などの「スマートライフ事業」に力を入れる。会員基盤と法人パートナーをドコモのアセットで結びつけ、dポイント会員と法人パートナーの拡大を目指す構えだ。

では、KDDIグループでは、どのような動きが見られるのだろうか。詳しく見ていこう。

攻める、KDDIグループ

事業戦略の一つに「5G時代に向けたイノベーションの創出」を掲げるKDDIグループ。2018年9月には、5GとIoTのビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」を開設した。自動運転、遠隔医療、ドローン、VR/AR/MR…取り組むテーマは多岐に渡る。

こうした中、活発化させているのが、スタートアップ・ベンチャーをはじめとした他社とのオープンイノベーションへの取り組みだ。

2011年には、スタートアップとの事業共創プラットフォーム「KDDI∞Labo(無限ラボ)」を開設。他社に先駆けたオープンイノベーションの取り組みを仕掛け、話題となった。すでに60社を超えるスタートアップへの出資・協業を実現させている(*2)。

さらに、2012年に設立したベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」でも50社超に出資(*2)。2019年4月には、地方のベンチャー企業支援を目的とした「地方創生ファンド」も立ち上げた。

こうした取り組みの結果、2019年に「スタートアップが評価する大企業」で第一位に選出(スタートアップ483社からの回答 *3)。その攻めの姿勢が多くのスタートアップからの支持を獲得している所以だと言えるだろう。

オープンイノベーションで生みだす、新たなビジネス

それでは、他社との協業でどういったビジネスを仕掛けているのか。

たとえば、中国企業「nreal (エンリアル) 」と共同で進めるスマートグラス「nreal light」での新たなサービス創出。国内企業との連携で活用の可能性を模索する。2019年6月には、メルカリと開発したアプリ「Mercari Lens」を発表。「nreal light」により、人差し指で気に入った物を指すだけで、メルカリにおける類似商品の検索などができる。

さらに、2019年4月に業務提携を行なったのが福岡のスタートアップ「Hosty(ホスティ)」だ。同社は空きビルを活用した新たなホテルビジネスを展開。顔認証によるチェックインの簡素化など、技術面でのバックアップを行なっていく方針だ。

求人としても、銀行、EC、コンサル…さまざまな領域で募集を行なっている。ぜひチェックしてみてほしい。

(*1)中期経営計画 (2020年3月期~2022年3月期の3ヵ年計画)ーKDDI HP
https://www.kddi.com/corporate/ir/management/target/
(*2)オープンイノベーションのトップランナー3社が語る「進化への道」ーForbes
https://forbesjapan.com/articles/detail/24551
(*3)スタートアップが評価する大企業、1位はKDDI ー日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46303510Z10C19A6TJ1000/

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