いま、新規事業、事業推進、経営企画などのセクションに、20代から抜擢されるケースが増えている。しかも大手有名企業から、成長・ベンチャー企業までその動きが活発。大きな影響を及ぼすこれらのポジションに、なぜ若手が抜擢されている?
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ここ数年、インターネットの普及、デジタルテクノロジーの進化により、ビジネス環境は大きく様変わりした。たとえば、ヘルステック、フィンテック、バイオテックなど、これまでテクノロジーと距離のあった業界でも、既存ビジネスとの融合が加速。新たな市場が生まれ、既存マーケットにおける成長のスピードも早まっている。
こういった時代において、過去の成功体験・定石だけに頼るビジネスは通用しなくなっているといっていい。50年前にGoogleやFacebookの成功を誰が予想していただろう。
未来の予測、そして成功するビジネスの推進がむずかしいなか、年齢にかかわらず、デジタルテクノロジーをあたり前としてきた若手人材への期待が高まっている。新卒社員から企画を任せていたり、新規事業に抜擢されたり、企業における人材採用・配置にも、大きな変化が起こっているのだ。
どういった企業が、企画系・新規事業に若手人材を抜擢しているのか。テック業界、ベンチャー・スタートアップは、イメージがしやすいだろう。
同時に、老舗ともいえる大手有名企業においても、新規事業へ乗り出すにあたって、若手を登用するケースが増えてきた。自社内での取り組みはもちろん、オープンイノベーションの概念が知られるようになったことで、さまざまな企業・機関との連携も。そういったプロジェクトのフロントやマネージャーを20代から任されているケースも少なくない。
これは、成すべきこと、目的の達成を重視したときに「年齢にかかわらず、任せていく」という時代の流れを表しているといってもいい。先進的な取り組みへの対応、情報への高いアンテナ、そしてプロジェクトを前へと進めて成果に結びつけていく。こういった本質的な能力が重要になっているともいえるだろう。
具体的に、求人情報を読み解いていくと、おもしろい傾向が見えてくる。それは、いわゆる即戦力・横移動(まったく同じロール・ポジションでのスライド転職)の求人だけではなく、過去の経験「業界」「職種」にとらわれないケースも多いということ。
もちろん、経営の数字につよいコンサル出身者やファイナンスなどに強みを持つ人材には熱い視線が注がれる。
同時に、職種にかかわらず下記は期待されるところ。
・周囲の人々を巻き込むコミュニケーション能力
・仕事に対する高い熱量
・前例のないこと問題に向かっていく実行力・チャレンジ精神
・失敗しても折れない強い心
・事業や会社をよい方向に導きたいという強い想い
もちろんこれらは一例だ。どのポイントを最も重視するか。それは募集企業のカルチャーによっても千差万別。応募先を探すとき、自身の価値観や考え方、そして情熱を注げる仕事がそこにあるのか。コミットができる環境なのか、しっかり見定める必要があるだろう。
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