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SmartHR、サイボウズ、DeNA…

進む、リモートワーク。「在宅勤務手当」を支給する動きも活発に。

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各企業で「働き方」のアップデートが加速している。とくに顕著なのがリモートワーク、在宅勤務推進の動きだ。いかに社員のパフォーマンス最大化し、能力開発していくか。連携を図っていくか。それぞれの動きと求人について見ていこう。

加速する、リモートワーク推進の動き

この数年で、企業の「働き方」に変化が起こりつつある。

リモートワークはその1つと言えるだろう。

とくに、2020年1月頃から日本国内でも新型コロナウィルスの感染者が確認されてからというもの、企業でのリモートワークは加速している。

たとえばGMOインターネットグループでは、2020年1月27日、新型コロナウイルスの感染拡大に備えて4000人規模で一斉在宅勤務体制へ(*1)。この従業員規模で、かついち早く切り替えたことから、話題となった。

また、Yahoo!やメルカリ、NTTグループなど大手からリモート化の動きが広まり、中小企業でも急激に進んでいる。

それに伴い、「家だと仕事がはかどる」「通勤の苦痛を味わう必要がない」「時間を有効に使える」などポジティブな意見を持つ人も増加。

現状、「従業員を守る」「従業員にとっての働きやすさ」といった文脈で語られることが多いリモートワーク。じつは企業側のメリットも大きい。

とくに人材を採用していくとなったとき、こういった有事において、働き方を許容するチーム・組織は退職リスクも避けることができる(従業員のライフイベント、親の介護などにも対応した働き方の提示)。

さらには出社する従業員が少なければオフィスの物件・設備にかかるコストも抑えられる。実際にリモートワークを前提に、オフィス縮小を進める動きも多く見られる。

もちろん、遠隔でのマネジメントやコミュニケーションなど業務遂行においてハードルはあるが、うまく仕組み化することで、リモートワークは従業員と企業側、それぞれにメリットがある。

また、「企業ブランディング」にも有効だ。リモートワークを実現する上ではクラウドシステムの活用、先進的な組織マネジメントなどを取り入れることが必須。その成功事例をもとに、メディアなどを通じた発信・アウトプットが広告宣伝につながり、企業ブランディングを図るといった狙いだ。

こうした中、リモートワークにおける環境整備などを目的に手当を支給する動きもある。たとえば2020年4月に、SmartHRはマイクやイヤホンなど機器購入にあてられるよう、2万5000円の手当を支給して話題に。スタートアップ、ベンチャーのなかには「シッター利用補助」などを行なっている会社もあるようだ。

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副業推進など、アップデートされる働き方

もうひとつ、企業で起きている取り組みとして、「副業の推進」があげられる。

ここ最近では、複数の仕事を本業として捉えていく「複業」や、仕事以外にも活動の場を持つ「パラレルキャリア」への関心が高まっている。

とくにベンチャー、Web・IT企業において副業OK・推奨をするケースが増えてきた。たとえば、フリマアプリで知られる『メルカリ』や、「社内のコミュニケーション活性化」をテーマにソフトウェアを提供する『サイボウズ』は、副業を推奨する企業として知られる。

とてもユニークなケースとしては、副業禁止ならぬ「専業禁止」を謳う企業も。オンラインショッピング事業を手がけるエンファクトリーでは「社員の半数以上が、別の働き口を持っている」(*2)というから驚きだ。

特にベンチャーでは「優秀な人材を確保する」「多様な価値観、柔軟なワークスタイルを取り入れる」ことで、組織力をあげていきたいという狙いが見て取れる。

働き方をアップデート。IT各社の動き

社員の働き方をアップデートしていくーーとくにIT各社における企業ごとの取り組みを見ていこう。

ディー・エヌー・エー

DeNAのHPによれば、2020年7月現在、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、スタッフの時差通勤やリモートワークなどを実施している(*3)。

他にも、同社ではチームや事業部の垣根を超えて、社員の能力開発を促す制度がある(*4)。

たとえば「シェイクハンズ」制度。これは、社員の新たなチャレンジやパフォーマンス最大化を目的に、部署異動を支援する制度。本人と異動先部署が合意すれば、直属の上司の承認なしに異動可能なのが特徴だ。

また、「社内副業制度(クロスジョブ)」といって業務時間の最大30%までを、他部署の仕事に充てられる制度も見受けられた。

サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、東京都の外出自粛要請を受け、2020年3月30日から原則テレワークに切り替え。出社は各部署の1~2割を上限とし、東京勤務の有期雇用を含めた社員約6000人を対象とした(*5)。

