いま、「eSports」にはビジネスとしての可能性にも注目が集まっている。KPMGコンサルティングが募集しているのは、eSportsビジネスにおける戦略コンサルタント(2019年7月31日現在)。参入企業や大会の運営団体などに向けて、アドバイザリーサービスを提供するという。
「eSports世界大会でアメリカの16歳が優勝、賞金3億円を手に(*1)」
2019年7月、ニューヨークで開催された大会のニュースは、日本でも大きく報じられた。
eSports大会では高額な賞金。加えて放映権・広告などをめぐり、多額のマネーが動くように。ビジネスとして育ってきたという見方もできるだろう。
日本のマーケットも成熟しつつある。TOYOTA、IKEA、NTT東日本なども次々と参入を発表。プレイヤー企業やプロチームは今後もさらに増えていくと予測されている。
そういった中、eSports領域へ参入する企業や大会運営団体などに求められるのが、公平性・信頼性だ。ガバナンスやビジネスモデルの構築などが重要になる中で、コンサルティングファーム各社はeSports支援を行う体制を整える。
2018年5月には、KPMGコンサルティングが「eSportsアドバイザリーサービス」の提供を開始。同年11月には、PwCコンサルティングが「eスポーツ事業推進室」を立ち上げたというニュースもあった。
実際の求人を見てみると、KPMGコンサルティングではeSportsビジネスにおける戦略コンサルタントの募集を行っていた(2019年7月31日現在)。
同社HPによると、「ガバナンスの構築」、「先端テクノロジーを活用したビジネスモデルの構築」、「グローバルな視点に立ったマネジメント体制の構築」などを支援していくことがミッションになっているという。
また、仕事内容を見ると
・eSportsイベントや新規事業戦略策定及び実行支援
・国内・海外マーケットリサーチ
・eSportsマネジメント人材育成カリキュラム提供
・eSportsエコシステムの他部門や他産業との連携
といった幅広いプロジェクトに取り組むと記載があった。とはいえ、求人からだけでは、自身のスキル・経験がマッチするか分かりづらいケースも。その場合も、「興味あり」を押せば合格可能性が届く。興味がある方はぜひ求人をご確認いただきたい。
(*1)eスポーツ世界大会、米16歳が優勝 賞金3億円│日本経済新聞社
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47942460Q9A730C1000000/
(*2)KPMGコンサルティング、eSportsアドバイザリーサービスの提供を開始│KPMGジャパン
https://home.kpmg/jp/ja/home/media/press-releases/2018/05/esports-advisory.html