INTERVIEW
電通デジタル|ストラテジックプランニング部 マネージャー

電通グループ、新会社での挑戦。立ち上げ期だからこそ、おもしろい。

2016年7月1日、電通グループの新会社として『電通デジタル』が立ち上がった。同社に入社して約1年、「ストラテジックプランニング」という新たな領域で活躍をしているのが高木僚平さん(30)だ。もともとアプリ・モバイルマーケティングのプロとして、大手インターネット会社でキャリアを積んだ高木さん。なぜ、新天地に『電通デジタル』を選んだのか?そこには自分をステップアップさせるための決断があった。

30歳を目前に選んだ新天地

アプリ・モバイル領域における分析・マーケティングに6年間従事。大手インターネット会社にてメディア事業におけるマネージャー・子会社社長などを担ってきた高木僚平さん。

彼が選んだ新天地は、電通が2016年7月に立ち上げた新会社『電通デジタル』。前職を離れた理由について伺うことができた。ちょうど年齢的にも当時、29歳。ターニングポイントだと感じたという。

「外に出たいと思う理由よりかは、残りたいと思う理由がいつしか無くなってしまった、というのが正直な気持ちです。それであれば、できるだけ早いタイミング、30歳になる前に、自身が見ることのできるサービスや事業の幅を広げたいという気持ちはありました。外の世界で活躍する同年代に刺激を受けたというのもあります。」

その中でも、なぜ、『電通デジタル』だったのだろう。

高木さんの答えは「他ではやれないことがやれる」「チャレンジがそこにある」という明快なものだった。

「電通がデジタル領域で新会社を立ち上げる。このニュースは、私の中で凄くインパクトがありました」

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業界を越境する。常識を壊す。

彼が感じた「電通が、新会社を立ち上げるインパクト」とは、一体どういうことなのだろう。

「電通というと“広告”といったイメージがありますが、もっと全体のコミュニケーション戦略、何を実現すべきか、事業コンセプトなどに上流から関わっていく。しかもデジタルという最先端の領域で携わっていけるというワクワク感がありました」

高木さんは、まさに1社目で担当したクライアントとの仕事において、その醍醐味を実感することになった。

「とあるスタートアップだったのですが、数値分析・目標設計はもちろん、タレントさんを起用したPRやプロモーションムービーの制作、リアルイベントなど多岐にわたって支援をしていくことができました。電通デジタルに新しい風を吹かせる事ができたかなと(笑)」

つまりは、クライアントの事業グロースを担っていくということ。バッティングするのは、コンサル会社などといっていいだろう。

「電通って広告の会社でしょ?といったイメージを変えたいんです。アプリやデジタルに特化し、すべてを見ることができる。ここを私たち電通デジタルが担っていく。業界の常識自体も変えていきたいですね」

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暴れたくてうずうずしている人ほど、フィットする組織

そういった「一貫して携わる」という醍醐味を感じながらも、同時に見えてきた組織としての課題があったそうだ。それは、いかにナレッジやノウハウをいかに蓄積・共有し、組織としてレベルアップしていくか。

「正直、私もはじめてチャレンジする領域の仕事が多く、学びながら取り組んだところもあって。まだまだナレッジやノウハウの共有、そこへのアクセスが整っているとはいえません。若い会社だからこそ、今、足元をかため、組織を底上げしたい。そのためのフレームワークを作っていきたいと考えています」

そして、それも電通デジタルで働く魅力のひとつだと語る。

「ここ3年くらいは立ち上げ期。個人的にはそれだけでもかなり魅力的だと思います。やりたいけどやれていないこと、空いているポジションがいくらでもあるわけで。いわば、いくらでも“スタメン出場”ができる機会があるということ」

一体、どのような人材がフィットするのだろう。正直に感じていることを伺うことができた。

「暴れたくてうずうずしている人ほど、電通デジタルに凄くフィットすると思います。クライアントも大手ですし、解決していこうとする課題も大きい。変革に対して上層部のモチベーションも非常に高い。“自分にやらせてほしい”という人に合っていますね。逆にイチから教えてほしい、勉強したいといったタイプは正直、活躍していくのは厳しいかもしれません」

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事業会社を離れることで見えた、自身の可能性

もうひとつ、大きく気になる点があった。

それは、高木さんが自社サービスを持つ「事業会社」から、いわゆる「クライアントワーク」を担う電通デジタルに転職したという部分だ。

「自社サービスを長く育てていく。ここは事業会社で働くおもしろさだと思います。ただ、視野が狭くなっていくという部分がどうしてもあって。たとえば、ツールひとつとっても、より効率化できるものがあるのに、自社の独自ツールを使っていたりすることも。その点、クライアントワークは、当然、クライアントが変わると課題も変わりますし、業種も変わる。そもそも対峙する組織のカルチャー、仕事の仕方も変わる。視野が広がると感じています」

そして「一概にどちらがいいとはいえない」というが彼の見解だ。重要なのは、本質的な課題をどう解決していくか。

「事業サイドを経験していることで、クライアントワークに活きることがありますし、その逆もしかりですよね。そういった意味では行き来をするほうがいい。流動性があがることでスキルや経験の幅は広がり、解決できる課題も多くなっていくのだと思います」

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元来の負けず嫌い。仕事でもより高みを目指したい。

インタビューの終盤、伺うことができたのは、高木さんの仕事観だ。なぜ、そこまで「新たなチャレンジ」に貪欲なのだろうか。

「スポーツに例えると凄く分かりやすいのですが、やっぱり上手くなりたいし、勝ちにこだわりたいんですよ。練習を積んで、試合に出て、勝ちたい。もし、負けたら悔しいからまた練習をする。ビジネスでいえば、スキルを磨くこと、そして競合に勝ちたいというのもそうですが、きちんと成果を出したい」

なぜ、勝ちにこだわるのだろうか。

最後に、彼の仕事に対するスタンスを紹介して終わりたい。

「なぜ、高校球児は甲子園を目指すのかといった問いと同じだと思うんです。練習でできることが増えて、真剣に戦って勝ったらシンプルにうれしい。それは人間の本質的な欲求なんじゃないかなって。もちろん“楽しく野球ができたらいいや”という人はいます。それを否定するわけではないですが、やるからにはトップクラスの場所で勝っていきたい。単純に負けず嫌いというのも大きいですね」

仕事で成長を志していく。決して自身に妥協しない。そういった哲学を持ち、今日も、そして明日も彼は自身のフィールドで勝負をしているはずだ。

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