REPORT
東北大学発ユニコーン「クリーンプラネット」

世界初「革新的クリーンエネルギー」実用化を目指す、注目ユニコーンが挑む地球環境の問題解決

掲載日:2020/11/30更新日:2021/02/18

地球温暖化に解決策をーー。世界初の革新的なクリーンエネルギーである「量子水素エネルギー」の実用化を目指すのが、クリーンプラネット社だ。想定時価総額1298億円。2020年9月に発表された「国内スタートアップの想定時価総額ランキング」では2位(*1)の次世代ユニコーンとして期待を集めている。今回は、同社で働く20代社員2名に「得られる経験・やりがい」「活躍できる人材の共通項」等について伺った。

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地球温暖化に解決策を。画期的にクリーンなエネルギーを、日本から世界へ。

パリ協定(*2)の締結、国連が訴えるSDGs(*3)で「安価なクリーンエネルギー普及」が求められ、世界的にESG投資(*4)が進むーーいま、環境・エネルギー分野への注目が高まっている。

新たなクリーンエネルギーで、いかに自然・社会・経済に多大なる影響を与える「地球温暖化」を、効果的に防止していくか。世界的にも「エネルギー分野」におけるイノベーションが求められ、世界各国での開発競争も激化している。

こういったなか、日本から世界初の画期的に新しい「量子水素エネルギー」の実用化を目指し、注目されているのが、クリーンプラネット社だ。株主には、日本を代表する不動産デベロッパーや、電力会社が名前を連ねる。想定時価総額は1298億円。知る人ぞ知る次世代ユニコーンとして、同エネルギー領域の基礎研究と実用化研究を推進し、世界的に大きな期待を集めている。

*1…国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版(2020年9月)
https://media.startup-db.com/research/marketcap-ranking-202009
*2…2020年以降の気候変動問題に関する、国際的な枠組み。「京都議定書」の後継となるもの。
*3…持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals
*4…環境・社会・企業統治への配慮ある企業を重視・選別して実施する投資

「量子水素エネルギー(「Quantum Hydrogen Energy)」とは

水素を燃料としながら、ガソリンの1,000倍以上という莫大なエネルギー密度をもたらす次世代のクリーンエネルギー技術。二酸化炭素(CO2)や、生物に有害な放射線などを放出しないことが特長。原子力発電で懸念される暴走事故の危険性もない。「再生可能エネルギー」の次代を担う「安全、安定、安価なクリーンエネルギー」として期待を集める。

量子水素エネルギーを用いた熱源や発電機は、既にあらゆる業界・業種の企業にて活用検討が進んでいる。具体的には、電気自動車への搭載、スマートシティ・オフィスビルの電力を賄う発電装置などが考えられる。クリーンプラネット社では、火力発電や原子力発電に代わる人々の生活に欠かせない「ベースロード電源」としての将来的な実用化を視野に入れる。地球環境や、社会との共存も容易な「量子水素エネルギー」による、次世代社会の「最高のインフラ」構築を目指す。

クリーンプラネット開発チームの画像

量子水素エネルギーの商用化に日夜取り組む、クリーンプラネットの開発チームのメンバー。神奈川県にある研究開発拠点「KAWASAKI BASE」はエンジニアと科学者で活気にあふれている。 

産業×アカデミアの創造的連携で「未来」を発明せよ

とくにクリーンプラネット社の強みは「産業とアカデミアの創造的な連携」といえる。2015年4月、東北大学と共同研究部門(凝縮系核反応研究部門)を設立し、すでに独自の発熱方法を用いたデモ機が完成。量子水素エネルギーを用いた発熱装置の基礎部分、制御、システムなど「8つ」の特許を取得。世界10ヵ国にて特許を取得している。

教育研究機関・研究者との次世代エネルギー発明にて協力、支援を行い、基礎研究段階の革新的な「技術シーズ」と、各産業における「エネルギーニーズ」とのマッチングを図る。発電効率が極めて高い小型発電機の技術ライセンシングを用いた、「量子水素エネルギー」の世界への普及を視野に入れる。

20代活躍社員が語る、クリーンプラネット社で得られるキャリア

実際、クリーンプラネット社で働くことで得られるキャリアとは?開発部門、管理部門、それぞれで働く2名に活躍できる人材の共通項と共に伺った。

「私が働いているのは『KAWASAKI BASE』という開発拠点です。東北大学で行なっている基礎研究を実用化する上でのデモ装置を開発し、外部にも披露していく部署です。ユニークなのは、開発のスタイル。指示がほとんどなく、開発者たちの自発性に委ねられています。設計や計算を専門とする開発者もいれば、私のように“広めていく”に強い思いがあるメンバーは社外向けに研究内容の解説もする。自ら考え、アイデアを実行できるか。正直、言われた通りに言われたことだけやりたい方は向かないかもしれません。また、知識が豊富でも考えすぎて動けないと何も進まない。そういった意味で、とくに20代であれば、基礎を除き、学力や知識はさほど重要ではないと私は考えます。開発でいえば20代メンバーは私ひとりですが、意見は非常に言いやすく、フラット。未だ解明されていない分野のことなので、逆に何でも言いやすい。多様な意見を統合し、試してみよう、となることが多い。こういった環境が楽しめる方が活躍できるように思います」(開発職:村上翔一さん)

クリーンプラネットの村上翔一さん、金谷美希さんの画像

村上 翔一(29):写真左
新卒ではディーラーを経験し、新人新車売上No.1に。その後、大学院に進学。卒業後、研究者派遣会社に所属し、東北大学での量子水素エネルギーの基礎研究を担当することになったことから、クリーンプラネットと出会う。2年半ほどの基礎研究を経て、2020年7月にクリーンプラネットの開発員として入社。

金谷美希(28):写真右
2015年4月、食品メーカー入社。一般事務として各種書類作成を担当する。2020年3月にクリーンプラネットへ。現在は、事務、経理、人事、財務といった管理部門全般を手がける。

「私は前職では50名規模の会社で一般事務をしていたのですが、クリーンプラネットは管理部門全体でもまだ6名しか在籍していません。就業規則や社内の仕組みなどを含めて未完成な部分が多く、これがベンチャー企業か、と最初は驚きました。ただ同時に、一つの部門だけ、ということではなく、幅広い管理部門業務に携われ、知見が得られるのは魅力的に感じます。面接では私自身、成長企業で働くことで、経理、財務、総務、人事と、幅広くスキルが得られる、と話をいただき、そこに惹かれました。前職では経理に関してはほんの一部の業務しかやったことがなかったのですが、今では経理はもちろんのこと、人事関係や、決算資料の作成などの多種多様な業務に触れています。

固定された業務ではなく、管理部門のさまざまな業務に携わりたい方には向いているかもしれないですね。成長が期待されるベンチャーだけあって、社内の雰囲気は明るく、社長がとにかくパワフル!!そのエネルギーに社員みんなも引き上げられ、高いモチベーションで働けています。この雰囲気に馴染めるかどうかも大切だと思います」(管理部門:金谷美希さん)

同社では、それぞれの部門にて次世代を担う人材を積極採用している。2021年以降、さらなる飛躍が期待されるクリーンプラネット社。今、この時期に入社し、企業成長と自身の成長を重ねるチャンスとなるはずだ。

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