さらに、約1ヶ月におよぶ新卒エンジニアの研修もフルリモートでの実施へ。新卒メンバーの不安を取り除くため、キックオフではリモートでのコミュニケーションのコツを紹介。「Slackでのリアクションはいつもよりマシマシくらいがちょうどいい」「ちょっとした一言でもいいのでリプしてあげよう」などレクチャーは細かい。加えて、 Zoomランチで同期理解を促進する取り組みもある(*6)。

緊急事態宣言が開けた6月以降も、継続を希望する社員にはテレワークによる勤務を認めるなど活用を進めている。

そんな同社の採用ページを見ると、他にもユニークな制度も見受けられた(*7)。

たとえば、「新規事業コンテスト スタートアップチャレンジ」。これは、社員・内定者向け事業プランコンテスト。役員へのプレゼンを経て、事業案が決議されればすぐに事業化へ移るという。

また、「Battle Conference U30」。こちらは、若手エンジニアの技術的知見共有・向上を目的にした技術カンファレンスだ。トークバトルやプログラミングコンテストが行われ、様々なWeb企業の20代エンジニアが登壇・参加する。

さらに、2019年10月には技術職を対象にした新副業制度(グループ内副業制度「Cycle」)も導入された(*8)。通常業務以外のプロジェクトやサービス・商品の仕事を就業時間外で担当し、技術者としての経験値を高めながら報酬を得られる制度だという。

サイボウズ

サイボウズでは、2010年から試験的に在宅勤務を始め、2011年にはすでに定着し始めていたーー

まさに、働き方においては一歩先ゆく企業と言えるだろう。

というのも、同社には100人100通りの働き方を宣言する「働き方宣言制度」が存在する。この制度は、育児、介護に限らず、通学や副(複)業など個人の事情に応じて、勤務時間や場所を決めることができる制度。

たとえば、社員が「午前中は常に在宅勤務をします」「水曜日は在宅勤務をします」といった働き方が可能だ。そのほか突発的にテレワークをする場合は上長に承認をもらう形だという(*9)。

また、サイボウズといえば、2012年に複業を解禁し、大きな話題を集めた。

実際、社員は事前報告なしで複業が可能(*10)。実際に「カメラマン」「経営コンサル」といった複業から、中には「NPOでの活動」「農業」に携わる社員もいるという。複業を通じて、自分自身の市場価値を知る。また、複業で得たスキル・知見を本業に融合させていく。同社が複業を推奨する背景には、そういった考えもあるのかもしれない。

もう一つ、ユニークなのが「育自分休暇制度」。35歳以下、転職・留学等、環境を変え自分を成長させるために退職する社員が対象。最長6年間は退職後復帰が可能だという。

他にも、地方創生事業などを手掛ける「LASSIC」では、希望する職種・部署への異動を自由に申請できる『フリーエージェント制度」などの取り組みも。その他、「SmartHR」「TBM」「ネクストビート」などにも独自の制度があるようだ。

「働き方」は変化を続け、そのあり方も問われる。そういった中、「能力を磨き、成果を高めていきたい」「世の中により多くの価値を生み出したい」という志向性を持つ方は、ぜひ実際の求人も確認してみてほしい。

参考
(*1)GMOインターネットグループ:在宅勤務体制開始から1ヵ月経過 長期化する在宅勤務の課題についてアンケート第2弾を実施|PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002832.000000136.html
(*2)大企業こそ副業を推奨せよ!?「専業禁止」を掲げるエンファクトリーの成果。│CAREER HACK
https://careerhack.en-japan.com/report/detail/461
(*3)お問合せ | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
https://dena.com/jp/contact
(*4)フルスイング|DeNAオウンドメディア
https://fullswing.dena.com/
(*5)首都圏に外出自粛要請 新型コロナ感染拡大抑制目指す| 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57276310W0A320C2MM8000/
(*6)1ヶ月の新卒エンジニア研修をフルリモートで実施したら、想像以上にメリットが多かった【導入編】
https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/25542/
(*7)挑戦できる環境|サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/way/info/contents_type=1118
(*8)技術職を対象に新副業制度「Cycle(さいくる)」を導入|サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=23856
(*9)サイボウズの「テレワーク」に関する情報を公開します
https://cybozu-remotework.qloba.com/
(*10)会社資産と関係がなく、雇用される形でないもの
https://cybozu.co.jp/company/work-style/

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