掲載日:2021/11/01更新日:2021/12/07
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総資産は約73兆円ーー5大銀行グループの一角を占める、りそなグループ。その中核を担う、「りそな銀行」が、55ポジションで中途採用を行なう。業界でも先駆けて「脱・銀行」を掲げ、変革に取り組む同社では、M&A、アセットマネジメント、不動産をはじめとした各領域における、未来の「金融」を担う次世代人材を募集していく。
りそなグループについて:
りそなグループは、りそなホールディングスの傘下に、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループを持つ金融サービスグループ。国内最大の信託併営リテールバンキンググループでもある。
※55ポジション募集は2021年11月現在実施している募集ポジションとなります。随時募集中の求人はご確認ください。
脱・銀行の精神を。
従来の銀行業務にとどまっていては先がないーー
こうした危機感から、銀行のなかでも先駆けて「脱・銀行」を打ち出し変革を続けているのが、りそな銀行だ。
事実、持株会社・りそなホールディングスが、銀行業で唯一「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄」に2年連続で選出(2020年、2021年)。銀行のなかでも独自の道を歩み、評価を得る。
たとえば、デジタルアートで知られるベンチャー企業「チームラボ」と協業して開発した、『りそなグループアプリ』。2018年2月のリリース以来、2021年3月時点で367万ダウンロードを突破した。最近では地方銀行とのデジタル分野での戦略的提携を行なっており、グループアプリのプラットフォーム提供など、自社のみにとどまらないより一層の非対面ビジネスの強化を図っていく。
他にも、2021年7月には、IBMやNTTデータとのオープンイノベーションによる、「金融デジタルプラットフォーム」の共創も発表。地域の金融機関や企業などが、多様なテクノロジーを活用できる状態を目指す。
こうした新しい施策を次々と打ち出していく、りそなを支えているのが、首都圏、関西圏における地域密着型のリテールを中心とした顧客基盤。そして、信託併設の商業銀行として国内最大規模というアセットだ。
とくに、信託の商品・サービスは豊富で、資産・事業承継や不動産仲介業務を銀行本体でワンストップにて取り扱えるフルラインの信託機能を持つ。
たとえば、事業継承における取り組みとして、2021年1月には事業継承ファンドを設立。これは、中小企業に対して原則100%出資するファンド。技術力などに強みを持つが後継者不在など事業承継に課題を抱えている中堅・中小企業の企業価値向上及び持続的な事業発展を支援していく目的で誕生した。すでに9月には、同ファンドを通じて電子部品商社「扶桑商事」の全株式を取得したと発表。今後、企業統治に加えて、中長期経営計画の策定支援、次世代の後継者育成などにも取り組む。企業の内側で経営体制の強化や財務改善を行うことを通じて、最適な次の株主にバトンをつないでいく。
今後さらにこうした強みを磨いていくべく、2021年度、55ポジションの採用に向けてアクセルを踏む。
りそなは、メガバンク、専業信託銀行、地方銀行が有する強みをあわせ持ち、独自のポジションを築いている。
チームラボとの協業で開発した、りそなグループアプリ。2023年までに500万ダウンロードを掲げている。
55ポジションを募集へ
さまざまな取り組みを行ないながら「リテールNo.1」を目指すりそな。新しい取り組みをよりスピーディに実現していくために「55ポジション」の採用を実施。その中でも今回は成長分野でもある不動産、M&A、アセットマネジメントについて、それぞれの特徴や取り組み、中途入社者の声を紹介したい。
・M&A
社会背景として後継者不足に悩む中小企業、選択と集中を進める上場企業ともにM&Aにニーズが高まるなか、同社の中期経営計画では2023/3期にはM&Aの新規受託件数250件を目指す(2020/3期比+120件)。
時代のニーズにマッチした専門的な仕事をしながら、M&A終了後も長期的に顧客との関係を深められることも同社のM&Aにおける魅力だ。
