REPORT
Googleから資金調達したABEJAなども

求人動向に見る、AI×スタートアップが描く未来

掲載日:2019/05/20更新日:2021/02/18

AIを用いたビジネスを手がけるスタートアップの求人に注目。2018年に40億円を超える資金調達を行なったABEJA、神奈川県や大成建設と連携・協業するエクサウィザーズなどが求人募集を行なう。彼らが描く未来とは?

ABEJA(アベジャ)

2012年創業のABEJA。彼らの掲げるビジョンが「イノベーションで世界を変える」。プロダクトとしては、開発プラットフォーム「ABEJA Platform」を提供。事業のAI化に不可欠な工程を、一貫して実装可能とする。

ユニークなのが、プログラミングなどの専門知識を要さずに、AI実装プロセスの仮説検証を迅速・安価に進められること。誰もが気軽にAIを使える「AIの民主化」を目指しており、これまで150社以上の企業に導入された(2019年3月時点 *1)

さらに高い技術力を背景に、企業との連携も活発に。たとえば、サイバーエージェントと共同出資で子会社設立、SAPジャパンとの戦略的協業、NVIDIAとの資本提携といった動きがある。2018年にはGoogleなどから、40億円を超える資金調達も実施した。

エクサウィザーズ

2016年に創業した「エクサウィザーズ」。「AIによる社会課題の解決」が彼らのビジョンだ。プロダクトとしては、独自開発した機械学習プラットフォーム「exaBase(エクサベース)」を提供する。

そして今、力を入れているのが介護、医療、ロボット…さまざまな領域に特価したAIソリューションの創出だ。

たとえば、2019年3月、神奈川県と連携し、自治体が保有する介護関連データから「要介護度予測AI」開発事業をスタート。さらに大成建設と協業し、産業用ロボットを開発、日本気象協会と「商品需要予測」の共同開発を手がけている。

オープンエイト

2015年創業、“AI×動画”をキーワードにビジネスを展開する「オープンエイト」。彼らが掲げるビジョンが「ライフスタイルに革新を起こし、世界を豊かにする」だ。プロダクトとしては、AI自動動画編集クラウド「VIDEO BRAIN(ビデオブレイン)」を提供する。

これは、AIが自動で動画編集をサポートするサービス。たとえば写真やテキストなどの素材を入稿すれば、AIが自動でストーリー性のある動画を生成する。2018年9月リリースながら、すでに花王、RKB毎日放送、静岡銀行など大手企業が導入。地方公共団体との提携なども進む。

ぜひ、「AI×スタートアップ」企業の求人に注目してみてほしい。

(*1)AI社会実装の“準備”は完了した。ABEJAが描く2019年の事業戦略
https://ledge.ai/abeja-strategy-2019/

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