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トヨタグループ、DeNA、Japantaxi…

マーケティングで「移動」を進化させる! マーケ・企画職が注目するMaaS関連求人

掲載日:2019/06/27更新日:2021/02/19

今、日本国内において盛り上がりを見せているのが、MaaS(Mobility as a service)関連のサービス。特にマーケティング・企画職の転職先としても、「2020年以降にも伸びつづけるであろう領域」として注目される。求人とともに、その動向を見ていこう。

MaaS
ユーザー一人ひとりに最適な移動手段を提供するサービスの総称。バス・電車・タクシー・飛行機など、あらゆる交通手段を組み合わせ、ユーザーの「移動体験」を軸にサービス設計を行なう。

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国内MaaS市場規模、6兆3600億円へ

2030年、MaaSの国内市場規模は6兆3600億円へ(2018年は845億円 *1)。世界規模では、約150兆円超にまで拡大するとの予測もある(2017年度は約9兆3500億円 *2)。

MaaSの代表例と言えるのが、フィンランドの首都ヘルシンキで提供される「Whim(ウィム)」だ。スマートフォンアプリに移動先を入力すれば、最適なルート・交通手段が表示され、アプリ内ですべての手配・決済ができるというもの。アプリの画面を見せるだけで複数の交通機関を横断して乗車できる「シンプルさ」で注目を集める。

同サービスを提供するMaaS Global社は、日本におけるサービス展開に向け、三井不動産との協業を発表。国内での実用化にも期待がかかる。

MaaS関連サービス、注目の領域は?

MaaSの盛り上がりと共に、注目を集めているのがライドシェア、カーシェア、配車サービスなどモビリティサービスの動向だ。特に国内ではタクシー配車サービスへの企業参入が活発だ。

たとえば、2011年12月、JapanTaxi社が『JapanTaxi(旧:全国タクシー)』をリリース。2018年12月には、DeNAが『MOV』の全国展開をスタート、2019年4月にソニーグループは『S.RIDE』の提供を開始した。

さらに、海外ライドシェア大手であるアメリカ「Uber」、中国「DiDi」なども日本での本格展開を進めている。

もう一つ注目したいのが、新たな移動手段の開発動向。たとえば、自動運転は世界各地で実用化に向けた実証実験が進む。アメリカでは2018年12月に、Googleグループ「Waymo(ウェイモ)」が自動運転車を用いた無人タクシー『Waymo One』の商用化をスタートさせた。

また、"空飛ぶクルマ”実現に向けた動きも見逃せない。すでにUberは電動の小型航空機「eVTOL」による空の移動サービス「Uber Air」を、2023年に開始する方針を発表。実用化はすぐそこまで来ていると言って良いだろう。

シームレスな「移動」を可能にするために

MaaS領域の動きが加速する中、求人も今まさに活況を迎えている。

特に注目したいのが、広義における「マーケター」人材における求人募集が、MaaS関連ビジネスにおいてかなり見て取れることだ。

たとえば、マーケ・PR職、サービス企画職、広告商品企画など。もちろん自社のサービスを確実に広め、セールスや収益に貢献していく役割がいずれも期待されている。

同時に、それぞれの求人を見ていくと、今まさに「市場をつくっていく」というフェーズにあり、いかにサービスの価値を定義し、世の中に広めるか。社会に根付かせるか。より広く、そしてチャレンジングなミッションが託されるものも少なくない。

当然、産業としても新しく、事業そのものに前例も正解もない分野で勝負をする企業もある。「マーケティング」という概念を広く捉えることができ、さらに役割・肩書きをこえた活躍を志したい。そういった方々にとって、MaaSは、転職先としてより一層見逃せない領域となるはずだ。

(*1)矢野経済研究所プレスリリース
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2092
(*2)PwCプレスリリース
https://www.strategyand.pwc.com/jp/home/media/display/digital-auto-report-2018-jp

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