「前勤務先ではM&A等に関しては本部にトスアップ後、主体的に関われずもどかしい思いをしていました。今後後継者不足などニーズがますます高まる中、早く専門性を身につけキャリアアップしたいと思い、専門のキャリアを歩めるところに魅力を感じ応募しました。専門部署に配属され先輩社員のOJTのもと、お客さま訪問や案件の資料作成などに関わっています」
「お客さまと銀行の長期的な関係があり、M&Aで売買して終わりではないところに魅力を感じて応募、入社しました」
・不動産
不動産仲介のみならず、そのネットワークを活用しながら、顧客が既に持つ不動産の有効活用に向けたコンサルティング提案やアセットマネジメント業務等も行なう。直近1年以内に入社し、不動産領域において活躍する社員たちは、同部署の魅力をこう語る。
「フラットな雰囲気で最初から非常に馴染みやすかったです。銀行ならではのルールもありますが、納得感のある内容なので、慣れれば問題なく進められています」
「入社半年ぐらいはOJTでした。先輩社員について様々な支店を回りながら案件に触れていました。住居から商業ビル、寮などアセットの金額も種類も豊富でやりがいを感じています」
「土日が休みになったことで家族と過ごせる時間も増えました」
・アセットマネジメント
2015年8月に設立された、りそなアセットマネジメント。2020年8月にりそな銀行信託部門の運用機能を集約して国内有数の運用会社に。その運用資産残高は28兆円、運用担当者は約100名にのぼる。
もともと、りそなとして年金運用で長期運用における安定的な運用力に強みを持つこと、さらには昨今の中長期的な資産形成に係るニーズの高まりを背景に、りそなアセットマネジメントの持つ中長期的な運用力への注目度がアップ。結果、新規ファンドの設立が増加しており、これらの運用やレポートの作成業務においても新たな人手が必要になっているという。
また、今世間から関心が高まっている責任投資(ESG投資)についても、2008年より業界でも先駆けて着手。今後はESGにおける国内のルールメーカーを輩出することを目的とし取り組みを継続していく。
また、今回の募集は、本部配属が基本だという。
採用責任者は「今回の募集は、本部でのキャリア、金融スペシャリストとして歩みたい方にとって大きな挑戦の舞台となるはずです」と語る。
2021年、プロフェッショナル評価制度も開始へ
2021年からはプロフェッショナル評価といった人事制度も開始している。
銀行の業務を19コースときめ細かく区分し、それぞれのプロフェッショナルを目指す従業員のキャリア形成をサポートしていくという制度。若手社員でも、成長スピードが早く、高い専門性があれば、早期から能力に応じた重要な仕事を担当できるチャンスが広がっている。
また、職位(ポスト)の「縦軸」、専門性の「横軸」の2軸を設けており、それぞれの軸においてキャリアアップを目指すことが可能。専門性を磨きたい人財にとっても安心して自分の専門分野の知識を深めながら長期的にキャリアアップをしていくことができる環境だ。
もう1つ、特徴的な人事制度として、「本拠エリア制度」がある。これは、社員自身の本拠エリアを、「関東」と「関西」のいずれかを選べる制度。家庭の状況を踏まえた上で、異なるマーケット経験により成長する等、期間限定でエリア外勤務をすることはあるが、本拠エリア内での勤務を原則としている。
働きやすさも整備された環境下で、腰を据えてスキルを磨いていくことができるはずだ。
さらに今、社会の急激な変化によって、金融業界をとりまく環境も大きく変化している。こうしたなか、「脱・銀行」の精神で、次なる銀行の在り方を模索していく。多くのチャレンジのフィールドがあるはずだ。
ぜひ、少しでも興味を持った方は、まず求人票にある「興味あり」を押してみることをおすすめしたい。そうすれば、事前の合格可能性を受け取ることが可能だ。
参考:
りそなが中小企業の「承継」で見せる決死の覚悟|東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/374520
りそな銀、部品商社を買収 事業承継ファンド第1号|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75360090R00C21A9EE9000/