コロナ禍、デスクワークの効率化が進む一方、営業や配送、メンテナンスなどのフィールドワークのデジタル化が課題に。ここに注目し、スマホ1つで現場業務が完結する世界を目指すのが、SWA(*)『cyzen』。現場で働く人々のムダを無くし、生産性向上を実現するスマホアプリだ。現在、外勤営業の他、機器メンテナンス、電力やガス、物流などの領域で導入が進む。こうした中、運営元レッドフォックスは採用を強化する。
(*)SWAとは
cyzenのコンセプトとなる考え方で、Smart Work Acceleratorの略語。
現状の業務プロセスをITで効率化するのではなく、モバイルなどの最先端のITを最大限活用する前提で、「全く新しい業務フローや働き方を試行錯誤しながら再発明するための汎用的なプラットフォーム」を意味する。
日本の労働生産性は、先進7か国のうち最下位(*1)。今後少子高齢化が急速に進む日本では、現状のGDPを維持するだけでも、単純に1人当たりの生産性を倍増させなければいけないと言われている。
こうした課題に立ち向かっているのが、レッドフォックスだ。
同社が提供するのは、スマートな仕事を推進するSWA『cyzen』。従来のPCベースではなく、「スマホベース」の新しい働き方の形を構築することで、現場の生産性を向上させるスマホアプリだ。
一般的な業務システムと異なっているのが、スマホ最適なシステムとして構築されている点。
たとえば、営業メンバーのアタックリストが地図上に可視化され、顧客との過去の商談履歴や1日のスケジュールもアプリ上で確認可能。1日のタスクやスケジュールも位置情報と共に表示される。さらに業務報告をリアルタイムで共有でき、フィードバックもチャットで行えるので、わざわざ進捗報告の会議を開く必要がなくなる。
「出先での仕事がおわったら会社に戻って残業」といった働き方を変え、付加価値の高い業務に集中できる。
管理者側としても、マネジメントコストがかからない。
というのも、残業時間だけでなく勤務間インターバル時間もすぐにアプリで確認が可能できる。今まで難しかった現場業務での勤怠管理の課題が解消される。
リアルタイムに正確な行動データを取得できることにより、「誰が」「いつ」「どこに」いるかをいちいち確認する必要がなくなる。
現場のリアルな営業進捗を把握できることにより、PDCAを高速で回すことが可能。経営判断を誤ることを防止することにもつながるだろう。
現在1,300社以上の導入実績があり、製薬、不動産、メーカー、通信、運送など幅広い業界で使われている。(*2)。
在宅勤務での対応が難しい職種をかかえる事業者にとって、cyzenはますます多くの注目を集めるサービスの1つになりそうだ。
たとえば、cyzenを使えば、直行直帰をすることで無駄な移動を減らす、業務報告を出先で完結させることで会議の回数を減らすことができる。これは、単純に働き方改革を推し進めるだけではなく、感染症への感染リスクを極力低下させる上でも有効だ。
また、社員一人ひとりの移動経路がわかることで、万一ウイルス感染者がでたときも感染経路の追跡が可能。
ウイルス対策としても、重要な役割を果たしていくと言えるだろう。
外回りをする人々の働き方を変えていく注目株であるレッドフォックス。近く、IPOを見据えているという。
事業拡大に伴い、2020年6月現在、新メンバーの募集が行なわれていた。
とくに今回注目するのは、アカウントセールス。事業のコアである、cyzenの拡販に関わっていくという。
ちなみに、社内では業務効率化のために20個以上のSaaSを活用。ITツールへの感度も、磨いていくことができそうだ。
そのほか、カスタマーサクセスや管理部門の募集もあった。ぜひ実際の求人もチェックし、興味のあるものには「興味あり」で自身の合格可能性を受け取ってみてほしい。
参考
(*1)労働生産性の国際比較 | 公益財団法人 日本生産性本部
https://www.jpc-net.jp/research/list/comparison.html
(*2)cyzen(サイゼン)|世界最先端のSWA(Smart Work Accelerator)
https://www.cyzen.cloud/
(*3)フィールドワーカーの業務負担をファクトデータで軽減!業務アプリcyzenが新機能「クラスター表示」をリリース |cyzen ニュース
https://www.cyzen.cloud/news/200602