AI、VR/AR、ビッグデータ…航空会社が先端技術による事業・サービス開発に積極的だ。たとえば,JALが野村総研と新サービス開発を目的とした新会社を設立、ANAは”アバター技術”による事業創出を目指す。同業界の求人とともに、その動向を見ていこう。
LCCの台頭で航空会社の競争が激化している。他社との差別化のため、各社が取り組むのが独自のサービス開発。さらに、新たな収益源獲得のため、新規事業創出にも積極的だ。
特に、JAL、ANAは先端技術への取り組みを活発化させている。
JALは、2019年2月に野村総研と共同で新会社「JALデジタルエクスペリエンス」を設立。JALの顧客・サービス基盤と野村総研のデータ分析・AI技術をかけ合わせ、新たなサービス開発に取り組んでいる。
ANAで言えば、新規領域での事業創出に積極的だ。
たとえば、2018年3月に発表したのが事業構想「ANA AVATAR VISION」。ロボットを遠隔操作し、「見て」「聞いて」「触る」などの体験ができる「アバター技術」を開発。旅行にとどまらず、災害救助、医療、教育などの領域でサービスを展開していく方針だ。
求人としても、大手航空会社による「アジア地域の新規事業に携わる営業職」募集などが見受けられた。ぜひ、チェックしてみてほしい。